2008年 11月 27日
新耳袋大逆転 直撃現代百物語 |
現代版百物語といえる実話怪談集「新耳袋」の舞台になった実在する怪奇スポットを雑誌「映画秘宝」のライターであるギンティ小林氏が突撃レポートをするという本「新耳袋大逆転 直撃現代百物語」を読んでみた。
内容としてはは「京都の幽霊マンション」、「山の牧場」、「T城城壁」、九州の「犬鳴峠旧トンネル」など盛り沢山な内容に加えギンティ氏が学生時代に地元で噂になり、自身も目撃したという怪人物「三本足のサリー」についての検証なども非常に興味深い。
今回は本を作るのと同時にDVD制作も進行しており、ギンティ氏をはじめ映画秘宝編集長の田野辺尚人氏、霊感があるというアルバイトの市川力夫氏、映画監督の豊島圭介氏、清水崇氏、この本の挿絵を描いている漫画化のヒロモト森一氏、映像製作会社シャイカーの大郷氏と後藤社長、キングレコードの山口幸彦氏など「心霊取材チーム」が結成され恐ろしい現場に挑んでいく・・・・とにかく読んでみて凄く面白くて読むのをやめられず一気に読んでしまった。
元々こういう実話怪談系の話は好きだがそういう話を紹介した本とはまた違う、いうなら「ライブ」感のある本で怪奇スポットに挑む彼等のリアルな様子が読む側にひしひしと伝わってくるし、怖い要素が満載なのだが何か「水曜スペシャル」の「川口浩探検隊」のような夢とロマンを感じる冒険読み物としての面白さもある。
怪奇現象に対し恐れたり心配したり実際に遭遇してしまった時の彼等の生の恐怖や映像的収穫があったという嬉しさ、事態が変わっていく中で混乱していく心理状態や人間関係などオカルト本なのだが、それぞれの強烈な個性を持ったチームの面々が関わった事で恐ろしい化学変化が起こったような、凄くドラマティックな「人間ドラマ」を体験させてくれる本でもあるし、そこがこの本の魅力でもある。
特にギンティ氏とヒロモト氏の何ともいえない独特なやりとりが面白い!
それにしても力夫氏の母校を取材しにいく時とか幽霊マンションの時にしても霊現象以前に地域の住民に犯罪者と間違われて通報されないようかなり注意していたり、いざ危険とされる怪奇スポットに行ったら行ったで危ないモノや場所で霊を挑発するような行動を取るはめになったり本当に大変だな~と思ったり(身体に変調が起こったり大変で済まない状況になってたりするのが怖いが)、こんなハードな体験を積んできた人々は祟りとか大丈夫なのかと思いながら今月あった「不思議SNSオフ会イベント」では元気そうに話しておられたしある意味何か凄い人たち(笑)
まさにオカルトに激しい情熱を傾ける熱い男たちの格好良い(一部格好悪い:笑)衝撃のドキュメントだと思う。
それから肝心の怪奇スポットレポートであるが「幽霊マンション」は数珠のあたりの描写がかなりゾッとしたし一体現在の8階の部屋の真実は何なのかと気になる。
「山の牧場」については新たな事実発見でさらに謎が深まったり、「三本足のサリー」については一体その怪人物の人生の背後にはどんなストーリーがあったのか?とか勝手な想像が膨らんだりで楽しめた。
この本はシリーズの第2弾なのだが実を言うと第1弾の「新耳袋殴り込み」は未読なのでこれがこんなに面白かったらかなり期待出来そうだし、冒頭に書かれていた「天狗神社」での話も気になったりで、いずれこっちも読んでみたいと思う。
内容としてはは「京都の幽霊マンション」、「山の牧場」、「T城城壁」、九州の「犬鳴峠旧トンネル」など盛り沢山な内容に加えギンティ氏が学生時代に地元で噂になり、自身も目撃したという怪人物「三本足のサリー」についての検証なども非常に興味深い。
今回は本を作るのと同時にDVD制作も進行しており、ギンティ氏をはじめ映画秘宝編集長の田野辺尚人氏、霊感があるというアルバイトの市川力夫氏、映画監督の豊島圭介氏、清水崇氏、この本の挿絵を描いている漫画化のヒロモト森一氏、映像製作会社シャイカーの大郷氏と後藤社長、キングレコードの山口幸彦氏など「心霊取材チーム」が結成され恐ろしい現場に挑んでいく・・・・とにかく読んでみて凄く面白くて読むのをやめられず一気に読んでしまった。
元々こういう実話怪談系の話は好きだがそういう話を紹介した本とはまた違う、いうなら「ライブ」感のある本で怪奇スポットに挑む彼等のリアルな様子が読む側にひしひしと伝わってくるし、怖い要素が満載なのだが何か「水曜スペシャル」の「川口浩探検隊」のような夢とロマンを感じる冒険読み物としての面白さもある。
怪奇現象に対し恐れたり心配したり実際に遭遇してしまった時の彼等の生の恐怖や映像的収穫があったという嬉しさ、事態が変わっていく中で混乱していく心理状態や人間関係などオカルト本なのだが、それぞれの強烈な個性を持ったチームの面々が関わった事で恐ろしい化学変化が起こったような、凄くドラマティックな「人間ドラマ」を体験させてくれる本でもあるし、そこがこの本の魅力でもある。
特にギンティ氏とヒロモト氏の何ともいえない独特なやりとりが面白い!
それにしても力夫氏の母校を取材しにいく時とか幽霊マンションの時にしても霊現象以前に地域の住民に犯罪者と間違われて通報されないようかなり注意していたり、いざ危険とされる怪奇スポットに行ったら行ったで危ないモノや場所で霊を挑発するような行動を取るはめになったり本当に大変だな~と思ったり(身体に変調が起こったり大変で済まない状況になってたりするのが怖いが)、こんなハードな体験を積んできた人々は祟りとか大丈夫なのかと思いながら今月あった「不思議SNSオフ会イベント」では元気そうに話しておられたしある意味何か凄い人たち(笑)
まさにオカルトに激しい情熱を傾ける熱い男たちの格好良い(一部格好悪い:笑)衝撃のドキュメントだと思う。
それから肝心の怪奇スポットレポートであるが「幽霊マンション」は数珠のあたりの描写がかなりゾッとしたし一体現在の8階の部屋の真実は何なのかと気になる。
「山の牧場」については新たな事実発見でさらに謎が深まったり、「三本足のサリー」については一体その怪人物の人生の背後にはどんなストーリーがあったのか?とか勝手な想像が膨らんだりで楽しめた。
この本はシリーズの第2弾なのだが実を言うと第1弾の「新耳袋殴り込み」は未読なのでこれがこんなに面白かったらかなり期待出来そうだし、冒頭に書かれていた「天狗神社」での話も気になったりで、いずれこっちも読んでみたいと思う。
by lucifuge
| 2008-11-27 21:19
| 本/文学・小説