2009年 04月 12日
田村光義遺作展 |
今日は母校である京都市立芸術大学まで「田村光義遺作展」を見に行ってきた。
田村光義さんは私の大学時代に直接は担当ではなかったながら油画の先生として色々お世話になった方で、私がいた実習室に田村さん担当の生徒がいたのもあって部屋に来られる度によく話していたし、田村さんが海外にいた頃に私が最も影響を受けた画家でもある「H.R.ギーガー」の展覧会を見に行った話とか興味深い話をしてもらったり、SFや怪獣、ホラーなど映画や漫画の趣味とかも似ていた事もあって結構交流があった人だったが、残念ながら約1年前に亡くなられてしまい、卒業後は会ってなかったので実に惜しい思いをした。
その田村さんの遺作展が芸大内のギャラリーで開催されており、内容としては田村さんの学生時代の作品から近作までをセレクトした展覧会になっていて90年代頃の抽象的・半立体的な作品については知っていたが70年代の学生時代から留学時代、80年代にかけての作品は見たことがなく、またその作品は私が大好きな「ウィーン幻想派」的な作風とそのクオリティの高さに目が釘付けになった。
人物フォルムの描き方やタイル柄を使った背景など表現イメージ的にはフックスやハウズナーの影響が感じられる世界観ながら装飾的で緻密に描かれた画面は実に面白いし、機械仕掛けの馬的なモチーフ、歯車や人形的なモチーフなど不思議さを刺激する要素は見ていて楽しい。
また版画作品はヴンダーリッヒ的な世界も感じさせる、また手描き作品とは違う魅力がある作品だったりと様々な面白さが体験出来る展覧会になっていたと思う。
田村光義さんは私の大学時代に直接は担当ではなかったながら油画の先生として色々お世話になった方で、私がいた実習室に田村さん担当の生徒がいたのもあって部屋に来られる度によく話していたし、田村さんが海外にいた頃に私が最も影響を受けた画家でもある「H.R.ギーガー」の展覧会を見に行った話とか興味深い話をしてもらったり、SFや怪獣、ホラーなど映画や漫画の趣味とかも似ていた事もあって結構交流があった人だったが、残念ながら約1年前に亡くなられてしまい、卒業後は会ってなかったので実に惜しい思いをした。
その田村さんの遺作展が芸大内のギャラリーで開催されており、内容としては田村さんの学生時代の作品から近作までをセレクトした展覧会になっていて90年代頃の抽象的・半立体的な作品については知っていたが70年代の学生時代から留学時代、80年代にかけての作品は見たことがなく、またその作品は私が大好きな「ウィーン幻想派」的な作風とそのクオリティの高さに目が釘付けになった。
人物フォルムの描き方やタイル柄を使った背景など表現イメージ的にはフックスやハウズナーの影響が感じられる世界観ながら装飾的で緻密に描かれた画面は実に面白いし、機械仕掛けの馬的なモチーフ、歯車や人形的なモチーフなど不思議さを刺激する要素は見ていて楽しい。
また版画作品はヴンダーリッヒ的な世界も感じさせる、また手描き作品とは違う魅力がある作品だったりと様々な面白さが体験出来る展覧会になっていたと思う。
by lucifuge
| 2009-04-12 21:57
| 芸術・アート/展覧会