2009年 01月 27日
戦場のレクイエム |
「女帝 エンペラー」のフォン・シャオガン監督が中国国共内戦をテーマに描いた映画「戦場のレクイエム」を観た。
1948年、中国では毛沢東率いる共産党と蒋介石率いる国民党との内戦が激化する中、人民解放軍第9連隊長のグー・ズーティは47人の部下とともに最前線に送られ、撤退のラッパが吹くまでは戦い抜けという命令により、彼以外は全て戦死してしまう・・・しかしその後軍の再編があり彼の身元の証明もあやふやになり、軍を去る事を告げられるも再び志願して入ったアルドゥという男の連隊に入り朝鮮戦争に出向、しかし地雷を踏んだアルドゥの身代わりとなり爆弾の破片を浴びて目が不自由になってしまう・・・・・それから彼は命をかけて戦ったかっての自分の連隊の兵士たちが失踪者扱いになっている事に納得いかず、その名誉を回復するため様々に行動を始めるが・・・・といった内容。
とりあえずこの映画で凄かったのは戦闘シーン!スピルバーグの「プライベートライアン」やリドリー・スコットの「ブラックホークダウン」に匹敵する凄まじい臨場感や迫真のリアルさと容赦ない残酷さでこれまで中国映画でここまでの戦闘シーンは見た事がなかったと思うし、この監督が以前撮った「女帝 エンペラー」は特に好きな作品の一つであるが、それとは全く趣向の違う新鮮な見せ方が出来るというのは凄い。
また命をかけて戦ったのに全く報われないという現実やそういう現実に対して自分と仲間の名誉のために諦めず進んでいく頑固で強情な男の姿は不器用ながらちょっと格好良くも感じる。
それにしてもグーは目が不自由で顔もよくわからないと言っていながら自転車にスイスイ乗ってるシーンが不自然だったり、死んだ連隊の部下の奥さんと出会い、その奥さんをすぐにアルドゥに紹介して夫を亡くしてそんなにたってない奥さんの気持ちそっちのけで勝手に結婚話まで進めていき、何故か奥さんもいつのまにかアルドゥと一緒になってたり・・・日本的に見たら妙に感じる部分もちょっとあったが、こういうのは中国では普通なんだろうか?
まあ戦闘シーンだけでも映像的には観る価値アリな作品だったし、後半ちょっと長いながらまあまあ良かった作品。
1948年、中国では毛沢東率いる共産党と蒋介石率いる国民党との内戦が激化する中、人民解放軍第9連隊長のグー・ズーティは47人の部下とともに最前線に送られ、撤退のラッパが吹くまでは戦い抜けという命令により、彼以外は全て戦死してしまう・・・しかしその後軍の再編があり彼の身元の証明もあやふやになり、軍を去る事を告げられるも再び志願して入ったアルドゥという男の連隊に入り朝鮮戦争に出向、しかし地雷を踏んだアルドゥの身代わりとなり爆弾の破片を浴びて目が不自由になってしまう・・・・・それから彼は命をかけて戦ったかっての自分の連隊の兵士たちが失踪者扱いになっている事に納得いかず、その名誉を回復するため様々に行動を始めるが・・・・といった内容。
とりあえずこの映画で凄かったのは戦闘シーン!スピルバーグの「プライベートライアン」やリドリー・スコットの「ブラックホークダウン」に匹敵する凄まじい臨場感や迫真のリアルさと容赦ない残酷さでこれまで中国映画でここまでの戦闘シーンは見た事がなかったと思うし、この監督が以前撮った「女帝 エンペラー」は特に好きな作品の一つであるが、それとは全く趣向の違う新鮮な見せ方が出来るというのは凄い。
また命をかけて戦ったのに全く報われないという現実やそういう現実に対して自分と仲間の名誉のために諦めず進んでいく頑固で強情な男の姿は不器用ながらちょっと格好良くも感じる。
それにしてもグーは目が不自由で顔もよくわからないと言っていながら自転車にスイスイ乗ってるシーンが不自然だったり、死んだ連隊の部下の奥さんと出会い、その奥さんをすぐにアルドゥに紹介して夫を亡くしてそんなにたってない奥さんの気持ちそっちのけで勝手に結婚話まで進めていき、何故か奥さんもいつのまにかアルドゥと一緒になってたり・・・日本的に見たら妙に感じる部分もちょっとあったが、こういうのは中国では普通なんだろうか?
まあ戦闘シーンだけでも映像的には観る価値アリな作品だったし、後半ちょっと長いながらまあまあ良かった作品。

by lucifuge
| 2009-01-27 22:10
| 映画/アジア映画