2009年 02月 06日
恐怖の都市伝説ファイナル~誰も知らない最凶ミステリー49 |
「実話ナックルズ」や「不思議ナックルズ」の選りすぐった都市伝説系記事を再編集したナックルズBOOKS「恐怖の都市伝説ファイナル」を読んだ。
冒頭の心霊写真グラビアにに始まり、1985年の日航ジャンボ機墜落事故にまつわる話、JR福知山線脱線事故前に惨事を予言したといわれる謎の老婆、赤ん坊臓器売買マーケット、新説だるま女「人虫」の話、危険な食べ物、20年前神奈川付近に実在した怪人物「三本足のサリーちゃん」、子供たちに噂される都市伝説といった有名事件や社会の影に潜む恐怖の都市伝説、探偵ナイトスクープの「謎のビニール紐事件」や飯島愛の過去に関するある事件との関わり、あるお笑い芸人が体験した恐怖譚「ブランコの女」、多くの芸能人が目撃しているという「小さいオッサン」の話、芸能人不審死とエイズの関係、三浦和義元社長の写真に写っていた謎の白い手、「東京マラソン」の裏にある陰謀、「疑似科学」という言葉を隠れ蓑にした悪徳商法などテレビやメディア・芸能にまつわる都市伝説、酒鬼薔薇の下半身事情やマグロ船に慰み者として乗せられるという「マグロ女」の存在、「女だけが住む村」などといったエロティックな都市伝説、「東京大震災」の被害想定、カンボジアで発見された「獣人女」、絶対に店が潰れる場所、JR新宿駅構内にあるという「死体通路」、「手首ラーメン」の話、封印された「ゴルゴ13」のエピソード、ルソン島に伝わるという「吊葬」、「胎盤」を食べる人々、「ケサランパサラン」の謎、記憶喪失男性連続保護の謎、実在する「ゾンビ」、「河童」、謎のセレブホームレス、新潟で「あげまん」と呼ばれているオバサンなど国内・海外の様々な奇妙な出来事や風習、タブー的エピソードをとりあげた感じの構成内容になっている。
日航ジャンボ機墜落についてはこれまでも諸説飛び交っていたがこの本では、自衛隊の民間機をソ連機に見立てた訓練中のミサイル誤射であるという説が展開していたり当時の時代性を感じる話から、「人虫」の話は派遣労働者がダルマにされているという今の厳しい労働条件の時代の影から出てきたような話もあったり、「赤ん坊臓器マーケット」の話ではもはや命というものが命として扱われていない状況とそういう事を行なっている人間がいても不思議じゃない今の日本の状態の危うさを感じるし、「東京マラソン」の話にしても我々が普段わからない所で国の勝手な思惑が動いていると考えたら恐ろしい。
また芸能系の都市伝説の話では芸能界という所が一般社会とは違う常識や環境で動いている異世界のような感覚も感じたし、そういう世界にいると一部狂気に陥る人間もいるだろうし、実際に異界の存在がまぎれていても違和感ない気もしてくる・・・・。
それから「絶対に店が潰れる場所」というのは私も近所でそういう所が思い当たったり記事として面白かったし、「手首ラーメン」の話はラーメン好きからするとちょっと嫌な感じだがこういう話は私が小学校の頃にクラスの女子が持っていた○○大百科系の心霊本の怖い話エピソードのひとつとして読んだ記憶があって懐かしかった。
「胎盤」を食う人々というのもある意味「人肉食」行為であるという怖さとか「健康」や「美容」の建前の元に人々が行なう狂気も感じるし、「実在するゾンビ」は中学生の頃に観た映画「ゾンビ伝説」を思い出してホラー映画好きには嬉しかったり、ロメロが映画の世界で作り上げたゾンビのイメージに対して本来のゾンビとよばれるものがどういうものであったとか色々考させたりもする面白い記事だった。
記憶喪失男性連続保護は(漫画でまとめてしまったのもあるが)結局何だったのか全くわからないし、もうちょっといつものナックルズみたいに独特の真相を展開するツッこんだ記事が見たかったのでちょっと物足りないものの、興味が湧く記事だったし、「セレブホームレス」の話は取材者の突撃根性に驚かされながら、一見何らかの存在に見える人が実は全く違う裏を持っているという不可解さとかが何か不気味に感じる。
新潟の「あげまん」オバサンはよくいるちょっとオカシイ人のような気もするが・・・・(笑)
事件的に深くスケールの大きな記事からちょっとした怖さのある記事、社会の影を象徴するような記事など考えさせるものから噂話的エロネタや馬鹿馬鹿しく変な記事まで幅広く扱ってたのは飽きずに読ませたし、読んだこともある記事もいくつかあったながら全体的にわりと面白かったと思う。
冒頭の心霊写真グラビアにに始まり、1985年の日航ジャンボ機墜落事故にまつわる話、JR福知山線脱線事故前に惨事を予言したといわれる謎の老婆、赤ん坊臓器売買マーケット、新説だるま女「人虫」の話、危険な食べ物、20年前神奈川付近に実在した怪人物「三本足のサリーちゃん」、子供たちに噂される都市伝説といった有名事件や社会の影に潜む恐怖の都市伝説、探偵ナイトスクープの「謎のビニール紐事件」や飯島愛の過去に関するある事件との関わり、あるお笑い芸人が体験した恐怖譚「ブランコの女」、多くの芸能人が目撃しているという「小さいオッサン」の話、芸能人不審死とエイズの関係、三浦和義元社長の写真に写っていた謎の白い手、「東京マラソン」の裏にある陰謀、「疑似科学」という言葉を隠れ蓑にした悪徳商法などテレビやメディア・芸能にまつわる都市伝説、酒鬼薔薇の下半身事情やマグロ船に慰み者として乗せられるという「マグロ女」の存在、「女だけが住む村」などといったエロティックな都市伝説、「東京大震災」の被害想定、カンボジアで発見された「獣人女」、絶対に店が潰れる場所、JR新宿駅構内にあるという「死体通路」、「手首ラーメン」の話、封印された「ゴルゴ13」のエピソード、ルソン島に伝わるという「吊葬」、「胎盤」を食べる人々、「ケサランパサラン」の謎、記憶喪失男性連続保護の謎、実在する「ゾンビ」、「河童」、謎のセレブホームレス、新潟で「あげまん」と呼ばれているオバサンなど国内・海外の様々な奇妙な出来事や風習、タブー的エピソードをとりあげた感じの構成内容になっている。
日航ジャンボ機墜落についてはこれまでも諸説飛び交っていたがこの本では、自衛隊の民間機をソ連機に見立てた訓練中のミサイル誤射であるという説が展開していたり当時の時代性を感じる話から、「人虫」の話は派遣労働者がダルマにされているという今の厳しい労働条件の時代の影から出てきたような話もあったり、「赤ん坊臓器マーケット」の話ではもはや命というものが命として扱われていない状況とそういう事を行なっている人間がいても不思議じゃない今の日本の状態の危うさを感じるし、「東京マラソン」の話にしても我々が普段わからない所で国の勝手な思惑が動いていると考えたら恐ろしい。
また芸能系の都市伝説の話では芸能界という所が一般社会とは違う常識や環境で動いている異世界のような感覚も感じたし、そういう世界にいると一部狂気に陥る人間もいるだろうし、実際に異界の存在がまぎれていても違和感ない気もしてくる・・・・。
それから「絶対に店が潰れる場所」というのは私も近所でそういう所が思い当たったり記事として面白かったし、「手首ラーメン」の話はラーメン好きからするとちょっと嫌な感じだがこういう話は私が小学校の頃にクラスの女子が持っていた○○大百科系の心霊本の怖い話エピソードのひとつとして読んだ記憶があって懐かしかった。
「胎盤」を食う人々というのもある意味「人肉食」行為であるという怖さとか「健康」や「美容」の建前の元に人々が行なう狂気も感じるし、「実在するゾンビ」は中学生の頃に観た映画「ゾンビ伝説」を思い出してホラー映画好きには嬉しかったり、ロメロが映画の世界で作り上げたゾンビのイメージに対して本来のゾンビとよばれるものがどういうものであったとか色々考させたりもする面白い記事だった。
記憶喪失男性連続保護は(漫画でまとめてしまったのもあるが)結局何だったのか全くわからないし、もうちょっといつものナックルズみたいに独特の真相を展開するツッこんだ記事が見たかったのでちょっと物足りないものの、興味が湧く記事だったし、「セレブホームレス」の話は取材者の突撃根性に驚かされながら、一見何らかの存在に見える人が実は全く違う裏を持っているという不可解さとかが何か不気味に感じる。
新潟の「あげまん」オバサンはよくいるちょっとオカシイ人のような気もするが・・・・(笑)
事件的に深くスケールの大きな記事からちょっとした怖さのある記事、社会の影を象徴するような記事など考えさせるものから噂話的エロネタや馬鹿馬鹿しく変な記事まで幅広く扱ってたのは飽きずに読ませたし、読んだこともある記事もいくつかあったながら全体的にわりと面白かったと思う。
by lucifuge
| 2009-02-06 23:35
| 本/コンビニ本