2009年 03月 10日
レプリークBis vol.7 1冊まるごと「エリザベート」 |
古本屋でたまたま見つけたミュージカルを中心とした演劇雑誌「レプリークBis」の2007年3月号が「1冊まるごとエリザベート」特集というので入手してあったのを読んでみた。
ウィーン生まれのミュージカル「エリザベート」が96年に宝塚歌劇で初演され、その後東宝版のミュージカルもヒットし宝塚各組や東宝で何度となく様々なヴァージョンが作られてきた名作であるが、私はこの舞台は前に98年から99年に公演された姿月あさとが主演した宝塚宙組のヴァージョンをビデオで観ただけながら、その美麗で華やかでダークさと荘厳さを併せ持つような世界に強い印象を受けてミュージカルの中でも特に好きな作品。
この本に載ってる色んなヴァージョンについても原点であるウィーン版と日本版でエリザベートを死に誘う「死=トート」の扱い方やキャラクターについて違う解釈と見せ方をしていたり、宝塚版と東宝版でもルキーニに解釈に違いがあり、東宝版では彼にその後現われるファシズムのイメージを投影したようなシーンを作ったりそれぞれの舞台が色んな面白さを含んでいるようで興味深い。
私はビデオで1ヴァージョンしか観てないので他のヴァージョンも凄く気になるが、特に劇団☆新感線の「メタルマクベス」での芝居が面白かった内野聖陽がトート役を演じた東宝版が気になるし、宝塚版では顔の雰囲気とか衣装とかが私のイメージするトート像に近い春野寿美礼の花組ヴァージョンが観てみたい。
勿論オリジナル版もどんなものか気になる。
記事としてはウィーン版、宝塚版、東宝版それぞれの出演者や演出者のインタビューを始め、舞台中の写真も多く載っていてこういう時代の華やかでゴテゴテした衣装が好きな私には作品の参考にもなるし、エリザベートゆかりの地についてのレポートや史実としてのエリザベートの話、エリザベート関連の本やDVDの紹介などミュージカル部分以外にも楽しめる内容。
宝塚では今年再びこの「エリザベート」が月組で上演されるというのをちょっと前に新聞記事で読んだが、今回は前回の月組公演でエリザベートを演じた瀬奈じゅんがトート役をやっていたり、本来男役の凪七瑠海が宙組から特別出演でエリザベートを演じるというのも面白そうな配役。
生の宝塚舞台は一度も観た事がないので体験してみたいが、こういう人気公演はなかなかチケットも良い席が取れなさそう。
ウィーン生まれのミュージカル「エリザベート」が96年に宝塚歌劇で初演され、その後東宝版のミュージカルもヒットし宝塚各組や東宝で何度となく様々なヴァージョンが作られてきた名作であるが、私はこの舞台は前に98年から99年に公演された姿月あさとが主演した宝塚宙組のヴァージョンをビデオで観ただけながら、その美麗で華やかでダークさと荘厳さを併せ持つような世界に強い印象を受けてミュージカルの中でも特に好きな作品。
この本に載ってる色んなヴァージョンについても原点であるウィーン版と日本版でエリザベートを死に誘う「死=トート」の扱い方やキャラクターについて違う解釈と見せ方をしていたり、宝塚版と東宝版でもルキーニに解釈に違いがあり、東宝版では彼にその後現われるファシズムのイメージを投影したようなシーンを作ったりそれぞれの舞台が色んな面白さを含んでいるようで興味深い。
私はビデオで1ヴァージョンしか観てないので他のヴァージョンも凄く気になるが、特に劇団☆新感線の「メタルマクベス」での芝居が面白かった内野聖陽がトート役を演じた東宝版が気になるし、宝塚版では顔の雰囲気とか衣装とかが私のイメージするトート像に近い春野寿美礼の花組ヴァージョンが観てみたい。
勿論オリジナル版もどんなものか気になる。
記事としてはウィーン版、宝塚版、東宝版それぞれの出演者や演出者のインタビューを始め、舞台中の写真も多く載っていてこういう時代の華やかでゴテゴテした衣装が好きな私には作品の参考にもなるし、エリザベートゆかりの地についてのレポートや史実としてのエリザベートの話、エリザベート関連の本やDVDの紹介などミュージカル部分以外にも楽しめる内容。
宝塚では今年再びこの「エリザベート」が月組で上演されるというのをちょっと前に新聞記事で読んだが、今回は前回の月組公演でエリザベートを演じた瀬奈じゅんがトート役をやっていたり、本来男役の凪七瑠海が宙組から特別出演でエリザベートを演じるというのも面白そうな配役。
生の宝塚舞台は一度も観た事がないので体験してみたいが、こういう人気公演はなかなかチケットも良い席が取れなさそう。
by lucifuge
| 2009-03-10 21:24
| 本/雑誌・増刊