2009年 01月 23日
ヘルボーイ ゴールデン・アーミー |
マイク・ミニョーラのアメコミを原作とし、「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロが監督した映画「ヘルボーイ」の第2弾である「ヘルボーイ ゴールデン・アーミー」を観た。
ナチスによって召還された悪魔の子「アヌン・ウン・ラーマ」はナチスの魔手からブルーム教授に救われ、彼の養子となり、その後は極秘の政府機関「超常現象捜査防衛局」の一員「ヘルボーイ」として活動していく・・・他に念動発火の能力者のリズ、水棲人エイブといった特殊能力を持つ仲間とFBIのエージェントたちとともにオカルト的事件の解決を図るという基本設定。
今回は遥かなる昔に人類とエルフの間に戦争があり、人類の勢力に対抗するためエルフ側が作り出した機械仕掛けの不死の軍団「ゴールデン・アーミー」を戦いに導入するも、あまりの破壊力と惨状に後悔したエルフの王は軍団を操る王冠を3つに分け、1つは人間に、残り2つはエルフ側に持ち、戦争は休戦された・・・・舞台は現代に移り、そのエルフの王冠の一部があるオークション会場に出されるが、人間を信じる事が出ずゴールデンアーミーの力を我が物にし人間を滅ぼそうと考えるエルフの王子ヌアダが襲撃、まんまと王冠の一部を奪って姿を消す・・・・その後王子は王を殺し、王冠の部品を2つまで揃えるも最後の1つを持った妹であるヌアラ姫に逃げられてしまう・・・一方超常現象捜査亡影響には新しい要員としてドイツからヨハンという人物が加わり、盗まれた王冠の捜査にあたる中ヌアラ姫は彼等と出会い、協力して王子の陰謀を阻止しようとするが・・・・といったストーリー。
さすが「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロ監督だけあってアメコミ原作でもいかにもハリウッドな派手なだけの作りとはまるで違う、不可思議で幻想的でグロテスクな何ともいえない世界が展開されており凄く面白かった!
まず主要登場人物のほとんどが人間じゃないという異様さには驚かされるし、
人物関係にしても今回新登場のヨハンはエクトプラズム専門家という設定でハカイダーみたいな頭の形状の仮の機械の身体を持ったガス人間みたいな個性の強さでキッチリした性格ゆえに豪快タイプのヘルボーイと対立したり、ヘルボーイの恋人であるリズが彼の子を妊娠してたりといった要素の他、今回重要要素となるエルフの表現にしても「ロード・オブ・ザ・リング」に描かれていたような美形のエルフではなく、どっちかといえばヴァンパイアか死神みたいな白塗りで不気味なヴィジュアルだったし、話の中ではある意味もう一つの見所である水棲人エイブとヌアラ姫のラブロマンス的エピソードもあるが、水棲人と白塗りエルフというちょっとグロテスクな「異形の愛」はなかなか良かったと思う。
それから主要人物たちの他にもトロルの市場での奇妙な形をした数々の怪物たちや、ヌアダ王子の配下である怪物ウインクの生きたチェーンハンマーみたいな拳、巨大な仕掛け歯車の怪物のようなゴールデンアーミー、ゴールデンアーミーを造ったガラクタと合体したようなゴブリンのオッサン、ヘルボーイの運命を司る死の天使、巨大な森の精エレメンタル、残虐に肉を食い散らかすトゥース・フェアリーなど様々な不思議キャラクターがいっぱいで異世界の表現の作りこみかなりな凝り様だったし、私の趣味ド真中な映像を観ているだけでも惹き込まれてしまうような魅力いっぱいの楽しい作品だった。
あのラストからだとまた続編も期待出来そうだが、今度はどんな話になるのか・・・?
最近観た映画はせっかく劇場まで観に行ったわりに結構ハズレが多くてガッカリだったのだが、この映画は今年初の私にとっての大当たり作品で観に行って本当に良かった☆
ナチスによって召還された悪魔の子「アヌン・ウン・ラーマ」はナチスの魔手からブルーム教授に救われ、彼の養子となり、その後は極秘の政府機関「超常現象捜査防衛局」の一員「ヘルボーイ」として活動していく・・・他に念動発火の能力者のリズ、水棲人エイブといった特殊能力を持つ仲間とFBIのエージェントたちとともにオカルト的事件の解決を図るという基本設定。
今回は遥かなる昔に人類とエルフの間に戦争があり、人類の勢力に対抗するためエルフ側が作り出した機械仕掛けの不死の軍団「ゴールデン・アーミー」を戦いに導入するも、あまりの破壊力と惨状に後悔したエルフの王は軍団を操る王冠を3つに分け、1つは人間に、残り2つはエルフ側に持ち、戦争は休戦された・・・・舞台は現代に移り、そのエルフの王冠の一部があるオークション会場に出されるが、人間を信じる事が出ずゴールデンアーミーの力を我が物にし人間を滅ぼそうと考えるエルフの王子ヌアダが襲撃、まんまと王冠の一部を奪って姿を消す・・・・その後王子は王を殺し、王冠の部品を2つまで揃えるも最後の1つを持った妹であるヌアラ姫に逃げられてしまう・・・一方超常現象捜査亡影響には新しい要員としてドイツからヨハンという人物が加わり、盗まれた王冠の捜査にあたる中ヌアラ姫は彼等と出会い、協力して王子の陰謀を阻止しようとするが・・・・といったストーリー。
さすが「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロ監督だけあってアメコミ原作でもいかにもハリウッドな派手なだけの作りとはまるで違う、不可思議で幻想的でグロテスクな何ともいえない世界が展開されており凄く面白かった!
まず主要登場人物のほとんどが人間じゃないという異様さには驚かされるし、
人物関係にしても今回新登場のヨハンはエクトプラズム専門家という設定でハカイダーみたいな頭の形状の仮の機械の身体を持ったガス人間みたいな個性の強さでキッチリした性格ゆえに豪快タイプのヘルボーイと対立したり、ヘルボーイの恋人であるリズが彼の子を妊娠してたりといった要素の他、今回重要要素となるエルフの表現にしても「ロード・オブ・ザ・リング」に描かれていたような美形のエルフではなく、どっちかといえばヴァンパイアか死神みたいな白塗りで不気味なヴィジュアルだったし、話の中ではある意味もう一つの見所である水棲人エイブとヌアラ姫のラブロマンス的エピソードもあるが、水棲人と白塗りエルフというちょっとグロテスクな「異形の愛」はなかなか良かったと思う。
それから主要人物たちの他にもトロルの市場での奇妙な形をした数々の怪物たちや、ヌアダ王子の配下である怪物ウインクの生きたチェーンハンマーみたいな拳、巨大な仕掛け歯車の怪物のようなゴールデンアーミー、ゴールデンアーミーを造ったガラクタと合体したようなゴブリンのオッサン、ヘルボーイの運命を司る死の天使、巨大な森の精エレメンタル、残虐に肉を食い散らかすトゥース・フェアリーなど様々な不思議キャラクターがいっぱいで異世界の表現の作りこみかなりな凝り様だったし、私の趣味ド真中な映像を観ているだけでも惹き込まれてしまうような魅力いっぱいの楽しい作品だった。
あのラストからだとまた続編も期待出来そうだが、今度はどんな話になるのか・・・?
最近観た映画はせっかく劇場まで観に行ったわりに結構ハズレが多くてガッカリだったのだが、この映画は今年初の私にとっての大当たり作品で観に行って本当に良かった☆
by lucifuge
| 2009-01-23 21:34
| 映画/洋画