ソウ5 |
3作目で物語の中心人物で様々な残虐ゲームを仕掛けてきた天才的犯罪者ジグソウとその弟子だったアマンダが死んでしまい、前作4作目はどう話を進めるかと思いきや、時間軸的には3と同時進行的な話ながら実はアマンダの他にジグソウの後継者たる共犯者が存在していたという事やジグソウの過去を明かすという要素を含む話で、この作品ではその新たに登場した共犯者を中心にさらなる話が進んでいく。
ジグソウとアマンダの死によって解決したと思われていた一連の事件はある共犯者によって再び動き出す・・・・その共犯者と思われるある人物に疑いを持ち調べ始めるストラム捜査官、ジグソーからある「箱」を託された元妻、そしてある共通点を持つ5人の男女が閉じ込められ「命のゲーム」を試されるが・・・・といった内容。
共犯者の過去とジグソーの関連、ストラム捜査官が謎を解いていく過程、囚われた5人が次々遭遇する残虐なゲームなどパターン的にはこれまで通りでそれなりには楽しめるが、こういうのはシリーズ物の宿命というか回を重ねるごとにインパクトが落ちていくし、ラストの仕掛けも読めてしまったのでもうちょっと何かもうひとひねり欲しかった感じ。
ただ残虐な仕掛けの機械のサディスティックなアイデアは今回もかなり工夫を凝らしていて面白かったし、観ていて「痛そう!」っていう怖さが強烈に伝わる(特に5人が挑む第4のゲームやラストの仕掛けなど)。
それから最初に元妻に渡されたジグソーの箱が結局何だったのか最後までわからないし、3の頃は5で完結みたいな噂もあったがまだまだ続くのかもしれない。
毎年秋にこのシリーズが公開といった感じで作られているので、このままひたすら続いて「男はつらいよ」みたいにシーズンの名物化して今回のマドンナはこの女優でこんな悲惨な死に方を・・・みたいになったら何か嫌だが(笑)