2008年 12月 11日
デスレース |
「バイオハザード」のポール・W・S・アンダーソン監督が70年代B級バイオレンスアクションの名作「デスレース2000年」をリメイクした「デスレース」を観た。
経済破綻で荒廃した近未来のアメリカを舞台に犯罪が激増し刑務所に囚人を収容しきれなくなった国家は民間企業に経営を委託、営利目的での刑務所運営の一環として特に凶悪犯ばかりを集めたターミナルアイランド刑務所では全世界の人々を熱狂させる娯楽としてマシンガン搭載の改造車で殺し合いまがいのレースをするという「デスレース」を行なっていた・・・・元レーサーで鉄工所で働いていたエイムズはある日何者かによって妻を殺された挙句、自分がその犯人とされターミナルアイランドに送られてくるが刑務所長は彼にデスレースでの人気レーサーだったながら死んでしまったものの、その死を隠しているフランケンシュタインという人物のフリをしてレースに参加し優勝すれば自由の身になれるという話をもちかけられ・・・・といった内容。
まず主人公エイムズを演じるのが同じくカーアクションが見所である映画「トランスポーター」のジェイソン・ステイサムというのがいかにもだったり、他のライバルレーサーも殺人犯やネオナチ、サイコパス、中国マフィアなど色んな凶悪さを持ったキャラクター性が面白いし、ある意味そういった囚人たちよりもタチが悪い化け猫みたいな顔した女刑務所長や冷徹そうなその部下たちが観ていてムカついてくる悪党としてイイ感じだったり、あんまりキャラとして複雑でなく昔の少年漫画や劇画を思い出すような単純なわかりやすさがこういう映画の場合はピッタリだったと思う。
また妻殺しをめぐる陰謀やレースで優勝させないように様々な妨害を行なったり刑務所側とエイムズ側の騙しあいとか過激で残虐なアクションシーン、死亡シーンなどもホラー好きには楽しめる感じだったし、色んなパターンで工夫された死に方を観ているとちょっとアクション版「ソウ」みたいな印象も受けた。
それからエイムズが代役となるフランケンシュタインのヴィジュアルはマスクをかぶった扮装でまるでヘヴィロックバンド「スリップノット」を連想させたり、ロック好きにも反応できる部分もあったし(欲をいえばもっとBGMにロック系を使って欲しかったが何故かヒップホップが多かった)、予告編ではガンズ&ローゼズの「Welcome to the Jungle」がかかっていてどこでかかるのかと期待していたのに劇中にもエンディングにもまったくかからなかったのはちょと残念だったが・・・。
内容的にはそんなに中身のある作品とはいえないしやってる事は結構無茶苦茶で多少おかしいようなツッこむ所も色々あったが、私は昔観た「マッドマックス」や「クラス・オブ・1999」、「ニューヨーク1997」など荒廃した未来にエグいファッションをした荒くれ野郎どもがバイオレンスの限りを尽くすような映画が印象的で好きだったし、最近こういう系の映画がなかっただけに今回の「デスレース」は内容的にもヴィジュアル的にもこれ系ど真中で面白かったと思う☆
経済破綻で荒廃した近未来のアメリカを舞台に犯罪が激増し刑務所に囚人を収容しきれなくなった国家は民間企業に経営を委託、営利目的での刑務所運営の一環として特に凶悪犯ばかりを集めたターミナルアイランド刑務所では全世界の人々を熱狂させる娯楽としてマシンガン搭載の改造車で殺し合いまがいのレースをするという「デスレース」を行なっていた・・・・元レーサーで鉄工所で働いていたエイムズはある日何者かによって妻を殺された挙句、自分がその犯人とされターミナルアイランドに送られてくるが刑務所長は彼にデスレースでの人気レーサーだったながら死んでしまったものの、その死を隠しているフランケンシュタインという人物のフリをしてレースに参加し優勝すれば自由の身になれるという話をもちかけられ・・・・といった内容。
まず主人公エイムズを演じるのが同じくカーアクションが見所である映画「トランスポーター」のジェイソン・ステイサムというのがいかにもだったり、他のライバルレーサーも殺人犯やネオナチ、サイコパス、中国マフィアなど色んな凶悪さを持ったキャラクター性が面白いし、ある意味そういった囚人たちよりもタチが悪い化け猫みたいな顔した女刑務所長や冷徹そうなその部下たちが観ていてムカついてくる悪党としてイイ感じだったり、あんまりキャラとして複雑でなく昔の少年漫画や劇画を思い出すような単純なわかりやすさがこういう映画の場合はピッタリだったと思う。
また妻殺しをめぐる陰謀やレースで優勝させないように様々な妨害を行なったり刑務所側とエイムズ側の騙しあいとか過激で残虐なアクションシーン、死亡シーンなどもホラー好きには楽しめる感じだったし、色んなパターンで工夫された死に方を観ているとちょっとアクション版「ソウ」みたいな印象も受けた。
それからエイムズが代役となるフランケンシュタインのヴィジュアルはマスクをかぶった扮装でまるでヘヴィロックバンド「スリップノット」を連想させたり、ロック好きにも反応できる部分もあったし(欲をいえばもっとBGMにロック系を使って欲しかったが何故かヒップホップが多かった)、予告編ではガンズ&ローゼズの「Welcome to the Jungle」がかかっていてどこでかかるのかと期待していたのに劇中にもエンディングにもまったくかからなかったのはちょと残念だったが・・・。
内容的にはそんなに中身のある作品とはいえないしやってる事は結構無茶苦茶で多少おかしいようなツッこむ所も色々あったが、私は昔観た「マッドマックス」や「クラス・オブ・1999」、「ニューヨーク1997」など荒廃した未来にエグいファッションをした荒くれ野郎どもがバイオレンスの限りを尽くすような映画が印象的で好きだったし、最近こういう系の映画がなかっただけに今回の「デスレース」は内容的にもヴィジュアル的にもこれ系ど真中で面白かったと思う☆

by lucifuge
| 2008-12-11 20:49
| 映画/洋画