2008年 11月 18日
デイ・オブ・ザ・デッド |
ジョージ・A・ロメロ監督のゾンビ・シリーズ第3作「死霊のえじき(Day of The Dead)」を「13日の金曜日Part2」のスティーブ・マイナー監督がリメイクした「デイ・オブ・ザ・デッド」を観た。
ある日突然軍による町の封鎖が始まり、そこにいた住民たちは風邪に似た症状から鼻血を出した後、体温が下がって死人のようになり凶暴化して人肉を求め始めるといった症状に冒されていく・・・・・軍で伍長を務めるサラは単なる訓練による封鎖と聞かされながらも町の異変に気付き、凶暴ゾンビ化した市民の襲撃に対抗しながら部下たちや自らの弟、その恋人などとともに脱出を図るが・・・といった内容。
「ゾンビ」のリメイク「ドーン・オブ・ザ・デッド」の設定を踏襲しているのか、ここに登場するゾンビたちはやたらと運動能力が高く凄いスピードで走って襲ってくるのは恐いながら、天井までジャンプするばかりかエクソシストみたいに天井這いまわってるシーンもあったりちょっと超人的過ぎ(笑)
その割には主人公たちに襲い掛かるシーンだとそんなに能力があれば瞬殺してしまいそうなのにやたらモタモタしてるし、特殊メイク的にはゾンビ各自の表現として昔ながらの手作り感があるグロいメイクはなかなか好みだったものの(メイクの傾向的にはいかにも死人的なロメロ的ゾンビというよりグロさ満点の「死霊のはらわた」系ゾンビ)、どうも血の出し方がCG臭いというか小綺麗過ぎてもうちょっとドロドロしたアクの強いスプラッターでやってもらいたかった気もする。
それにタイトルに「デイ・オブ・ザ・デッド」とついてリメイクなのかと思いきや、ロメロのオリジナル版では既に地球上で人類よりゾンビの方が増えてしまった状況の中、施設内で捕獲したゾンビに知能や感情の実験をするような設定があったりといった内容だったのに対し、こちらはゾンビ発生からのバトルを描いていてリメイクでも何でもないし、一部ゾンビ化した人間の感情や記憶といった要素もあるものの、単に「ゾンビ」という設定を使っただけの別物のような印象。
まあゾンビとの激しい戦いのアクション、身近な友人や家族などがゾンビ化する悲劇とかベタながらゾンビ物ホラーでは定番の所は押さえてあるし、惨劇が起こる町が「エルム街」という設定とかホラーファンには楽しいネタなどそれなりに楽しめる映画に仕上がっていた感じで、公開前にアメリカで観た人の感想をネットで読んだ時には「カス作品」扱いされていてどんなに酷い出来なのかと思っていたが、思ったほど悪くもなくロメロの「死霊のえじき」のリメイクといわれれば確かにガッカリなものの、B級ホラーとしては楽しめる作品だったと思う。
ある日突然軍による町の封鎖が始まり、そこにいた住民たちは風邪に似た症状から鼻血を出した後、体温が下がって死人のようになり凶暴化して人肉を求め始めるといった症状に冒されていく・・・・・軍で伍長を務めるサラは単なる訓練による封鎖と聞かされながらも町の異変に気付き、凶暴ゾンビ化した市民の襲撃に対抗しながら部下たちや自らの弟、その恋人などとともに脱出を図るが・・・といった内容。
「ゾンビ」のリメイク「ドーン・オブ・ザ・デッド」の設定を踏襲しているのか、ここに登場するゾンビたちはやたらと運動能力が高く凄いスピードで走って襲ってくるのは恐いながら、天井までジャンプするばかりかエクソシストみたいに天井這いまわってるシーンもあったりちょっと超人的過ぎ(笑)
その割には主人公たちに襲い掛かるシーンだとそんなに能力があれば瞬殺してしまいそうなのにやたらモタモタしてるし、特殊メイク的にはゾンビ各自の表現として昔ながらの手作り感があるグロいメイクはなかなか好みだったものの(メイクの傾向的にはいかにも死人的なロメロ的ゾンビというよりグロさ満点の「死霊のはらわた」系ゾンビ)、どうも血の出し方がCG臭いというか小綺麗過ぎてもうちょっとドロドロしたアクの強いスプラッターでやってもらいたかった気もする。
それにタイトルに「デイ・オブ・ザ・デッド」とついてリメイクなのかと思いきや、ロメロのオリジナル版では既に地球上で人類よりゾンビの方が増えてしまった状況の中、施設内で捕獲したゾンビに知能や感情の実験をするような設定があったりといった内容だったのに対し、こちらはゾンビ発生からのバトルを描いていてリメイクでも何でもないし、一部ゾンビ化した人間の感情や記憶といった要素もあるものの、単に「ゾンビ」という設定を使っただけの別物のような印象。
まあゾンビとの激しい戦いのアクション、身近な友人や家族などがゾンビ化する悲劇とかベタながらゾンビ物ホラーでは定番の所は押さえてあるし、惨劇が起こる町が「エルム街」という設定とかホラーファンには楽しいネタなどそれなりに楽しめる映画に仕上がっていた感じで、公開前にアメリカで観た人の感想をネットで読んだ時には「カス作品」扱いされていてどんなに酷い出来なのかと思っていたが、思ったほど悪くもなくロメロの「死霊のえじき」のリメイクといわれれば確かにガッカリなものの、B級ホラーとしては楽しめる作品だったと思う。
by lucifuge
| 2008-11-18 23:02
| 映画/洋画