2008年 09月 21日
井上 光太郎 × 行 千草 「ロックンロール拝謁」 |
今日は大阪・本町にある画廊「ミリバール・ギャラリー」まで「井上 光太郎 × 行 千草 二人展~ロックンロール拝謁」を見に行って来た。
出品者のうちの一人、行さんは大学時代の後輩で現代美術系の作家であるが、今回の作品は昔のイメージとまた違って動物などのモチーフと食べ物のモチーフを組み合わせるという、現代美術的作品でありながら要素の選び方などある意味シュールレアリズム的でもあり、幻想芸術的でもあるという不思議な絵に仕上がっている。
動物モチーフとしてシマウマが好んで描かれているが、シマウマという動物の持つ固有の魅力というか「縞」の表現と寿司やアイスクリームの組み合わせという意表をつく構成とか一見深い海の底にいるクラゲのように見える絵が実は夜の公園を描いたものだったりといったイメージの転換など独特の布を使ったテクスチャーに加えて個性的な魅力が展開されていた作品群だった。
またもう一人の作家である井上光太郎さんの作品は町の何か奇妙に感じる風景の一角を切り取ったようなものや、ちょっと外観的に変わった洋館の風景に自分なりのイメージを融合させて描いたような作品で展覧会のタイトルであるロックのイメージで例えるなら私的にはそのどんよりどよどよした印象からしてニルヴァ-ナやトゥ-ルのようなグランジ・ロックやカテドラルのようなドゥーム・メタルのような何ともいえない暗さや重さを感じるイメージに思える。
同じように前述の行さんの作品をロックに例えてみた場合、キング・クリムゾンやピンク・フロイドのような奇想天外なプログレッシブ・ロックといったイメージも感じたりでそれぞれの違ったイメージが展覧会として面白いものになっていたとも思う。
久しぶりに会ったので最近の活動の話とか共通の友人の話などで盛り上がったし、井上さんも交えて絵についても色々語り合ったりと楽しい時間だったが、私が普段交流する幻想系の作家だけでなく、こういう現代美術系の作家の方々とも様々な話をする事はこちら側だけの美術世界の見方では気付けない事を気付かせてくれたり、話の中でまた新たなアイデアが生まれたりと有意義だし、自分の世界を限定せず交流を広めていったり制作の幅を広げていく事は大事だと思った。
出品者のうちの一人、行さんは大学時代の後輩で現代美術系の作家であるが、今回の作品は昔のイメージとまた違って動物などのモチーフと食べ物のモチーフを組み合わせるという、現代美術的作品でありながら要素の選び方などある意味シュールレアリズム的でもあり、幻想芸術的でもあるという不思議な絵に仕上がっている。
動物モチーフとしてシマウマが好んで描かれているが、シマウマという動物の持つ固有の魅力というか「縞」の表現と寿司やアイスクリームの組み合わせという意表をつく構成とか一見深い海の底にいるクラゲのように見える絵が実は夜の公園を描いたものだったりといったイメージの転換など独特の布を使ったテクスチャーに加えて個性的な魅力が展開されていた作品群だった。
またもう一人の作家である井上光太郎さんの作品は町の何か奇妙に感じる風景の一角を切り取ったようなものや、ちょっと外観的に変わった洋館の風景に自分なりのイメージを融合させて描いたような作品で展覧会のタイトルであるロックのイメージで例えるなら私的にはそのどんよりどよどよした印象からしてニルヴァ-ナやトゥ-ルのようなグランジ・ロックやカテドラルのようなドゥーム・メタルのような何ともいえない暗さや重さを感じるイメージに思える。
同じように前述の行さんの作品をロックに例えてみた場合、キング・クリムゾンやピンク・フロイドのような奇想天外なプログレッシブ・ロックといったイメージも感じたりでそれぞれの違ったイメージが展覧会として面白いものになっていたとも思う。
久しぶりに会ったので最近の活動の話とか共通の友人の話などで盛り上がったし、井上さんも交えて絵についても色々語り合ったりと楽しい時間だったが、私が普段交流する幻想系の作家だけでなく、こういう現代美術系の作家の方々とも様々な話をする事はこちら側だけの美術世界の見方では気付けない事を気付かせてくれたり、話の中でまた新たなアイデアが生まれたりと有意義だし、自分の世界を限定せず交流を広めていったり制作の幅を広げていく事は大事だと思った。
by lucifuge
| 2008-09-21 22:27
| 芸術・アート/展覧会