2009年 03月 28日
呪怨サイコ画像 マニアックス!! |
メディアックス発行の「呪怨サイコ画像 マニアックス!!」を読んだ。
この本は以前読んだような「実録サイコ恐怖画像」や「世界の心霊・恐怖画像」、「恐いサイコの画像」シリーズなどと同じような世界中のサイコティックで異様で奇怪な画像を集めたものである。
中身としては一部どこかで見たようなのもあるが、ほとんどは新たに集められた知らない画像なので「総集編」で誤魔化すような「恐いサイコの画像」シリーズより中身は充実した感じ。
まあネタ的にはサイコなストーカーからの意味不明な手紙とか奇行をする人々、犯罪者の書いたものや証言といった現実世界の人間が行なう狂気的なものでテーマ的には他の本のものとそうは変わらないのだが、「長崎小6殺害事件」の犯人である少女を「ネバダたん」と呼んでアイドル視するファンサイトがある事とか「人気」というものの方向性が病的に感じる画像、「江東区OLバラバラ殺人」の犯人が描いていた同人誌の絵に何故か「ダルマ女」が多いという異様さ、秋田のカルト教団、殺害予告された芸能人、ネット上で「うめずかずお」と呼ばれる謎の女の不気味な写真、何故か全裸で股間にガスマスクをした男が毒キノコであるベニテングタケを食べる画像の意味不明さ、ネットオークションに出された異様な品の数々など日常生活に潜む人間の闇を垣間見せてくれるようである。
また中国の汚すぎる電車内画像や爆発する椅子、残酷な拷問など「この国ってどうなってるの?」と思わせる日本の社会常識からは考えられない画像もあったり、ソ連の科学者が行なったという「犬の生首実験」も衝撃的だった。
生物関連でいえばイタリアの農夫が見つけた謎の生物の死骸もミステリアスだが、レウコクロリディウムという寄生虫によって異様な変貌を遂げたカタツムリの触覚、ヒドノラ・アフリカーナと呼ばれる奇怪な植物などが興味深かったし、アート関連ではお笑い芸人オリエンタルラジオの中田が意外にサイコな作品を描く人物というのが驚きだったし、近代の日本画家である鏑木清方の「妖魚」という作品や上村松園が女の生霊を描いた「焔」という作品の魅惑的な妖しさ、中国の死刑囚が描いた絵、グロテスクな美しさを持つアメリカの画家グレゴリ-・ヤコブセンの世界、ダークな世界好きには格好良すぎるポーランドのポスターなど独特な作品が色々紹介されているのは幻想世界好きの私には嬉しい感じ。
でも巨匠バルテュスの絵が「幼児虐待を描いた謎の絵」扱いされていたのには残念な感じで、あれだけの大画家を知らないなんていい加減過ぎるしちゃんと調査しろよ~!とも思った。
アニメなどサブカル系では描写がグロいらしい「エルフェンリート」や「スクールデイズ」なる作品、トラウマなドラえもん、トラウマな歌「輪切りのハニー」、トラウマな公共広告CM、リビングデッド・ドールズを改造する人々、悪趣味な「リストカットまな板」など一部やり過ぎたような表現のものが紹介されているが人にインパクトを与えるというのはこういう一部のタブーを冒すような強烈さが必要なのかもしれない。
そして数ある画像の中で特に気になったのが「俺の先祖は恐ろしい人物かもしれない・・・・」というネット上にアップされたある投稿者の家の仏壇から発見された彼の先祖に関する謎の古文書についての記事で、それは投稿者の先祖が食人に関わっていたのではないかという恐ろしい内容・・・・しかも後にその投稿者は消えてしまったというから本当に謎だらけでミステリアス。
他にミステリアスといえば現実に存在した「鬼」の子孫だという五鬼助義价なる人物についての記事も凄く興味深かったし、鬼といえば台湾の番組のハイキングでの撮影で映りこんだ赤い服を着た鬼のような映像とか単にヴィジュアル的に驚くような記事ばかりではなく何か後をひくような興味を残す記事もあったのが面白くて、数あるサイコ画像本の中ではなかなか良い出来だったと思う。
この本は以前読んだような「実録サイコ恐怖画像」や「世界の心霊・恐怖画像」、「恐いサイコの画像」シリーズなどと同じような世界中のサイコティックで異様で奇怪な画像を集めたものである。
中身としては一部どこかで見たようなのもあるが、ほとんどは新たに集められた知らない画像なので「総集編」で誤魔化すような「恐いサイコの画像」シリーズより中身は充実した感じ。
まあネタ的にはサイコなストーカーからの意味不明な手紙とか奇行をする人々、犯罪者の書いたものや証言といった現実世界の人間が行なう狂気的なものでテーマ的には他の本のものとそうは変わらないのだが、「長崎小6殺害事件」の犯人である少女を「ネバダたん」と呼んでアイドル視するファンサイトがある事とか「人気」というものの方向性が病的に感じる画像、「江東区OLバラバラ殺人」の犯人が描いていた同人誌の絵に何故か「ダルマ女」が多いという異様さ、秋田のカルト教団、殺害予告された芸能人、ネット上で「うめずかずお」と呼ばれる謎の女の不気味な写真、何故か全裸で股間にガスマスクをした男が毒キノコであるベニテングタケを食べる画像の意味不明さ、ネットオークションに出された異様な品の数々など日常生活に潜む人間の闇を垣間見せてくれるようである。
また中国の汚すぎる電車内画像や爆発する椅子、残酷な拷問など「この国ってどうなってるの?」と思わせる日本の社会常識からは考えられない画像もあったり、ソ連の科学者が行なったという「犬の生首実験」も衝撃的だった。
生物関連でいえばイタリアの農夫が見つけた謎の生物の死骸もミステリアスだが、レウコクロリディウムという寄生虫によって異様な変貌を遂げたカタツムリの触覚、ヒドノラ・アフリカーナと呼ばれる奇怪な植物などが興味深かったし、アート関連ではお笑い芸人オリエンタルラジオの中田が意外にサイコな作品を描く人物というのが驚きだったし、近代の日本画家である鏑木清方の「妖魚」という作品や上村松園が女の生霊を描いた「焔」という作品の魅惑的な妖しさ、中国の死刑囚が描いた絵、グロテスクな美しさを持つアメリカの画家グレゴリ-・ヤコブセンの世界、ダークな世界好きには格好良すぎるポーランドのポスターなど独特な作品が色々紹介されているのは幻想世界好きの私には嬉しい感じ。
でも巨匠バルテュスの絵が「幼児虐待を描いた謎の絵」扱いされていたのには残念な感じで、あれだけの大画家を知らないなんていい加減過ぎるしちゃんと調査しろよ~!とも思った。
アニメなどサブカル系では描写がグロいらしい「エルフェンリート」や「スクールデイズ」なる作品、トラウマなドラえもん、トラウマな歌「輪切りのハニー」、トラウマな公共広告CM、リビングデッド・ドールズを改造する人々、悪趣味な「リストカットまな板」など一部やり過ぎたような表現のものが紹介されているが人にインパクトを与えるというのはこういう一部のタブーを冒すような強烈さが必要なのかもしれない。
そして数ある画像の中で特に気になったのが「俺の先祖は恐ろしい人物かもしれない・・・・」というネット上にアップされたある投稿者の家の仏壇から発見された彼の先祖に関する謎の古文書についての記事で、それは投稿者の先祖が食人に関わっていたのではないかという恐ろしい内容・・・・しかも後にその投稿者は消えてしまったというから本当に謎だらけでミステリアス。
他にミステリアスといえば現実に存在した「鬼」の子孫だという五鬼助義价なる人物についての記事も凄く興味深かったし、鬼といえば台湾の番組のハイキングでの撮影で映りこんだ赤い服を着た鬼のような映像とか単にヴィジュアル的に驚くような記事ばかりではなく何か後をひくような興味を残す記事もあったのが面白くて、数あるサイコ画像本の中ではなかなか良い出来だったと思う。
by lucifuge
| 2009-03-28 22:44
| 本/コンビニ本