2008年 11月 16日
櫛笛 |
邦画ホラー「恐怖のシネマ館」シリーズの1本である「櫛笛」をDVDで観た。
ある町に越してきた理髪師である洋子は店の他に病院へも出張で髪を切りに行く仕事もしていたが、ある日髪を切った入院中の口のきけない少女が実は自分が住んでいる理髪店にかって母親と住んでいた少女であり、その母親は殺されバラバラ遺体となって発見されたショックから口がきけなくなっていた。
そして洋子の方も娘を似たような手口で殺された過去があり・・・・といった内容。
洋子と少女に共通する喪失感や悲しみ、事件の共通性や同じ犯人だと思わせるびっこをひいた怪しい男の描写、人形の存在など心霊的なミステリーの楽しみだけでなく、途中段階では「この人が真犯人で意外な真相が?」とか想像させたり、サイコスリラー的なサスペンス感もちょっと期待させるのだが、中盤再び病院内で犯行を始める犯人の登場など「どうなるのか?」と思わせたわりには、結局犯人の正体や動機は何なのか一切わからないし、これからという所で「あれ?そこで終わり?」なラストにはちょっとガッカリだった。
理髪師と櫛という関係性、その櫛を使って鳴らす櫛笛の描写や神社に自らの髪の毛を奉納して願いを叶えるという言い伝えの話など何か伏線的な要素もありつつ何もつながってこないというのもせっかくのミステリー要素が勿体無かった気もする。
ある町に越してきた理髪師である洋子は店の他に病院へも出張で髪を切りに行く仕事もしていたが、ある日髪を切った入院中の口のきけない少女が実は自分が住んでいる理髪店にかって母親と住んでいた少女であり、その母親は殺されバラバラ遺体となって発見されたショックから口がきけなくなっていた。
そして洋子の方も娘を似たような手口で殺された過去があり・・・・といった内容。
洋子と少女に共通する喪失感や悲しみ、事件の共通性や同じ犯人だと思わせるびっこをひいた怪しい男の描写、人形の存在など心霊的なミステリーの楽しみだけでなく、途中段階では「この人が真犯人で意外な真相が?」とか想像させたり、サイコスリラー的なサスペンス感もちょっと期待させるのだが、中盤再び病院内で犯行を始める犯人の登場など「どうなるのか?」と思わせたわりには、結局犯人の正体や動機は何なのか一切わからないし、これからという所で「あれ?そこで終わり?」なラストにはちょっとガッカリだった。
理髪師と櫛という関係性、その櫛を使って鳴らす櫛笛の描写や神社に自らの髪の毛を奉納して願いを叶えるという言い伝えの話など何か伏線的な要素もありつつ何もつながってこないというのもせっかくのミステリー要素が勿体無かった気もする。
by lucifuge
| 2008-11-16 19:46
| 映画/邦画