2009年 02月 13日
スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ |
少し前に深夜にテレビ放送されたのを録画してあった映画「スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ」を観てみた。
悪い噂がある聖泉学園に潜入捜査していた特命刑事が渋谷の路上で爆殺去れるという事件が発生、そこには「エノラ・ゲイ」という犯罪的アングラサイトが関与している疑いがあった・・・・一方不法滞在でニューヨークから強制帰国させられたある凶暴な少女はアメリカにスパイ容疑で捕まっている母を救うため、司法取引が出来るという警視庁の特務機関から特命刑事「スケバン刑事」の「麻宮サキ」として聖泉学園に潜入することになるが・・・・・といった内容。
「スケバン刑事」といえば和田慎二の漫画を原作に初代が斎藤由貴、二代目が南野陽子、三代目が浅香唯が主演して大ヒットしたテレビドラマであり、劇場版も作られたが18年ぶりに松浦亜矢を主演に深作欣二の息子の深作健太が監督で復活した。
アメリカで捕まえに来た警官を11人も病院送りにしたという主人公の麻宮サキは実は初代の娘という設定だが、とりあえず最初の登場シーンが拘束衣にハーフマスクというまるで「レクター博士か!」と突っ込みたくなる風貌でビックリだし(音楽も何だか「羊たちの沈黙」のテーマ曲をパクッたような感じで・・・)、自分の骨外して拘束解いたり拳銃持った相手に素手で勝ったりメチャクチャな強さは結構なインパクトだが、いざ学園で潜入捜査を始めると案外ショボイ感じでアメリカの警官を病院送りにしたような人間がオタクまがいな連中とかに苦戦してるしイマイチ妙な感じ。
最初映画が始まって「監視社会」や「ネット社会」を象徴するような映像の感じなどは一見リアルな本格的スリラー風で良かったものの、大してその設定を活かせているわけでもなく、途中で犯人も堂々と顔を明かしてしまったりミステリーの面白さも何もないし、テロ犯罪やイジメなどの今の日本が抱える深刻な問題をストーリーに組み込んでいるようで単に組み込んだだけみたいになってるグダグダ感、例えばサキと友達になるイジメられッ子の少女多英は学校でお姫様扱いされている偉そうな少女レイカというのがいるのだが、後半そのイジメの張本人のレイカがイジメられッ子たちの集会で司会してたり「何やってんねん!」って展開だし窪塚俊介演じる悪役のキャラももうひとつ人物背景がハッキリしないというか作りが甘くて、ラスト近くに自らの顔辺りを毟り取るようなシーンがあるが、実は顔は特殊メイクで意外な真犯人が・・・?と思いきや、ただ黒髪のカツラをとって金髪でした!って見せたり何がしたいのか意味がわからん・・・・。
キャラ的に良かったのは竹内力が演じたサキの担当捜査官くらいか。
アクションシーンは最初はうまくヨーヨーが使えない感じとか、サキvsレイカの特殊ヨーヨーを使った戦いのシーンなどは良かったし、サキが最後に着るレザー製のセーラー服タイプのバトルスーツなどはデザイン的には好きな感じだったが、CGで誤魔化したような血が全くでない人体爆破シーンとかはチャチにしか見えないしあれだけの騒ぎを起こしておいて何で警察が全く来ない?とかおとがめなしだったり、事件のきっかけに関わり入院していた少女が解決と同時に全快しているという都合のよさとかビックリするほどリアリティのかけらもない・・・。
前に観た昔の劇場版もとんでもない出来でバカ映画としては凄かったがやはりこの復活作もツッコミ所満載なとんでもないバカ映画だった・・・・(笑)
悪い噂がある聖泉学園に潜入捜査していた特命刑事が渋谷の路上で爆殺去れるという事件が発生、そこには「エノラ・ゲイ」という犯罪的アングラサイトが関与している疑いがあった・・・・一方不法滞在でニューヨークから強制帰国させられたある凶暴な少女はアメリカにスパイ容疑で捕まっている母を救うため、司法取引が出来るという警視庁の特務機関から特命刑事「スケバン刑事」の「麻宮サキ」として聖泉学園に潜入することになるが・・・・・といった内容。
「スケバン刑事」といえば和田慎二の漫画を原作に初代が斎藤由貴、二代目が南野陽子、三代目が浅香唯が主演して大ヒットしたテレビドラマであり、劇場版も作られたが18年ぶりに松浦亜矢を主演に深作欣二の息子の深作健太が監督で復活した。
アメリカで捕まえに来た警官を11人も病院送りにしたという主人公の麻宮サキは実は初代の娘という設定だが、とりあえず最初の登場シーンが拘束衣にハーフマスクというまるで「レクター博士か!」と突っ込みたくなる風貌でビックリだし(音楽も何だか「羊たちの沈黙」のテーマ曲をパクッたような感じで・・・)、自分の骨外して拘束解いたり拳銃持った相手に素手で勝ったりメチャクチャな強さは結構なインパクトだが、いざ学園で潜入捜査を始めると案外ショボイ感じでアメリカの警官を病院送りにしたような人間がオタクまがいな連中とかに苦戦してるしイマイチ妙な感じ。
最初映画が始まって「監視社会」や「ネット社会」を象徴するような映像の感じなどは一見リアルな本格的スリラー風で良かったものの、大してその設定を活かせているわけでもなく、途中で犯人も堂々と顔を明かしてしまったりミステリーの面白さも何もないし、テロ犯罪やイジメなどの今の日本が抱える深刻な問題をストーリーに組み込んでいるようで単に組み込んだだけみたいになってるグダグダ感、例えばサキと友達になるイジメられッ子の少女多英は学校でお姫様扱いされている偉そうな少女レイカというのがいるのだが、後半そのイジメの張本人のレイカがイジメられッ子たちの集会で司会してたり「何やってんねん!」って展開だし窪塚俊介演じる悪役のキャラももうひとつ人物背景がハッキリしないというか作りが甘くて、ラスト近くに自らの顔辺りを毟り取るようなシーンがあるが、実は顔は特殊メイクで意外な真犯人が・・・?と思いきや、ただ黒髪のカツラをとって金髪でした!って見せたり何がしたいのか意味がわからん・・・・。
キャラ的に良かったのは竹内力が演じたサキの担当捜査官くらいか。
アクションシーンは最初はうまくヨーヨーが使えない感じとか、サキvsレイカの特殊ヨーヨーを使った戦いのシーンなどは良かったし、サキが最後に着るレザー製のセーラー服タイプのバトルスーツなどはデザイン的には好きな感じだったが、CGで誤魔化したような血が全くでない人体爆破シーンとかはチャチにしか見えないしあれだけの騒ぎを起こしておいて何で警察が全く来ない?とかおとがめなしだったり、事件のきっかけに関わり入院していた少女が解決と同時に全快しているという都合のよさとかビックリするほどリアリティのかけらもない・・・。
前に観た昔の劇場版もとんでもない出来でバカ映画としては凄かったがやはりこの復活作もツッコミ所満載なとんでもないバカ映画だった・・・・(笑)

by lucifuge
| 2009-02-13 21:10
| 映画/邦画