2009年 01月 08日
ハッピー・フライト |
「ウォーター・ボーイズ」や「スウィング・ガールズ」の矢口史靖監督が航空業界を題材に撮った映画「ハッピー・フライト」を観た。
ハワイ・ホノルル行きの1980便。ここには機長昇格訓練中のコー・パイロット鈴木と厳しい教官である原田、熟練キャビン・アテンダントである麗子、新米キャビンの悦子、先輩キャビンの真里といった航空側の人間とクレームをつける客、カツラのおじさん客、新婚夫婦などといった個性的な客たちが乗り合わせていた・・・・ヒーターにエラーがあるも急ぎの修理で次まで大丈夫という事で飛行を始めた1980便であるが鳥がぶつかった事によるトラブルが原因で後に危機に陥ってしまい・・・・といったストーリー。
航空機をテーマにした映画やドラマというと通常パイロットかキャビン・アテンダントばっかりにドラマの焦点が向きがちであるが、この映画は当然パイロットやキャビンの事も描くが、それ以外の航空業を運営していくために不可欠な様々な仕事をしている多くの人々についても焦点を当てたのが新鮮で面白かった。
空港で客のサービスやあらゆる事態に対処する地上のグランドスタッフたちの苦労、旅客機が無事に目的地に着けるように色んなデータや天候予測情報、それによる飛行ルートの予測などをするオペレーション・コントロール・センターやそれにつながる管制官、機械の修理や点検をする整備士などそれぞれの仕事での色んなパターンでのトラブルやそこから生まれる人間ドラマ、空でのトラブルと地上での対応との連携などが同時進行で描かれてしたのはスリリングで飽きさせない展開の連続だったし、スリリングだけでなくちょっとした笑いも忘れないのがテンポの良さを感じさせて気軽に楽しませてくれる。
また職種としては旅客機に鳥が当たらないように空砲で鳥たちを追い払うバードパトロールという仕事があったのは初めて知ったし、その仕事を邪魔しようと登場する愛鳥団体というのは本当に迷惑な感じ!
ああいう人命を危機にさらしても動物愛護を唱える連中ってシーシェパードにしてもちょっと人間に対する意識が狂ってる気がするしあんな連中は自己満足な偽善者でしかない。
またグランドスタッフとキャビンの旅客機のドアサイドでの縄張り争い的なシーンはなかなか面白かったり、コンピューター導入でハイテク化についていけないかっての熟練オペレーターが台風や落雷によるコンピュータートラブルで動けなくなった状況を打開していくオジサンの格好良さも描いていたり、最初はギクシャクしていたキャビンたちの同僚関係もあるトラブルから協力し、理解を深めていったりと見せ場も色々用意されていたし、クライマックスでの着陸シーンはかなり緊張しながら観てしまった!
私は実を言うと一度も飛行機に乗った事がないのだが、この映画は空港での雰囲気とか旅客機内の様子など何だかちょっと飛行機に乗ったような気にもさせてくれる楽しさもあった。
まあ初乗りがこんなフライトだったらさんざんだろうけど(笑)
ハワイ・ホノルル行きの1980便。ここには機長昇格訓練中のコー・パイロット鈴木と厳しい教官である原田、熟練キャビン・アテンダントである麗子、新米キャビンの悦子、先輩キャビンの真里といった航空側の人間とクレームをつける客、カツラのおじさん客、新婚夫婦などといった個性的な客たちが乗り合わせていた・・・・ヒーターにエラーがあるも急ぎの修理で次まで大丈夫という事で飛行を始めた1980便であるが鳥がぶつかった事によるトラブルが原因で後に危機に陥ってしまい・・・・といったストーリー。
航空機をテーマにした映画やドラマというと通常パイロットかキャビン・アテンダントばっかりにドラマの焦点が向きがちであるが、この映画は当然パイロットやキャビンの事も描くが、それ以外の航空業を運営していくために不可欠な様々な仕事をしている多くの人々についても焦点を当てたのが新鮮で面白かった。
空港で客のサービスやあらゆる事態に対処する地上のグランドスタッフたちの苦労、旅客機が無事に目的地に着けるように色んなデータや天候予測情報、それによる飛行ルートの予測などをするオペレーション・コントロール・センターやそれにつながる管制官、機械の修理や点検をする整備士などそれぞれの仕事での色んなパターンでのトラブルやそこから生まれる人間ドラマ、空でのトラブルと地上での対応との連携などが同時進行で描かれてしたのはスリリングで飽きさせない展開の連続だったし、スリリングだけでなくちょっとした笑いも忘れないのがテンポの良さを感じさせて気軽に楽しませてくれる。
また職種としては旅客機に鳥が当たらないように空砲で鳥たちを追い払うバードパトロールという仕事があったのは初めて知ったし、その仕事を邪魔しようと登場する愛鳥団体というのは本当に迷惑な感じ!
ああいう人命を危機にさらしても動物愛護を唱える連中ってシーシェパードにしてもちょっと人間に対する意識が狂ってる気がするしあんな連中は自己満足な偽善者でしかない。
またグランドスタッフとキャビンの旅客機のドアサイドでの縄張り争い的なシーンはなかなか面白かったり、コンピューター導入でハイテク化についていけないかっての熟練オペレーターが台風や落雷によるコンピュータートラブルで動けなくなった状況を打開していくオジサンの格好良さも描いていたり、最初はギクシャクしていたキャビンたちの同僚関係もあるトラブルから協力し、理解を深めていったりと見せ場も色々用意されていたし、クライマックスでの着陸シーンはかなり緊張しながら観てしまった!
私は実を言うと一度も飛行機に乗った事がないのだが、この映画は空港での雰囲気とか旅客機内の様子など何だかちょっと飛行機に乗ったような気にもさせてくれる楽しさもあった。
まあ初乗りがこんなフライトだったらさんざんだろうけど(笑)
by lucifuge
| 2009-01-08 22:05
| 映画/邦画