2009年 03月 03日
魁!!クロマティ高校 THE★MOVIE |
少し前にテレビで放送されていたのを録画してあった邦画「魁!!クロマティ高校 THE★MOVIE」を観てみた。
全校舎破壊6回、あらゆるワルが集まり悪の巣窟と化した「都立クロマティ高校」に場違いに入学してきた普通の高校生神山を主人公に友人だがバカ過ぎな林田と前田を交え、高校支配を企む親が権力者の北斗とその子分やもはや不良というには意味不明なゴリラそのものの生徒、フレディ・マーキュリーそのままの風貌のフレディ、ロボットにしか思えないメカ沢などといった強烈キャラが関わってワケのわからない方向に話が展開していく・・・・。
原作は野中英次の同名漫画でその池上遼一風の渋い画風ながらバカ過ぎる内容が新鮮だったし、私もアニメ化されたのを観ていたが、アニメ版もかなりなバカさとシュールな笑いで結構面白く作ってあり、実写版はどうなのか?と思っていたのだが、この実写版も原作の雰囲気を壊さずに映画なりの世界を展開していたのは良かったし、主要名物キャラの他に喧嘩は強いが乗り物酔いをする竹之内やハイジャックをした時に何故か竹之内と入れ替わってしまった覆面竹之内、お笑いにこだわりを持つ山口ノボル、人気お笑いコンビ「プータン」など漫画で印象的だったバカキャラたちもちゃんと登場させていたり、お笑い芸人板尾創路が覆面竹之内役で出演だけでなく構成にも参加している事でギャグや笑いがしっかりしたものになっていたりと漫画として押さえる部分はちゃんと押さえてあったのは良かったと思う。
漫画と同じくショートギャグストーリーをつなげたような見せ方は楽に観られるし、池上遼一の「男組」の設定そのままギャグにしたような北斗の登場から何故かワルたちが地球防衛軍になっていく展開やそこから突然UFOが飛来し、懐かしの特撮TVドラマ「宇宙猿人ゴリ」が登場する展開、ワルたちが「少林寺」みたいになる展開、途中から何故か仲間に入る阿藤快、松崎しげるのヌードシーンなど度を超したワケわからなさが逆にシュールで面白いしこういう脈絡の無い意味不明な感じがまさに「クロマティ高校」の世界をうまく表現していたと思う。
そういえばこの映画公開時にタイトルのモデルにされたクロマティ選手が「不良の映画などに私の名前を使うなんて許せない」と上映中止を求めるなんて騒ぎがあったが、クロマティはちゃんと映画を観たんだろうか?
これを単なる不良映画というのはあまりにも度を超えたバカさと無茶苦茶さだし、これを観て不良が格好良いなんて思う輩はいないと思うが・・・
監督の山口雄大は同じく漫画原作で今公開中の「激情版エリートヤンキー三郎」も撮った人のようだが、「映画秘宝」の記事によると喧嘩シーンで顔が異常に変形した不良とか廃液で悪魔の毒々モンスター化した不良が登場したり、こちらの作品でも無茶苦茶やってるようで、バカバカしいながらこういうやり過ぎ感は好きだし、今回観たクロマティ高校が思っていたよりも意外に楽しめたのでこっちの方もちょっと観てみたい気もする。
全校舎破壊6回、あらゆるワルが集まり悪の巣窟と化した「都立クロマティ高校」に場違いに入学してきた普通の高校生神山を主人公に友人だがバカ過ぎな林田と前田を交え、高校支配を企む親が権力者の北斗とその子分やもはや不良というには意味不明なゴリラそのものの生徒、フレディ・マーキュリーそのままの風貌のフレディ、ロボットにしか思えないメカ沢などといった強烈キャラが関わってワケのわからない方向に話が展開していく・・・・。
原作は野中英次の同名漫画でその池上遼一風の渋い画風ながらバカ過ぎる内容が新鮮だったし、私もアニメ化されたのを観ていたが、アニメ版もかなりなバカさとシュールな笑いで結構面白く作ってあり、実写版はどうなのか?と思っていたのだが、この実写版も原作の雰囲気を壊さずに映画なりの世界を展開していたのは良かったし、主要名物キャラの他に喧嘩は強いが乗り物酔いをする竹之内やハイジャックをした時に何故か竹之内と入れ替わってしまった覆面竹之内、お笑いにこだわりを持つ山口ノボル、人気お笑いコンビ「プータン」など漫画で印象的だったバカキャラたちもちゃんと登場させていたり、お笑い芸人板尾創路が覆面竹之内役で出演だけでなく構成にも参加している事でギャグや笑いがしっかりしたものになっていたりと漫画として押さえる部分はちゃんと押さえてあったのは良かったと思う。
漫画と同じくショートギャグストーリーをつなげたような見せ方は楽に観られるし、池上遼一の「男組」の設定そのままギャグにしたような北斗の登場から何故かワルたちが地球防衛軍になっていく展開やそこから突然UFOが飛来し、懐かしの特撮TVドラマ「宇宙猿人ゴリ」が登場する展開、ワルたちが「少林寺」みたいになる展開、途中から何故か仲間に入る阿藤快、松崎しげるのヌードシーンなど度を超したワケわからなさが逆にシュールで面白いしこういう脈絡の無い意味不明な感じがまさに「クロマティ高校」の世界をうまく表現していたと思う。
そういえばこの映画公開時にタイトルのモデルにされたクロマティ選手が「不良の映画などに私の名前を使うなんて許せない」と上映中止を求めるなんて騒ぎがあったが、クロマティはちゃんと映画を観たんだろうか?
これを単なる不良映画というのはあまりにも度を超えたバカさと無茶苦茶さだし、これを観て不良が格好良いなんて思う輩はいないと思うが・・・
監督の山口雄大は同じく漫画原作で今公開中の「激情版エリートヤンキー三郎」も撮った人のようだが、「映画秘宝」の記事によると喧嘩シーンで顔が異常に変形した不良とか廃液で悪魔の毒々モンスター化した不良が登場したり、こちらの作品でも無茶苦茶やってるようで、バカバカしいながらこういうやり過ぎ感は好きだし、今回観たクロマティ高校が思っていたよりも意外に楽しめたのでこっちの方もちょっと観てみたい気もする。
by lucifuge
| 2009-03-03 21:44
| 映画/邦画