2009年 01月 31日
劇場版カンナさん大成功です! |
「白鳥麗子でございます!」などの作品で知られる鈴木由美子原作の漫画を山田優主演で映画化した「劇場版カンナさん大成功です!」を観た。
小さな頃からデブでブスと言われ暗い人生を送ってきた神無月カンナは全身整形で「美人」に変身を遂げ、憧れの男性である浩介が勤めるアパレル会社に受付として入社する事に成功する・・・・それからカンナはさらに上を目指して頑張り、社内のデザインコンテストで入賞、同じく入賞した昔のブス仲間だったカバ子をデザイナーにカンナがプロデュース、サポートを社内で憧れられる有能な菜々子が手掛ける事になるが、そんなカンナに対して反感を抱く彩花を中心としたグループはカンナの過去を調べはじめ・・・・といったストーリー。
話はラブコメっぽくてジャンル的にそんなに好みではないため、あんまり期待せずに観てみたが、いかにもラブコメという作りでもなく「ブス」と「美人」それぞれの価値観を大袈裟にデフォルメして世界を作っていたり、舞台になっているアパレル業界の内部やそこでの「女の戦い」を描く面白さとか、映像表現にしてもカンナの視点が8ミリ映画風になっていたり、過去の記憶シーンが人形劇風CGアニメーションで見せられていたり、カンナの勝手な妄想やちょっと現実離れしたくらいの過剰で漫画的な演技はなかなかインパクトがあったし意外に面白かった。
まあ話の展開としてはベタというか主人公たちの行動がうまく行き過ぎる感じでリアリティはないし、実際はこんなにうまくはいかないだろうというウソ臭さはあるが、それでも観ていて夢や希望を感じさせてくれる素直に楽しい映画だったと思うし、現実に今の世の中にはびこっている「美至上主義」的なものに対する疑問というか「美」だけが全てではないといったメッセージも感じさせる作品だった。
そういえばかってへヴィロック系ミュージシャンであるマリリン・マンソンはライブでのパフォーマンスで「美を至上とするキリスト教ファシズムを破壊せよ!」と言っていたが彼がもしこういう題材で映画を作ったとしたらとんでもない毒々しいものが出来るかも♪
小さな頃からデブでブスと言われ暗い人生を送ってきた神無月カンナは全身整形で「美人」に変身を遂げ、憧れの男性である浩介が勤めるアパレル会社に受付として入社する事に成功する・・・・それからカンナはさらに上を目指して頑張り、社内のデザインコンテストで入賞、同じく入賞した昔のブス仲間だったカバ子をデザイナーにカンナがプロデュース、サポートを社内で憧れられる有能な菜々子が手掛ける事になるが、そんなカンナに対して反感を抱く彩花を中心としたグループはカンナの過去を調べはじめ・・・・といったストーリー。
話はラブコメっぽくてジャンル的にそんなに好みではないため、あんまり期待せずに観てみたが、いかにもラブコメという作りでもなく「ブス」と「美人」それぞれの価値観を大袈裟にデフォルメして世界を作っていたり、舞台になっているアパレル業界の内部やそこでの「女の戦い」を描く面白さとか、映像表現にしてもカンナの視点が8ミリ映画風になっていたり、過去の記憶シーンが人形劇風CGアニメーションで見せられていたり、カンナの勝手な妄想やちょっと現実離れしたくらいの過剰で漫画的な演技はなかなかインパクトがあったし意外に面白かった。
まあ話の展開としてはベタというか主人公たちの行動がうまく行き過ぎる感じでリアリティはないし、実際はこんなにうまくはいかないだろうというウソ臭さはあるが、それでも観ていて夢や希望を感じさせてくれる素直に楽しい映画だったと思うし、現実に今の世の中にはびこっている「美至上主義」的なものに対する疑問というか「美」だけが全てではないといったメッセージも感じさせる作品だった。
そういえばかってへヴィロック系ミュージシャンであるマリリン・マンソンはライブでのパフォーマンスで「美を至上とするキリスト教ファシズムを破壊せよ!」と言っていたが彼がもしこういう題材で映画を作ったとしたらとんでもない毒々しいものが出来るかも♪

by lucifuge
| 2009-01-31 21:49
| 映画/邦画