2008年 08月 16日
トリハダ3 夜ふかしのあなたにゾクッとする話を |
おとといの深夜の放送されていたドラマ「トリハダ3 夜ふかしのあなたにゾクッとする話を」を録画してあったので見てみた。
このドラマはある女性が部屋でたまたま見たテレビ番組という設定であり、その番組内のストーリーとして5~10分短編を6話分展開しながら、話の合間合間にテレビを見ている女性の状況を描くというような構成。
上京してきたばかりの主人公の女性が何気なくつけたテレビ番組は何かホラーかサスペンスのような感じ・・・・というプロローグに始まり、その番組内ドラマの内容としては~まずアパートの隣の部屋でうるさくしているカップルに対し壁に向かって怒鳴った男がその後しばらくして隣から聞こえる喘ぎ声に気になり耳を壁に向けたところ・・・・という第1話「甘い誘いは死へのいざない」、普段からずっとヘッドホンで音楽を聴き続ける少女は駅で何か異変が起こっても気付かず・・・という第2話「雑音と無音の因果律」、近所で殺人事件があったというニュースが流れる中、主人公の女性の部屋にやってきた消火器点検の男は何か怪しくて・・・という第3話「偽装された殺意の行方」、誰かに見られたりしているような気配を感じる女性に違和感の真実とは・・・?という第4話「概念における誤解と真実」、デリバリーへルス嬢を呼ぶものの、来たのは何か不気味な女だったため、店側に他の女性にしてくれと言うが何度変えてくれと頼んでもやってくるのは何故か同じ女性だった・・・という第5話「貪欲な愛情に起因する戦慄」、周囲に冷たい自己中心的な男に突然つきまとってきた変な中年男、二人は変に張り合い、妙な競争を始めるが・・・という第6話「常識を逸脱した非情の結末」。
これらの話と併行して番組を観る女性が窓の外を見た時、向かいの部屋の男がいつまでたっても自分の部屋を見つめ続けているという事態に恐怖するというエピソードが描かれるが、その真相は・・・というオチもあったりで全体的に展開が読めたエピソードもありながら一つ一つの話が短く、テンポ良く観られるので結構楽しめたし、第1話や第2話、第5話など現代社会における人間の心に隠された狂気や異常性が何かの拍子に少し姿を見せたような、「ありそう」とも思わせるエピソードはリアルに恐怖を感じさせるし、中には第4話みたいな都市伝説的エピソードやサイコスリラー的な第3話、他人への思いやりや意識自体が異常化しつつあるのを感じさせる第6話や、日常のすぐ真近に存在する死を感じさせるプロローグ~エピローグ・エピソードといった「サイコ版」世にも奇妙な物語ともいえるような印象も受けたドラマだった。
それにしても谷村美月演じる番組を観る女性がラストに見せたあの表情は都会の狂気の洗礼を受け、異常な社会を認識する事で何かが壊れたような怖さを感じさせる印象的な顔だったし、この恐怖のオムニバス・ストーリーの締めくくりにふさわしい顔だったと思う。
それにしても関東ではこのドラマは既に4月に放送されていたらしいが、何で関西はこんなに遅れて放送なのか・・・?気に入ったドラマだけにもっと早く観たかったし、このレベルなら1と2もどんなものだったか観てみたいが、まだDVDにはなってないらしいので早くDVDを出すか再放送かしてもらいたいものである。
このドラマはある女性が部屋でたまたま見たテレビ番組という設定であり、その番組内のストーリーとして5~10分短編を6話分展開しながら、話の合間合間にテレビを見ている女性の状況を描くというような構成。
上京してきたばかりの主人公の女性が何気なくつけたテレビ番組は何かホラーかサスペンスのような感じ・・・・というプロローグに始まり、その番組内ドラマの内容としては~まずアパートの隣の部屋でうるさくしているカップルに対し壁に向かって怒鳴った男がその後しばらくして隣から聞こえる喘ぎ声に気になり耳を壁に向けたところ・・・・という第1話「甘い誘いは死へのいざない」、普段からずっとヘッドホンで音楽を聴き続ける少女は駅で何か異変が起こっても気付かず・・・という第2話「雑音と無音の因果律」、近所で殺人事件があったというニュースが流れる中、主人公の女性の部屋にやってきた消火器点検の男は何か怪しくて・・・という第3話「偽装された殺意の行方」、誰かに見られたりしているような気配を感じる女性に違和感の真実とは・・・?という第4話「概念における誤解と真実」、デリバリーへルス嬢を呼ぶものの、来たのは何か不気味な女だったため、店側に他の女性にしてくれと言うが何度変えてくれと頼んでもやってくるのは何故か同じ女性だった・・・という第5話「貪欲な愛情に起因する戦慄」、周囲に冷たい自己中心的な男に突然つきまとってきた変な中年男、二人は変に張り合い、妙な競争を始めるが・・・という第6話「常識を逸脱した非情の結末」。
これらの話と併行して番組を観る女性が窓の外を見た時、向かいの部屋の男がいつまでたっても自分の部屋を見つめ続けているという事態に恐怖するというエピソードが描かれるが、その真相は・・・というオチもあったりで全体的に展開が読めたエピソードもありながら一つ一つの話が短く、テンポ良く観られるので結構楽しめたし、第1話や第2話、第5話など現代社会における人間の心に隠された狂気や異常性が何かの拍子に少し姿を見せたような、「ありそう」とも思わせるエピソードはリアルに恐怖を感じさせるし、中には第4話みたいな都市伝説的エピソードやサイコスリラー的な第3話、他人への思いやりや意識自体が異常化しつつあるのを感じさせる第6話や、日常のすぐ真近に存在する死を感じさせるプロローグ~エピローグ・エピソードといった「サイコ版」世にも奇妙な物語ともいえるような印象も受けたドラマだった。
それにしても谷村美月演じる番組を観る女性がラストに見せたあの表情は都会の狂気の洗礼を受け、異常な社会を認識する事で何かが壊れたような怖さを感じさせる印象的な顔だったし、この恐怖のオムニバス・ストーリーの締めくくりにふさわしい顔だったと思う。
それにしても関東ではこのドラマは既に4月に放送されていたらしいが、何で関西はこんなに遅れて放送なのか・・・?気に入ったドラマだけにもっと早く観たかったし、このレベルなら1と2もどんなものだったか観てみたいが、まだDVDにはなってないらしいので早くDVDを出すか再放送かしてもらいたいものである。
by lucifuge
| 2008-08-16 23:20
| ドラマ/邦画