2009年 02月 01日
レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで |
リチャード・イェーツの原作を「アメリカン・ビューティ」のサム・メンデス監督がレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットを主演に映画化した「レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで」を観た。
1950年代のアメリカ。フランクとエイプリルのウィーラー夫妻は郊外の「レボリューショナリー・ロード」にある閑静な住宅街に暮らし、周囲からは「理想的な特別なカップル」として見られる生活だったが、実情はかっては夢を持った生き方をしていたが今は家族を養う金を稼ぐため大してやりがいもない仕事で毎日家と会社を往復しているフランク、女優になる夢を持っていたが今は普通に主婦として平凡な日常を送っているエイプリルというどこか空虚に人生を生きている夫婦だった・・・・しかしそんな毎日を変えようとある日エイプリルはフランクに対してフランスに移住する事を提案するが・・・・といったストーリー。
冒頭から町のイベントとしてエイプリルが行なった芝居が大失敗し、それを慰めようとしたフランクに逆ギレ、その後夫は会社で女子社員と浮気し・・・というすさんだ夫婦生活に始まり、さらに怪しい目でエイプリルを見つめる隣の旦那とか、夫妻が町にやってきた時に家を紹介した友人であり不動産屋のヘレンの息子が精神を患っており、夫妻の家に来て暴言を吐いて最悪な雰囲気になったり、一見1950年代の古き良きアメリカの理想家庭の裏にある歪んだ実情がどんどん暴かれ壊れていくというドロドロした話だった・・・。
宣伝ではあの「タイタニック」の主演コンビが11年ぶりに共演と言う事で同じようなロマンティックなラブストーリーを想像して観に行った客も多そうだが、さすが「アメリカンビューティ」のサム・メンデス監督だけあってそういった甘い幻想をとことん踏みにじるような嘘と憎悪、狂気に歪みまくった夫婦の話を描いており強烈!
「タイタニック」の二人がもし生きていてその後アメリカで幸せに暮らしたなら~的なものを期待して観に行った連中はああいうハッピーエンドには程遠いラストにはきっと気が滅入るかドン引きしたに違いない(笑)
それにしてもエイプリルを演じたケイト・ウィンスレットの細やかな感情表現やどんどん様子がおかしくなっていく姿は真に迫っていて怖いくらいだったし、フランクを演じたレオナルド・ディカプリオのブチ切れシーンもなかなか凄かった☆
それにこのサム・メンデス監督とケイト・ウィンスレットは夫婦だというのも何か凄い・・・・奥さん使ってこんな歪んだ悲惨な夫婦の話を撮るというセンスがただものでないし、ある意味自分の映画で娘にレイプされる役を演じさせたり、奥さんに狂った殺人鬼役をさせたダリオ・アルジェント監督に匹敵するような悪趣味さだし(笑)
1950年代のアメリカ。フランクとエイプリルのウィーラー夫妻は郊外の「レボリューショナリー・ロード」にある閑静な住宅街に暮らし、周囲からは「理想的な特別なカップル」として見られる生活だったが、実情はかっては夢を持った生き方をしていたが今は家族を養う金を稼ぐため大してやりがいもない仕事で毎日家と会社を往復しているフランク、女優になる夢を持っていたが今は普通に主婦として平凡な日常を送っているエイプリルというどこか空虚に人生を生きている夫婦だった・・・・しかしそんな毎日を変えようとある日エイプリルはフランクに対してフランスに移住する事を提案するが・・・・といったストーリー。
冒頭から町のイベントとしてエイプリルが行なった芝居が大失敗し、それを慰めようとしたフランクに逆ギレ、その後夫は会社で女子社員と浮気し・・・というすさんだ夫婦生活に始まり、さらに怪しい目でエイプリルを見つめる隣の旦那とか、夫妻が町にやってきた時に家を紹介した友人であり不動産屋のヘレンの息子が精神を患っており、夫妻の家に来て暴言を吐いて最悪な雰囲気になったり、一見1950年代の古き良きアメリカの理想家庭の裏にある歪んだ実情がどんどん暴かれ壊れていくというドロドロした話だった・・・。
宣伝ではあの「タイタニック」の主演コンビが11年ぶりに共演と言う事で同じようなロマンティックなラブストーリーを想像して観に行った客も多そうだが、さすが「アメリカンビューティ」のサム・メンデス監督だけあってそういった甘い幻想をとことん踏みにじるような嘘と憎悪、狂気に歪みまくった夫婦の話を描いており強烈!
「タイタニック」の二人がもし生きていてその後アメリカで幸せに暮らしたなら~的なものを期待して観に行った連中はああいうハッピーエンドには程遠いラストにはきっと気が滅入るかドン引きしたに違いない(笑)
それにしてもエイプリルを演じたケイト・ウィンスレットの細やかな感情表現やどんどん様子がおかしくなっていく姿は真に迫っていて怖いくらいだったし、フランクを演じたレオナルド・ディカプリオのブチ切れシーンもなかなか凄かった☆
それにこのサム・メンデス監督とケイト・ウィンスレットは夫婦だというのも何か凄い・・・・奥さん使ってこんな歪んだ悲惨な夫婦の話を撮るというセンスがただものでないし、ある意味自分の映画で娘にレイプされる役を演じさせたり、奥さんに狂った殺人鬼役をさせたダリオ・アルジェント監督に匹敵するような悪趣味さだし(笑)

by lucifuge
| 2009-02-01 20:36
| 映画/洋画