2009年 04月 08日
永吉友紀個展~皇國の乙女 |
京都・寺町仏光寺にある画廊「BAMI gallery」で行なわれている永吉友紀さんの個展「皇國の乙女 ものいはぬもののかたち」を見に行ってきた。
永吉さんの作品は以前大阪の「ギャラリー・ベルンアート」で行なわれていたグループ展「旅の表現展」で何点か見たことがあったが個展としてまとまった形で作品を見るのは初めて。
作品としては肉筆と版画があり、戦前から戦中にかけての日本文化的世界の中の女性の様々なイメージを描いており、天使やシャム双生児、蛇など不思議なイメージ要素も入った奇妙でかわいい世界は面白い。
また色使いも和風レトロ調の独特な感じで丸尾末広の漫画とか寺山修司のアングラ劇世界とも共通するような不思議なエロチシズム感やダークさもあったりこういう日本的な不思議な世界観というのは好きな感じ。
それから描かれている作品イメージの時代的に「旧日本軍の軍服」というダークな要素が描かれてる作品が多いのだがセーラー服の上に軍服をはおる少女の像などミスマッチな組み合わせが魅力的だったり、私自身軍服は結構モチーフにするのでどういう使い方をしてるかなどイメージの作り方についても考えさせられたし、最近作品制作として「和風」イメージに興味がある私にとっても色々参考になったと思う。
永吉さんの作品は以前大阪の「ギャラリー・ベルンアート」で行なわれていたグループ展「旅の表現展」で何点か見たことがあったが個展としてまとまった形で作品を見るのは初めて。
作品としては肉筆と版画があり、戦前から戦中にかけての日本文化的世界の中の女性の様々なイメージを描いており、天使やシャム双生児、蛇など不思議なイメージ要素も入った奇妙でかわいい世界は面白い。
また色使いも和風レトロ調の独特な感じで丸尾末広の漫画とか寺山修司のアングラ劇世界とも共通するような不思議なエロチシズム感やダークさもあったりこういう日本的な不思議な世界観というのは好きな感じ。
それから描かれている作品イメージの時代的に「旧日本軍の軍服」というダークな要素が描かれてる作品が多いのだがセーラー服の上に軍服をはおる少女の像などミスマッチな組み合わせが魅力的だったり、私自身軍服は結構モチーフにするのでどういう使い方をしてるかなどイメージの作り方についても考えさせられたし、最近作品制作として「和風」イメージに興味がある私にとっても色々参考になったと思う。

by lucifuge
| 2009-04-08 22:14
| 芸術・アート/展覧会