2008年 10月 18日
風景と人物の表現展 |
大阪・西天満にある画廊「ギャラリーベルンアート」で行なわれている「風景と植物の表現展」を見に行ってきた。
ここの画廊は主に幻想系の作品を扱っており、これまでここで見た展覧会もいかにも幻想的な魅力ある作品を集めた個展やグループ展ばかりだったのだが、今回は「風景と植物」をテーマにという事で河村雅文、中司満夫、蛭田均、福島清の4人に作家を集め、これまでのいかにも「幻想」といった作品とは違った雰囲気になっている展覧会の印象。
一見普通の植物の静物画や風景を描いてながらもタンスの引出しから草が生えていたり、よく見たら不思議な世界設定になっている河村氏、それから中司氏の作品は緻密に描かれた普通の風景画のようで、話を聞いてみると実は自分の様々なイメージや印象を風景の中に取り込み再構築したような、ある意味幻想的作品ともいえるし、風景に何か薄いもやがかかったような様子を感じさせ現実とは違う別世界を描いたようにも見える蛭田氏、独特の描き方で風景を見せる福島氏とそれぞれみんな個性的だった。
また中司氏のフランスやスペインに行った時の話とか自分がどういう経緯で画家としての道を歩んできたかという話も面白かったし、福島氏の何とも言えない妙な比喩表現とか独特でマイペースな話など人間的にも強烈な印象を受けたり、展覧会の場というのは作品や人物から色んな刺激が貰える面白い場所でもあると思う。
ここの画廊は主に幻想系の作品を扱っており、これまでここで見た展覧会もいかにも幻想的な魅力ある作品を集めた個展やグループ展ばかりだったのだが、今回は「風景と植物」をテーマにという事で河村雅文、中司満夫、蛭田均、福島清の4人に作家を集め、これまでのいかにも「幻想」といった作品とは違った雰囲気になっている展覧会の印象。
一見普通の植物の静物画や風景を描いてながらもタンスの引出しから草が生えていたり、よく見たら不思議な世界設定になっている河村氏、それから中司氏の作品は緻密に描かれた普通の風景画のようで、話を聞いてみると実は自分の様々なイメージや印象を風景の中に取り込み再構築したような、ある意味幻想的作品ともいえるし、風景に何か薄いもやがかかったような様子を感じさせ現実とは違う別世界を描いたようにも見える蛭田氏、独特の描き方で風景を見せる福島氏とそれぞれみんな個性的だった。
また中司氏のフランスやスペインに行った時の話とか自分がどういう経緯で画家としての道を歩んできたかという話も面白かったし、福島氏の何とも言えない妙な比喩表現とか独特でマイペースな話など人間的にも強烈な印象を受けたり、展覧会の場というのは作品や人物から色んな刺激が貰える面白い場所でもあると思う。
by lucifuge
| 2008-10-18 23:13
| 芸術・アート/展覧会