2008年 12月 03日
トロピック・サンダー 史上最低の作戦 |
ベン・スティラー主演のコメディ映画「トロピック・サンダー 史上最低の作戦」を観た。
アクション映画の大スターとして輝かしいキャリアがあるも演技派への転向は失敗し後が無いダグ、下品な芸が売りの人気コメディアンだがヤク中のジェフ、とことん役になりきり演技にも定評があるアカデミー賞俳優カークの3人を中心に人気ラッパーのアルパ、新人俳優ケヴィンといったキャスティングが集められた戦争映画「トロピック・サンダー」・・・・個性は俳優をまとめられない若い英国人監督は迫力ある映画にするため戦争体験者である原作者のアドバイスで俳優たちをジャングルに放り出しそのリアルな姿を隠しカメラで撮ろうとするが、その付近には武装した麻薬組織がいて・・・・といった内容。
映画製作の現場をそのままパロディにしてしまうという設定が何ともオカシイし、冒頭のシーンから実際に公開用に作られたような、この作品に登場するメイン俳優たちが主演する映画の予告編が流れるなど結構細かい作りこみは好みな感じ。
アクションスターが障害者を題材にした人間ドラマ映画に出てイメージチェンジを図ろうとしたエピソードや一連の「フォレストガンプ」系の映画とアカデミー賞に対する皮肉的見解とか、白人の演技派俳優が黒人の役をやるために肌の色を変える手術をして挑むというやり過ぎなエピソード、1人6役するという凄いコメディアンだが麻薬などスキャンダルがたえない、普段から何人も周囲に女性をはべらしエロっぽい歌を歌う人気ラッパーが実はゲイの疑いが・・・とかアメリカの英雄であり、やたら格好良い台詞連発で凄い男なはずの原作者の正体、強欲で独裁者的な映画プロデューサー、子供だけど麻薬組織のボス・・・などそれぞれのキャラクターにそれにまつわる背景や設定なども個性的で笑えるし、映画業界の金儲け優先なシステム、アカデミー賞的権威、はたまた業界自体をおちょくったようなブラックで危険なギャグの連続にはスリリングな笑いの楽しみがある☆
それにギャグの表現にしても戦争映画を題材にしているだけあってホラー映画並にグロいシーン連発だし、アクションシーンも本格的でそれ自体楽しめるが、そういう本格的な作りだがらこそギャグも引き立つ気もする。
キャスティング的にはダグ役のベン・スティラーはいかにもいそうな落ち目のアクションスターのイメージをうまく見せていたし、何より「アイアンマン」のロバート・ダウニー.Jr演じるカークは役柄にこだわり過ぎておかしな事になってるのが非常に滑稽で印象的、それから強欲なプロデューサー役に何とトム・クルーズがハゲデブな姿として登場してるのには驚いた!
ただジャック・ブラック演じるジェフの役に関しては一見本人の当たり役のようで彼の持ち味があまり活かせていない見せ方でちょっと残念だった気もする。
まあ内容的にはおバカ満載で下らない事やってながら結構笑えたしコメディ映画としてそこそこ面白かった♪
アクション映画の大スターとして輝かしいキャリアがあるも演技派への転向は失敗し後が無いダグ、下品な芸が売りの人気コメディアンだがヤク中のジェフ、とことん役になりきり演技にも定評があるアカデミー賞俳優カークの3人を中心に人気ラッパーのアルパ、新人俳優ケヴィンといったキャスティングが集められた戦争映画「トロピック・サンダー」・・・・個性は俳優をまとめられない若い英国人監督は迫力ある映画にするため戦争体験者である原作者のアドバイスで俳優たちをジャングルに放り出しそのリアルな姿を隠しカメラで撮ろうとするが、その付近には武装した麻薬組織がいて・・・・といった内容。
映画製作の現場をそのままパロディにしてしまうという設定が何ともオカシイし、冒頭のシーンから実際に公開用に作られたような、この作品に登場するメイン俳優たちが主演する映画の予告編が流れるなど結構細かい作りこみは好みな感じ。
アクションスターが障害者を題材にした人間ドラマ映画に出てイメージチェンジを図ろうとしたエピソードや一連の「フォレストガンプ」系の映画とアカデミー賞に対する皮肉的見解とか、白人の演技派俳優が黒人の役をやるために肌の色を変える手術をして挑むというやり過ぎなエピソード、1人6役するという凄いコメディアンだが麻薬などスキャンダルがたえない、普段から何人も周囲に女性をはべらしエロっぽい歌を歌う人気ラッパーが実はゲイの疑いが・・・とかアメリカの英雄であり、やたら格好良い台詞連発で凄い男なはずの原作者の正体、強欲で独裁者的な映画プロデューサー、子供だけど麻薬組織のボス・・・などそれぞれのキャラクターにそれにまつわる背景や設定なども個性的で笑えるし、映画業界の金儲け優先なシステム、アカデミー賞的権威、はたまた業界自体をおちょくったようなブラックで危険なギャグの連続にはスリリングな笑いの楽しみがある☆
それにギャグの表現にしても戦争映画を題材にしているだけあってホラー映画並にグロいシーン連発だし、アクションシーンも本格的でそれ自体楽しめるが、そういう本格的な作りだがらこそギャグも引き立つ気もする。
キャスティング的にはダグ役のベン・スティラーはいかにもいそうな落ち目のアクションスターのイメージをうまく見せていたし、何より「アイアンマン」のロバート・ダウニー.Jr演じるカークは役柄にこだわり過ぎておかしな事になってるのが非常に滑稽で印象的、それから強欲なプロデューサー役に何とトム・クルーズがハゲデブな姿として登場してるのには驚いた!
ただジャック・ブラック演じるジェフの役に関しては一見本人の当たり役のようで彼の持ち味があまり活かせていない見せ方でちょっと残念だった気もする。
まあ内容的にはおバカ満載で下らない事やってながら結構笑えたしコメディ映画としてそこそこ面白かった♪
by lucifuge
| 2008-12-03 19:45
| 映画/洋画