2008年 10月 21日
CARCASS/JAPAN TOUR 2008 |
今日は大阪・心斎橋にあるBIG CATまでCARCASS(カーカス)のライブを見に行って来た。
「リヴァプールの残虐王」ことCARCASSは80年代後半から活動していたデスメタルの中でも特に激しいグラインド・コアと呼ばれるジャンルのバンドであるが、ただ単に激しくノイジーな音とデス・ヴォイスを表現しているのではなく初期は専門的な医学用語を使った歌詞に複雑怪奇なリフを組み合わせるという実験的なサウンドであったり、中期はデスメタルとしての残虐性も残しながら比較的聴き易い音作りや4thアルバムからは激しさに美しくメロディックな旋律が加わり、メロディック・でスメタルというジャンルの草分け的存在になったりとデスメタルの中では特異で飛び抜けた伝説的な存在だったが、5thアルバム以後の解散を最後にメンバーは散りぢりとなりライブで見ることは不可能だったのだが、今回期間限定で復活し見る機会に恵まれたのだった。
会場に入ると早速グッズを購入。
3種類のデザインのTシャツがあったが私は「やはりCARCASSといったらこれだろう」ともっとも過激な死体コラージュをデザインしたタイプを買う。
それからサイン付きでCDも売ってたのだがアルバムは全部持ってるし・・・と少し迷ったものの、よく見ると再発版はDVDとボーナストラックが付いていて以前のものとはバージョン違いなので、その中の私にとっては1番好きな3rdアルバムを購入。
今回のメンバーは揃う事もないだろうしサインは貴重かも。
会場に入るとまだそんなに人はいなかったし、前の方に行こうと思えば行けた感じだったが、あんまり前で暴れると体が痛くなって個展前だというのに後日絵の制作に支障が出そうなので今回は6列目くらいの左側端でじっくりプレイを見る事にした。
それからしばらく待った後ほぼ予定通りライブが始まる。
場内のセットはこれまでのアルバムのアートワークを構成したシンプルなものに加えてバックにはスクリーンがあり、そこにこのバンド独特な死体解剖やシンボルのイメージ、洗脳的映像などグロテスクなものが流れる中、3rdアルバムでは一番好きな1曲目Inpropagationがプレイされ、そのサウンドの重さにいきなり圧倒!続いてBuried Dreams、Corporal Jigsore、Carnal Forge、Incarnate Solvent Abuse、No Love Lost、This Mortal Coil、Embodimentなど3rdと4thを中心にした構成のセットリストで前半は展開していく。
デスメタル系バンドだがプレイのスタイルは正統はメタルのように並んで弾いたりいたって普通でPANTERAのダイムバック・ダレルみたいに激しく頭振り回してプレイするような見せ場はないが、曲の持つ破壊力や重量感、演奏の正確さなどは凄いしそのサウンドが発する巨大な力に呑み込まれる気にさえなる。
このまま音としては聴きやすくノリやすい3rdと4thを中心に進めるのかと思いきや、後半は2ndアルバムのReek of Putrefactionが始まり、これぞ本物の出スメタルといわんばかりの禍禍しい異様なサウンドが鳴り響く。
だが一転5thアルバムのCARCASSにしては少しポップな雰囲気もあるKeep on Rottingをプレイしたと思ったらまたもやとんでもなくエグイ1stのGenital Grinderが登場!そして同じく1stのRotten to the Goreと場内はかなりな激しい盛り上がりで警備員に連行されていく人も続々・・・それから4thのDeath Certificate、2ndのExhume to Consumeへと続いた後、少しMCがあってついに彼らの革新的名曲Heartworkが登場!
アルバムで聴くよりもさらに激しく、さらに精密な演奏は凄かったし、この日一番印象深い曲になった。
しかしながらこの後Carneousの部分的演奏を最後にアンコールもなく終わってしまったのは素晴らしいライブだっただけにもう少し見たかった感じもする。
でも実際に見て聴いてみてCARCASSはやっぱり伝説と呼ばれるにふさわしい凄いバンドだったし、久々にああいうゴアなサウンドの醍醐味を感じさせてくれたライブだった。
「リヴァプールの残虐王」ことCARCASSは80年代後半から活動していたデスメタルの中でも特に激しいグラインド・コアと呼ばれるジャンルのバンドであるが、ただ単に激しくノイジーな音とデス・ヴォイスを表現しているのではなく初期は専門的な医学用語を使った歌詞に複雑怪奇なリフを組み合わせるという実験的なサウンドであったり、中期はデスメタルとしての残虐性も残しながら比較的聴き易い音作りや4thアルバムからは激しさに美しくメロディックな旋律が加わり、メロディック・でスメタルというジャンルの草分け的存在になったりとデスメタルの中では特異で飛び抜けた伝説的な存在だったが、5thアルバム以後の解散を最後にメンバーは散りぢりとなりライブで見ることは不可能だったのだが、今回期間限定で復活し見る機会に恵まれたのだった。
会場に入ると早速グッズを購入。
3種類のデザインのTシャツがあったが私は「やはりCARCASSといったらこれだろう」ともっとも過激な死体コラージュをデザインしたタイプを買う。
それからサイン付きでCDも売ってたのだがアルバムは全部持ってるし・・・と少し迷ったものの、よく見ると再発版はDVDとボーナストラックが付いていて以前のものとはバージョン違いなので、その中の私にとっては1番好きな3rdアルバムを購入。
今回のメンバーは揃う事もないだろうしサインは貴重かも。
会場に入るとまだそんなに人はいなかったし、前の方に行こうと思えば行けた感じだったが、あんまり前で暴れると体が痛くなって個展前だというのに後日絵の制作に支障が出そうなので今回は6列目くらいの左側端でじっくりプレイを見る事にした。
それからしばらく待った後ほぼ予定通りライブが始まる。
場内のセットはこれまでのアルバムのアートワークを構成したシンプルなものに加えてバックにはスクリーンがあり、そこにこのバンド独特な死体解剖やシンボルのイメージ、洗脳的映像などグロテスクなものが流れる中、3rdアルバムでは一番好きな1曲目Inpropagationがプレイされ、そのサウンドの重さにいきなり圧倒!続いてBuried Dreams、Corporal Jigsore、Carnal Forge、Incarnate Solvent Abuse、No Love Lost、This Mortal Coil、Embodimentなど3rdと4thを中心にした構成のセットリストで前半は展開していく。
デスメタル系バンドだがプレイのスタイルは正統はメタルのように並んで弾いたりいたって普通でPANTERAのダイムバック・ダレルみたいに激しく頭振り回してプレイするような見せ場はないが、曲の持つ破壊力や重量感、演奏の正確さなどは凄いしそのサウンドが発する巨大な力に呑み込まれる気にさえなる。
このまま音としては聴きやすくノリやすい3rdと4thを中心に進めるのかと思いきや、後半は2ndアルバムのReek of Putrefactionが始まり、これぞ本物の出スメタルといわんばかりの禍禍しい異様なサウンドが鳴り響く。
だが一転5thアルバムのCARCASSにしては少しポップな雰囲気もあるKeep on Rottingをプレイしたと思ったらまたもやとんでもなくエグイ1stのGenital Grinderが登場!そして同じく1stのRotten to the Goreと場内はかなりな激しい盛り上がりで警備員に連行されていく人も続々・・・それから4thのDeath Certificate、2ndのExhume to Consumeへと続いた後、少しMCがあってついに彼らの革新的名曲Heartworkが登場!
アルバムで聴くよりもさらに激しく、さらに精密な演奏は凄かったし、この日一番印象深い曲になった。
しかしながらこの後Carneousの部分的演奏を最後にアンコールもなく終わってしまったのは素晴らしいライブだっただけにもう少し見たかった感じもする。
でも実際に見て聴いてみてCARCASSはやっぱり伝説と呼ばれるにふさわしい凄いバンドだったし、久々にああいうゴアなサウンドの醍醐味を感じさせてくれたライブだった。

by lucifuge
| 2008-10-21 23:15
| 音楽