2008年 08月 23日
櫻井智子個展「古くからの住人」 |
京都・烏丸三条にあるギャラリー「neutron」で友人の画家である櫻井智子さんが個展「古くからの住人」をされているので見に行ってきた。
櫻井さんの作品は主に生物をモチーフとした幻想的世界を「墨」を表現のメインに使って描くというのが独特であるが、今回は「アルマジロ」や「ゾウガメ」、「アリクイ」、「タコ」、「タランチュラ」などをモチーフにした大き目の作品が展示されていた。
墨独特の技法というか濃淡の面白さが活かされた表現と、細密で装飾的にも感じられる生物の構成要素の表現はテレビや本などで見た事がある生物を描いているにしても全く違う新鮮な印象を受けるし、細部の表現はじっくり見たくなる。
私が作品として特に気に入ったのは「タコ」だが、ああいう軟体生物特有のウネウネ感とかネバっこさが墨の表現とうまく合っていたと思うし、他の作品ではアルマジロや屏風に描いたタランチュラも好きな感じ。
展示数としては少なめだった気もするが、一つ一つの作品が大きく、しっかり描き込まれて完成度が高いものになっているし、ギャラリースペースの広さ的には妥当だった感じもする。
私は最近生物系モチーフメインの作品は描いてないが、こういう作品を見るとまたそういう幻想的な生物世界を描いた作品もやってみたくなった。
櫻井さんの作品は主に生物をモチーフとした幻想的世界を「墨」を表現のメインに使って描くというのが独特であるが、今回は「アルマジロ」や「ゾウガメ」、「アリクイ」、「タコ」、「タランチュラ」などをモチーフにした大き目の作品が展示されていた。
墨独特の技法というか濃淡の面白さが活かされた表現と、細密で装飾的にも感じられる生物の構成要素の表現はテレビや本などで見た事がある生物を描いているにしても全く違う新鮮な印象を受けるし、細部の表現はじっくり見たくなる。
私が作品として特に気に入ったのは「タコ」だが、ああいう軟体生物特有のウネウネ感とかネバっこさが墨の表現とうまく合っていたと思うし、他の作品ではアルマジロや屏風に描いたタランチュラも好きな感じ。
展示数としては少なめだった気もするが、一つ一つの作品が大きく、しっかり描き込まれて完成度が高いものになっているし、ギャラリースペースの広さ的には妥当だった感じもする。
私は最近生物系モチーフメインの作品は描いてないが、こういう作品を見るとまたそういう幻想的な生物世界を描いた作品もやってみたくなった。

by lucifuge
| 2008-08-23 21:17
| 芸術・アート/展覧会