今年読んだ本ベスト10 (2008年) |
なお、ここに挙げる本は今年発行されたものに限らず、私が今年買って読んだ本なので10年前に出版された本もあれば先月出版されたものなど色々。
1:「新耳袋大逆転 突撃現代百物語」・・・・・とにかく面白かった!
こんな心霊レポート本を読んだのは初めてだったし、リアルな人間ドラマとしてもスリリングで笑える作品。シリーズ第1弾の「新耳袋殴り込み」も名作!
2:「怪奇事件はなぜ起こるのか」・・・・・心霊スポットや有名事件、歴史の裏に隠された様々な疑惑や意外な真実などが衝撃的な1冊だった。
普段見るニュースや新聞報道などが本当に事実を伝えているのかと色々考えさせられたり面白いだけでは終わらない内容。
3:「別冊ナックルズ vol.6 日本怪伝説」・・・・・この本がきっかけで雑誌「不思議ナックルズ」にハマり、世の中の不可解な事件や怪奇現象についての色んな本を読み漁る事になった。
様々な事件の異様な背景、不可解な事実など興味をそそられる記事がいっぱいであり、特にツチノコに関するあるエピソードには驚かされた。
4:「東京伝説 うごめく街の怖い話」・・・・・・心霊系ではないが実話で恐ろしい話を集めたという本だが、現実にこういうサイコな人間や異常な裏社会のシステムが存在していると思うとリアルに怖かった1冊。
5:「バーナム博物館」・・・・・気に入った映画「幻影師アイゼンハイム」の原作が含まれる短編集という事で興味を持って読んだ作品だが、スティーブン・ミルハウザーの独特で緻密な文章表現や世界観など想像力を刺激してくれる物語が色々で楽しめた。
6:「私家版鳥類図鑑」・・・・・諸星大二郎が「鳥」をテーマに描いた短編漫画集。
この漫画世界は絵といいストーリーといい、彼しか描けない洗練された不思議が満載でまるで別世界に旅行するような気分にもさせる1冊だった。
7:「戦慄!世界の心霊恐怖画像」・・・・・この本が発行された時期様々な恐怖系の画像を集めた本が出ていたが、中でもこの本はアート系に重点を置いていたのが画家の私としては嬉しい内容だったし、それぞれのアート作品の紹介にしても他の本のようにいい加減なリサーチでやっておらずちゃんと調べていたりで好感が持てた。
8:「レッツ・ゲスシネマ」・・・・・私が聴いている毒舌映画紹介ラジオ番組「アシッド映画館」のパーソナリティである平野秀明氏が書いた本という事でたまたま古本屋で見つけて入手したのだが、内容的にも普通の映画批評本にはないゲスさや妙な推測満載で新鮮な上、かなり笑えるし面白かった。
9:「まんカス」・・・・・オリジナリティ溢れるギャグ漫画家の漫☆画太郎の著作であるが、とことん馬鹿馬鹿しくゲスい画太郎ワールドが展開されていて面白い!
絵も含めある意味かなり強烈な1冊だった。
10:「別冊ナックルズ ニッポンタブー事件簿」・・・・・「不思議ナックルズ」の別冊の再編集版であり知ってる記事も多かったが、読んだ事ない記事のいくつかは「日本怪伝説」同様かなり衝撃的だったり、濃い内容で楽しめる1冊だった。
他にも雑誌「不思議ナックルズ」11~16号とか「スタジオボイス~オカルト、ホラー&ミステリー」、「夜想」など特に面白かったものも色々あったが、ここでは雑誌は別冊以外は除外して選んでみた。
また来年も面白い本に出会えたらいいな~。