2008年 12月 31日
今年観た映画ベスト10(2008年) |
今年も沢山の映画を観たが、その中で特に良かったり印象に残った作品10本を挙げてみたいと思う。
1:「ダークナイト」・・・・・今年強烈に心に突き刺さった1本!今までこういうアメコミ原作映画は観た事がないし、アメコミ以前にヒーローとは?正義とは?悪とは?など深いテーマ性と人間ドラマ、映像の洗練された重厚感には凄く圧倒された。
2:「我が教え子ヒトラー」・・・・・一見よくあるシリアス風なナチスを題材にした映画と思いきや、かなりシニカルなコメディセンスで笑わせてくれると同時にナチスのイメージをうまくデフォルメしてその本質を捉えていたと思うし、戦争における善悪、加害者と被害者の立場などを通して人間というものを深く描いていた作品だったと思う。
3:「僕らのミライへ逆回転」・・・・・この映画も基本はコメディながら何より「人間」が描かれていた作品だったし、ジャック・ブラックと妙な手作り映画という組み合わせは本当にベストマッチで、作り手の映画に対する大きな愛情も感じられる観ていて気持ちの良い作品だった。
4:「ミスト」・・・・・今まであんな絶望のドン底に突き落とすようなラストのホラーは観た事がなくかなり強烈な印象を受けたし、劇中での人間の狂気的行動や普通の人だったのが殺人にまでいたってしまう過程など人間の業の深さというかネガティヴな側面をまざまざと見せつけられる感じは原作者であるスティーブン・キングの世界観をよく表現していたと思う。
5:「幻影師アイゼンハイム」・・・・・世紀末ウィーンとかオカルティックなマジックなど好きな要素満載だったし、ストーリーもバラバラになったパズルが合わさっていくような「なるほど」と思わせる展開、意外なラストなど文芸的、娯楽的に十分楽しめた作品だった。
6:「ノーカントリー」・・・・・まずはこの映画に登場する殺し屋アントンというキャラクターの強烈さに驚かされた作品。アントンの醸し出すこれまでにない「悪」のイメージや全編に流れる何ともいえない不条理さは観た後も結構余韻を残した。
7:「落下の王国」・・・・・・世界遺産で実際に撮られた極上の映像はどんなCGで作られたファンタスティックな映像よりも強い印象を残したし、本物の持つ魅力や迫力というものを感じさせる。映像だけでなく現代の寓話的なストーリーも面白かった。
8:「アフター・スクール」・・・・・今年観た邦画ではベスト。二転三転するストーリー展開やユーモアを交えながらもリアルに犯罪系の要素を表現していたり、ラストの意外さなど観ながら何度も驚かされた作品だった。
9:「告発のとき」・・・・・観ていて本当に重たい映画だったが、現代アメリカの病理とか戦争という異常な状況が人間をどう狂わせていくかなど、「ノーカントリー」同様にサスペンス映画という形をとりながらまざまざとアメリカの不条理な現実を見せられた感じ。
10:「ランボー 最後の戦場」・・・・観る前は「何で今さらランボー?」とあまり期待せずも一応チェックと観に行った感じだったのだが、ホラー映画ばりの残虐さなど過剰な表現の数々が狂気的で21世紀の「地獄の黙示録」を思わす強烈さだったし、ある意味カルト映画として後々名作になるかも?とも思った。
他にも選ぶとすれば話の内容的にはたいした事がないのだが、劇場ならではの大画面、音響、臨場感で怪獣を新鮮な視点で見せた「クローバー・フィールド」やギャングとしてのアメリカンドリームと犯罪に挑む刑事という熱い男の戦いを描いた「アメリカン・ギャングスター」、ロシアン・マフィアを題材にクローネンバーグ監督が強烈な暴力表現で描いた「イースタン・プロミス」、いかにもB級ホラーながらストレートにホラーファンが観たいものをみせてくれた「ザ・フィースト」、かなりおバカなコメディながら本格的なアクションやサスペンスも盛り込まれた「ホットファズ」など色々印象深い作品もあった。
ちなみに期待ハズレ、しょうむなかった映画ワースト3は
1:「茶々 天涯の貴妃」・・・・・イメージが合ってないキャスティング、グダグダな展開などガッカリな東映時代劇。
2:「幽霊インタビュー」・・・・・ほとんどが無駄映像で構成されているような悲惨な出来。
3:「サイレン島」・・・・・作りこみがいい加減過ぎでフェイク・ドキュメンタリーの手法を使ったわりには後半出てくるコントみたいなゾンビ島民が嘘くさ過ぎたり全くリアリティが無い。
という感じで良かった映画、悪かった映画などを挙げてみたが、私が入っているシネコン「TOHOシネマズ」のカードのマイルが結構たまっていて、今日マイル特典を1ヶ月フリーパスの交換したのでしばらくはタダで映画が観放題!
去年もフリーパスに交換して20本くらい観たが、今回はどれだけ観れるだろうか・・・楽しみ♪
1:「ダークナイト」・・・・・今年強烈に心に突き刺さった1本!今までこういうアメコミ原作映画は観た事がないし、アメコミ以前にヒーローとは?正義とは?悪とは?など深いテーマ性と人間ドラマ、映像の洗練された重厚感には凄く圧倒された。
2:「我が教え子ヒトラー」・・・・・一見よくあるシリアス風なナチスを題材にした映画と思いきや、かなりシニカルなコメディセンスで笑わせてくれると同時にナチスのイメージをうまくデフォルメしてその本質を捉えていたと思うし、戦争における善悪、加害者と被害者の立場などを通して人間というものを深く描いていた作品だったと思う。
3:「僕らのミライへ逆回転」・・・・・この映画も基本はコメディながら何より「人間」が描かれていた作品だったし、ジャック・ブラックと妙な手作り映画という組み合わせは本当にベストマッチで、作り手の映画に対する大きな愛情も感じられる観ていて気持ちの良い作品だった。
4:「ミスト」・・・・・今まであんな絶望のドン底に突き落とすようなラストのホラーは観た事がなくかなり強烈な印象を受けたし、劇中での人間の狂気的行動や普通の人だったのが殺人にまでいたってしまう過程など人間の業の深さというかネガティヴな側面をまざまざと見せつけられる感じは原作者であるスティーブン・キングの世界観をよく表現していたと思う。
5:「幻影師アイゼンハイム」・・・・・世紀末ウィーンとかオカルティックなマジックなど好きな要素満載だったし、ストーリーもバラバラになったパズルが合わさっていくような「なるほど」と思わせる展開、意外なラストなど文芸的、娯楽的に十分楽しめた作品だった。
6:「ノーカントリー」・・・・・まずはこの映画に登場する殺し屋アントンというキャラクターの強烈さに驚かされた作品。アントンの醸し出すこれまでにない「悪」のイメージや全編に流れる何ともいえない不条理さは観た後も結構余韻を残した。
7:「落下の王国」・・・・・・世界遺産で実際に撮られた極上の映像はどんなCGで作られたファンタスティックな映像よりも強い印象を残したし、本物の持つ魅力や迫力というものを感じさせる。映像だけでなく現代の寓話的なストーリーも面白かった。
8:「アフター・スクール」・・・・・今年観た邦画ではベスト。二転三転するストーリー展開やユーモアを交えながらもリアルに犯罪系の要素を表現していたり、ラストの意外さなど観ながら何度も驚かされた作品だった。
9:「告発のとき」・・・・・観ていて本当に重たい映画だったが、現代アメリカの病理とか戦争という異常な状況が人間をどう狂わせていくかなど、「ノーカントリー」同様にサスペンス映画という形をとりながらまざまざとアメリカの不条理な現実を見せられた感じ。
10:「ランボー 最後の戦場」・・・・観る前は「何で今さらランボー?」とあまり期待せずも一応チェックと観に行った感じだったのだが、ホラー映画ばりの残虐さなど過剰な表現の数々が狂気的で21世紀の「地獄の黙示録」を思わす強烈さだったし、ある意味カルト映画として後々名作になるかも?とも思った。
他にも選ぶとすれば話の内容的にはたいした事がないのだが、劇場ならではの大画面、音響、臨場感で怪獣を新鮮な視点で見せた「クローバー・フィールド」やギャングとしてのアメリカンドリームと犯罪に挑む刑事という熱い男の戦いを描いた「アメリカン・ギャングスター」、ロシアン・マフィアを題材にクローネンバーグ監督が強烈な暴力表現で描いた「イースタン・プロミス」、いかにもB級ホラーながらストレートにホラーファンが観たいものをみせてくれた「ザ・フィースト」、かなりおバカなコメディながら本格的なアクションやサスペンスも盛り込まれた「ホットファズ」など色々印象深い作品もあった。
ちなみに期待ハズレ、しょうむなかった映画ワースト3は
1:「茶々 天涯の貴妃」・・・・・イメージが合ってないキャスティング、グダグダな展開などガッカリな東映時代劇。
2:「幽霊インタビュー」・・・・・ほとんどが無駄映像で構成されているような悲惨な出来。
3:「サイレン島」・・・・・作りこみがいい加減過ぎでフェイク・ドキュメンタリーの手法を使ったわりには後半出てくるコントみたいなゾンビ島民が嘘くさ過ぎたり全くリアリティが無い。
という感じで良かった映画、悪かった映画などを挙げてみたが、私が入っているシネコン「TOHOシネマズ」のカードのマイルが結構たまっていて、今日マイル特典を1ヶ月フリーパスの交換したのでしばらくはタダで映画が観放題!
去年もフリーパスに交換して20本くらい観たが、今回はどれだけ観れるだろうか・・・楽しみ♪
by lucifuge
| 2008-12-31 20:09
| 映画/全般