2009年 02月 24日
三国志 |
アンディ・ラウ主演の映画「三国志」を観た。
国が3つに分断された戦乱時代の中国。
劉備率いる蜀の国の軍隊に入った趙雲子龍は同じ町の出身者である先輩兵の平安に出会い、彼を兄貴分と慕って一緒に戦う。
ある日たった一人で砦にやってきた軍師諸葛亮孔明の提案で曹操軍に奇襲をかけるが、戦いの中趙雲は平安の命を救い敵の隊長を倒すもその事を黙っていた事で平安の手柄になり劉備一族の警護を任されるという大任を請け負う事になるが、平安は任務に失敗し曹操軍に劉備の妻と娘を奪われる・・・しかし平安に変わって曹操軍から見事に劉備の息子を救出した趙雲はその後英雄となり五虎大将軍の1人としてその名を轟かせていく・・・といったストーリー。
「三国志」といえば最近は「レッドクリフ」という三国志中のキャラクターでも孔明と周瑜に焦点を当て、「赤壁の戦い」にストーリーを絞った作品が公開せれていたが、この「三国志」は劉備軍の中でも特に有名な英雄の1人である趙雲子龍に焦点を当て、いかにして彼が大いなる英雄になって行き、その後どういう末路をたどったかというような物語となっている。
「レッドクリフ」でも同じく描かれていた劉備の息子を救出するシーンもあったりどうしても比べてしまう感は否めないし、正直戦いのシーンのダイナミズムとか戦略の面白さの描き方などは完全に負けている感じだったが、この映画なりのドライで殺伐とした彩度を落としたような映像感覚とか多少残虐な戦闘シーンや、戦いとしては曹操の孫娘の曹嬰との心理戦や頭脳戦といった戦略的やりとりはわりと面白かった。
映画オリジナルのキャラクターである兄貴分の「平安」の存在によって多少話に変化がついていたり、あの作品とはまた違う人物やストーリーの解釈とか個性を出そうとしている努力は見えるが、何か話の展開として突然20年後になったりとか話の飛び方が唐突だし、もうちょっと全体としての描き方のバランスなどを考えてほしかった感じ。
それから観ていて何となく平安を演じたサモハンが一瞬中川家礼二に見えてきたり、アンディ・ラウ演じる趙雲がアンジャッシュ渡部に見えてきたりとお笑い好きには微妙に楽しめる部分もあった(笑)
国が3つに分断された戦乱時代の中国。
劉備率いる蜀の国の軍隊に入った趙雲子龍は同じ町の出身者である先輩兵の平安に出会い、彼を兄貴分と慕って一緒に戦う。
ある日たった一人で砦にやってきた軍師諸葛亮孔明の提案で曹操軍に奇襲をかけるが、戦いの中趙雲は平安の命を救い敵の隊長を倒すもその事を黙っていた事で平安の手柄になり劉備一族の警護を任されるという大任を請け負う事になるが、平安は任務に失敗し曹操軍に劉備の妻と娘を奪われる・・・しかし平安に変わって曹操軍から見事に劉備の息子を救出した趙雲はその後英雄となり五虎大将軍の1人としてその名を轟かせていく・・・といったストーリー。
「三国志」といえば最近は「レッドクリフ」という三国志中のキャラクターでも孔明と周瑜に焦点を当て、「赤壁の戦い」にストーリーを絞った作品が公開せれていたが、この「三国志」は劉備軍の中でも特に有名な英雄の1人である趙雲子龍に焦点を当て、いかにして彼が大いなる英雄になって行き、その後どういう末路をたどったかというような物語となっている。
「レッドクリフ」でも同じく描かれていた劉備の息子を救出するシーンもあったりどうしても比べてしまう感は否めないし、正直戦いのシーンのダイナミズムとか戦略の面白さの描き方などは完全に負けている感じだったが、この映画なりのドライで殺伐とした彩度を落としたような映像感覚とか多少残虐な戦闘シーンや、戦いとしては曹操の孫娘の曹嬰との心理戦や頭脳戦といった戦略的やりとりはわりと面白かった。
映画オリジナルのキャラクターである兄貴分の「平安」の存在によって多少話に変化がついていたり、あの作品とはまた違う人物やストーリーの解釈とか個性を出そうとしている努力は見えるが、何か話の展開として突然20年後になったりとか話の飛び方が唐突だし、もうちょっと全体としての描き方のバランスなどを考えてほしかった感じ。
それから観ていて何となく平安を演じたサモハンが一瞬中川家礼二に見えてきたり、アンディ・ラウ演じる趙雲がアンジャッシュ渡部に見えてきたりとお笑い好きには微妙に楽しめる部分もあった(笑)

by lucifuge
| 2009-02-24 17:16
| 映画/アジア映画