2009年 03月 20日
別冊映画秘宝 映画最大の決戦 |
先日ブックオフで見つけた洋泉社ムック「別冊映画秘宝 映画最大の決戦~エイリアンvs.プレデター対ゴジラ FINAL WARS」を読んだ。
このムック本は2004年に作られた映画「エイリアンvs.プレデター」と「ゴジラ FINAL WARS」を特集したものであるが、記事内容としてはそれぞれの作品のストーリーや制作過程の裏側、インタビューなどをはじめ、「エイリアン」については年代記的シリーズの個別解説、登場したエイリアンに関する分析、エイリアンとプレデターに関するキーワードデータ「エイリアン&プレデターワールド百科事典」、ゴジラに関しては「50周年記念対談」などエイリアンやプレデター、ゴジラ好きには注目の記事がいっぱいだったし、他には「怪獣バトルBEST20」、2005年新春注目のDVD特集、「正月映画裏本命」などといったメイン以外の記事も「映画秘宝」らしいセレクトと毒っぽい紹介で楽しめる。
「エイリアン」関連の記事では私が大好きな画家ギーガーがいかにして映画に関わっていったかとか自らエイリアンの造形に関わりながらも背中の突起や尻尾をつけるのに不満があったり、全身半透明にしたかったなんて話も載ってたのが興味深かったし、4で登場した不気味なニューボーンについての制作背景とか幻となった1のダークな別エンディングの話、「プレデター」関連ではプレデターの初期デザインが逆関節で虫っぽいものだったとか、元々のイメージは日本の戦隊モノ「電撃戦隊チェンジマン」の悪役ブーバだったという話なども面白い。
「ゴジラ」関連では最後に載っていたギンティ小林さんや田野辺さんも参加した「50周年記念座談会」が一番面白かったが、長いゴジラ史の中でそれぞれのゴジラに対する思い入れや魅力、色んなバリエーションで表現されていたゴジラのヴィジュアルに対する好みや分析、ゴジラのライバル怪獣や世界観、ベスト監督など読んでいて楽しくなって談義に参加したいくらいだった(笑)
私的には昔のゴジラ映画では1作目は別格として「キングコング対ゴジラ」が好きだが、リアルタイムで体験した84年に復活したヴァージョンも好きだし、平成ゴジラシリーズがあんまり好きではないながらミレニアムゴジラのシリーズは結構好きで特にこれまでのゴジラ映画とは違う解釈が新鮮で白目のゴジラ自身も恐ろしかった「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」がベスト作品だと思う。
それにしてもこの本で特集されていた「ゴジラ FINAL WARS」に関していうと予告観た段階ではかなり面白そうだったながら実際に観てみて「何じゃこりゃ?」って出来でストーリーの完成度とか評価的に観た場合、正直期待ハズレだった・・・・まあバカ映画として観たら面白いかもしれないが・・・・でも基本的にこういう映画というのは格好良かったり恐ろしく奇妙な怪獣が暴れ回るような映像が観れたらそれでいいので、同じく「エイリアンvs.
プレデター」の出来に関しても色々評価は別れるようだったし、否定的な意見の論拠も確かにとは思うが、エイリアン好きには画面にエイリアンがいるというだけで嬉しいし、いわば座談会内で言っていた「動物園の動物を見るような感覚」に近いものなのかもしれない。
本当にこういうモンスター映画が好きな人間にとってはそこにモンスターが映っていてスクリーン狭しと暴れてくれるだけでいいのである(最近は「クローバーフィールド」みたいな変化球な見せ方もあるが)。
基本的にモンスター映画ってそういうものでいいとも思う。
このムック本は2004年に作られた映画「エイリアンvs.プレデター」と「ゴジラ FINAL WARS」を特集したものであるが、記事内容としてはそれぞれの作品のストーリーや制作過程の裏側、インタビューなどをはじめ、「エイリアン」については年代記的シリーズの個別解説、登場したエイリアンに関する分析、エイリアンとプレデターに関するキーワードデータ「エイリアン&プレデターワールド百科事典」、ゴジラに関しては「50周年記念対談」などエイリアンやプレデター、ゴジラ好きには注目の記事がいっぱいだったし、他には「怪獣バトルBEST20」、2005年新春注目のDVD特集、「正月映画裏本命」などといったメイン以外の記事も「映画秘宝」らしいセレクトと毒っぽい紹介で楽しめる。
「エイリアン」関連の記事では私が大好きな画家ギーガーがいかにして映画に関わっていったかとか自らエイリアンの造形に関わりながらも背中の突起や尻尾をつけるのに不満があったり、全身半透明にしたかったなんて話も載ってたのが興味深かったし、4で登場した不気味なニューボーンについての制作背景とか幻となった1のダークな別エンディングの話、「プレデター」関連ではプレデターの初期デザインが逆関節で虫っぽいものだったとか、元々のイメージは日本の戦隊モノ「電撃戦隊チェンジマン」の悪役ブーバだったという話なども面白い。
「ゴジラ」関連では最後に載っていたギンティ小林さんや田野辺さんも参加した「50周年記念座談会」が一番面白かったが、長いゴジラ史の中でそれぞれのゴジラに対する思い入れや魅力、色んなバリエーションで表現されていたゴジラのヴィジュアルに対する好みや分析、ゴジラのライバル怪獣や世界観、ベスト監督など読んでいて楽しくなって談義に参加したいくらいだった(笑)
私的には昔のゴジラ映画では1作目は別格として「キングコング対ゴジラ」が好きだが、リアルタイムで体験した84年に復活したヴァージョンも好きだし、平成ゴジラシリーズがあんまり好きではないながらミレニアムゴジラのシリーズは結構好きで特にこれまでのゴジラ映画とは違う解釈が新鮮で白目のゴジラ自身も恐ろしかった「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」がベスト作品だと思う。
それにしてもこの本で特集されていた「ゴジラ FINAL WARS」に関していうと予告観た段階ではかなり面白そうだったながら実際に観てみて「何じゃこりゃ?」って出来でストーリーの完成度とか評価的に観た場合、正直期待ハズレだった・・・・まあバカ映画として観たら面白いかもしれないが・・・・でも基本的にこういう映画というのは格好良かったり恐ろしく奇妙な怪獣が暴れ回るような映像が観れたらそれでいいので、同じく「エイリアンvs.
プレデター」の出来に関しても色々評価は別れるようだったし、否定的な意見の論拠も確かにとは思うが、エイリアン好きには画面にエイリアンがいるというだけで嬉しいし、いわば座談会内で言っていた「動物園の動物を見るような感覚」に近いものなのかもしれない。
本当にこういうモンスター映画が好きな人間にとってはそこにモンスターが映っていてスクリーン狭しと暴れてくれるだけでいいのである(最近は「クローバーフィールド」みたいな変化球な見せ方もあるが)。
基本的にモンスター映画ってそういうものでいいとも思う。
by lucifuge
| 2009-03-20 21:29
| 本/雑誌・増刊