2009年 01月 20日
アンダーカヴァー |
ホアキン・フェニックス主演の映画「アンダーカヴァー」を観た。
1988年、ニューヨークのブルックリンを舞台に父は警視、兄ジョゼフはエリート警官であるという警察一家に生まれたボビーは家業に反発し、亡き母の姓グリーンを名乗り、ロシア人が経営するナイトクラブの支配人として客のロシアン・マフィアたちともうまく付き合っていた・・・・・しかしナイトクラブのオーナーの甥であるロシアン・マフィアのニジンスキーが麻薬取引に関わっており、ジョゼフの指揮でニジンスキー逮捕しようとしたが、逃げられ、配下のマフィアも自殺、ニジンスキーは警察への報復としてジョゼフを銃撃し重症を負わせる・・・・その後ボビーの家族が警察だと知らないニジンスキーはナイトクラブでの顔の広さから彼に麻薬を売りさばいてもらおうと話を持ちかけてくるが、そこでボビーは先日の兄への襲撃に対する怒りと今後行なわれる父の殺害計画などを知った事から自ら囮となりニジンスキーの逮捕に協力する事になり・・・・・といった内容。
邦題は「アンダーカヴァー」で覆面捜査官といった意味であるが、確かにそういう「アンダーカヴァー」的な要素も出てくるものの、「ディパーテッド」みたいにそれメインで緊迫した状況をスリリングに見せていく話でもなく、ボビーが囮捜査をしたのは劇中ほんの一瞬、しかもすぐバレるという展開にちょっと「何コレ?」と期待していたものと違う感じだったが、違う道を歩んできた兄弟、反発しあっていた親子の再生のドラマであり、ギャング映画といえばいかにもなイタリアンやアイリッシュ系を題材にするのではなくロシアンマフィアという題材を選んでいる点ではそれなりに面白い。
ただ「ディパーテッド」ほどのサスペンス感や人間ドラマ性の深みは無いし、同じロシアン・マフィアを題材にした「イースタン・プロミス」ほどロシア系アンダーグラウンド社会の文化や思想、暴力性などを表現しきれてもおらず何か物足りない感じで、予告編観た時は凄く面白そうだったのに少し期待ハズレな作品だった。
1988年、ニューヨークのブルックリンを舞台に父は警視、兄ジョゼフはエリート警官であるという警察一家に生まれたボビーは家業に反発し、亡き母の姓グリーンを名乗り、ロシア人が経営するナイトクラブの支配人として客のロシアン・マフィアたちともうまく付き合っていた・・・・・しかしナイトクラブのオーナーの甥であるロシアン・マフィアのニジンスキーが麻薬取引に関わっており、ジョゼフの指揮でニジンスキー逮捕しようとしたが、逃げられ、配下のマフィアも自殺、ニジンスキーは警察への報復としてジョゼフを銃撃し重症を負わせる・・・・その後ボビーの家族が警察だと知らないニジンスキーはナイトクラブでの顔の広さから彼に麻薬を売りさばいてもらおうと話を持ちかけてくるが、そこでボビーは先日の兄への襲撃に対する怒りと今後行なわれる父の殺害計画などを知った事から自ら囮となりニジンスキーの逮捕に協力する事になり・・・・・といった内容。
邦題は「アンダーカヴァー」で覆面捜査官といった意味であるが、確かにそういう「アンダーカヴァー」的な要素も出てくるものの、「ディパーテッド」みたいにそれメインで緊迫した状況をスリリングに見せていく話でもなく、ボビーが囮捜査をしたのは劇中ほんの一瞬、しかもすぐバレるという展開にちょっと「何コレ?」と期待していたものと違う感じだったが、違う道を歩んできた兄弟、反発しあっていた親子の再生のドラマであり、ギャング映画といえばいかにもなイタリアンやアイリッシュ系を題材にするのではなくロシアンマフィアという題材を選んでいる点ではそれなりに面白い。
ただ「ディパーテッド」ほどのサスペンス感や人間ドラマ性の深みは無いし、同じロシアン・マフィアを題材にした「イースタン・プロミス」ほどロシア系アンダーグラウンド社会の文化や思想、暴力性などを表現しきれてもおらず何か物足りない感じで、予告編観た時は凄く面白そうだったのに少し期待ハズレな作品だった。

by lucifuge
| 2009-01-20 20:35
| 映画/洋画