2008年 08月 25日
実録 アメリカの陰謀スペシャル |
宙出版発行のコンビニコミック「実録 アメリカの陰謀スペシャル」を読んだ。
アメリカの行なっている知られざる陰謀の数々をテーマに漫画にしたものであるが、内容としては最近の陰謀論としては有名な「9.11」同時多発テロ事件はブッシュ大統領も含まれるネオコン(新保守主義)グループや巨大な軍事産業複合体が戦争して儲けるために行なった自作自演テロであるという説や、アメリカの軍事専門家が未来予測シュミレーション小説として発表した「ショーダウン」に書かれている日中戦争の勃発とそれに対するアメリカの動き方など現実とも重なる部分も含めた恐るべき陰謀のシナリオの他、アメリカが第二次大戦後に対ソ連の名目で開発した世界的盗聴システム「エシュロン」の脅威、そしてこちらもオカルト系の本やテレビ番組ではよくとりあげられている「アポロの月面着陸捏造説」、同じく日本のオカルト系番組では有名な超能力者マクモニーグルも登場するアメリカの「超能力軍事計画」、ブッシュが立候補した大統領選挙戦で禁止されている「サブリミナル」と大衆洗脳が行われていたという陰謀、アメリカではほとんど報道されず、その存在が認知すらされてないらしい「狂牛病」における陰謀、小泉政権時代の日中関係悪化の背後にあったというアメリカの暗躍と自衛隊の軍備強化の関係、南北戦争時代からアメリカに存在している危険な白人至上主義団体「KKK」の真実、世界のIT企業を牛耳るビル・ゲイツやアメリカで最も有名な不動産王ドナルド・トランプの半生といった感じのものが収録されている。
中でも日本人として気になるのは北京オリンピック後からを舞台に2009年に起こという「日中戦争」のシナリオである。
小説内では安倍元首相が中国に強鞭姿勢をとり、中国側は靖国参拝を自国に対する宣戦布告と判断、尖閣諸島に攻め入るが同盟国アメリカは日本を見捨てるといった展開がされているものの、現在は全然対中国に弱腰な福田首相で(これはこれで問題あるが)予想の多くは外しているし、この展開にはならないと思うが、小泉時代の日中関係悪化みたいにアメリカのような大国が何かの工作をして政治や民衆の流れを変えたりなんて事は有り得るし、油断はならない気もする・・・・。
それから世界中の情報を盗聴できるという「エシュロン」も実在するとすればこんなに他国にとって脅威になるものはないし、サブリミナルの洗脳や情報操作など本当は「自由の国」でも何でもない恐ろしい国かもしれない。
かといってそんなに強大な力を持ちながらも目先の利益を優先して国内に狂牛病を蔓延させてしまっているという愚かさとか、もしこの本の話をみんな事実とするなら一体アメリカはどこに向かっているのかワケわからん感じでもある・・・。
「超能力軍事利用」はソ連でも研究されてたようだし、アメリカでそういう事があってもおかしくはなく、実際そういう能力を持った人もいるとは思うが、マクモニーグルに関しては別の実話系の本で超能力者でも何でもない偽物説なんてのも出てるし、彼がそういう秘密機関の研究に関わっていたかどうかは多少胡散臭い感じもする話でもある。
でもラストに載っていた「ビル・ゲイツ」と「ドナルド・トランプ」の話は単なるアメリカンドリームの体現者の紹介というか彼らの独創的思考や奇抜で大胆な行動によってビジネスチャンスを切り開いていくなど、結構読んでいて「なるほど」と思える部分もあるサクセス・ストーリーだったし、「陰謀」とは何にも関係なくて、何でこれが収録されているのかも本の編集的にワケわからん感じだったが・・・(笑)
アメリカの行なっている知られざる陰謀の数々をテーマに漫画にしたものであるが、内容としては最近の陰謀論としては有名な「9.11」同時多発テロ事件はブッシュ大統領も含まれるネオコン(新保守主義)グループや巨大な軍事産業複合体が戦争して儲けるために行なった自作自演テロであるという説や、アメリカの軍事専門家が未来予測シュミレーション小説として発表した「ショーダウン」に書かれている日中戦争の勃発とそれに対するアメリカの動き方など現実とも重なる部分も含めた恐るべき陰謀のシナリオの他、アメリカが第二次大戦後に対ソ連の名目で開発した世界的盗聴システム「エシュロン」の脅威、そしてこちらもオカルト系の本やテレビ番組ではよくとりあげられている「アポロの月面着陸捏造説」、同じく日本のオカルト系番組では有名な超能力者マクモニーグルも登場するアメリカの「超能力軍事計画」、ブッシュが立候補した大統領選挙戦で禁止されている「サブリミナル」と大衆洗脳が行われていたという陰謀、アメリカではほとんど報道されず、その存在が認知すらされてないらしい「狂牛病」における陰謀、小泉政権時代の日中関係悪化の背後にあったというアメリカの暗躍と自衛隊の軍備強化の関係、南北戦争時代からアメリカに存在している危険な白人至上主義団体「KKK」の真実、世界のIT企業を牛耳るビル・ゲイツやアメリカで最も有名な不動産王ドナルド・トランプの半生といった感じのものが収録されている。
中でも日本人として気になるのは北京オリンピック後からを舞台に2009年に起こという「日中戦争」のシナリオである。
小説内では安倍元首相が中国に強鞭姿勢をとり、中国側は靖国参拝を自国に対する宣戦布告と判断、尖閣諸島に攻め入るが同盟国アメリカは日本を見捨てるといった展開がされているものの、現在は全然対中国に弱腰な福田首相で(これはこれで問題あるが)予想の多くは外しているし、この展開にはならないと思うが、小泉時代の日中関係悪化みたいにアメリカのような大国が何かの工作をして政治や民衆の流れを変えたりなんて事は有り得るし、油断はならない気もする・・・・。
それから世界中の情報を盗聴できるという「エシュロン」も実在するとすればこんなに他国にとって脅威になるものはないし、サブリミナルの洗脳や情報操作など本当は「自由の国」でも何でもない恐ろしい国かもしれない。
かといってそんなに強大な力を持ちながらも目先の利益を優先して国内に狂牛病を蔓延させてしまっているという愚かさとか、もしこの本の話をみんな事実とするなら一体アメリカはどこに向かっているのかワケわからん感じでもある・・・。
「超能力軍事利用」はソ連でも研究されてたようだし、アメリカでそういう事があってもおかしくはなく、実際そういう能力を持った人もいるとは思うが、マクモニーグルに関しては別の実話系の本で超能力者でも何でもない偽物説なんてのも出てるし、彼がそういう秘密機関の研究に関わっていたかどうかは多少胡散臭い感じもする話でもある。
でもラストに載っていた「ビル・ゲイツ」と「ドナルド・トランプ」の話は単なるアメリカンドリームの体現者の紹介というか彼らの独創的思考や奇抜で大胆な行動によってビジネスチャンスを切り開いていくなど、結構読んでいて「なるほど」と思える部分もあるサクセス・ストーリーだったし、「陰謀」とは何にも関係なくて、何でこれが収録されているのかも本の編集的にワケわからん感じだったが・・・(笑)

by lucifuge
| 2008-08-25 22:09
| 本/コンビニ本