2009年 04月 29日
ひぐらしのなく頃に 誓 |
竜騎士07のサウンドノベルゲームを原作にその後アニメ化や漫画化され大ヒットの後、去年実写映画化された「ひぐらしのなく頃に」の続編「ひぐらしのなく頃に 誓」を観た。
「ひぐらしのなく頃に」は昭和58年初夏の某県鹿骨市雛見沢村を舞台に分校に都会から引っ越してきた前原圭一と竜宮レナや園崎魅音、古手梨花、北条沙都子など分校の少女たちとの交流を描きながら村にまつわるおぞましき因習や「おやしろさま」とよばれる存在の祟りの噂、過去にあったバラバラ殺人などが絡んでいく・・・というようなホラー風ストーリーであるが、前回の映画版は圭一がメインに描かれたストーリーだったのに対し、今回はレナがメインといったところで、圭一より前に村に越してきたレナが都会で暮らしていた頃に起こしたある事件や父親が悪い女に騙されている状況など彼女が直面する様々な問題が「おやしろさま」と関わり、惨劇につながっていくが、その影で動く村の医師入江京介や看護士の鷹野三四、カメラマンの宮竹ジロウといった連中のの怪しさなど原作における「鬼隠し編」と「罪滅ぼし編」を構成したような内容となっている。
観る前に流れていたネットの情報では結構なエグさで驚かされるような事が書かれていたりでどんなにショッキングな映画なのかとちょっと期待していたのだが、確かにレナの狂気の表現は漫画に劣らず映画なりの怖さと見せ方で真に迫っていた感じだし首から血とともに出る蛆虫の画像などは結構気持ち悪かったものの、話の展開的には多少リアリティに欠ける部分と何かやたらと台詞で「仲間」や「友情」を強調していてくどい感じでまるで「ジャンプの漫画か!」とツッコミたくなる部分(クライマックスの屋根の上での決闘とか冷静に見たらシチュエーション的に結構変だし:笑)もあった。
まあこれのアニメ化作品が原因で少女がオノで父親を殺害などマスコミが騒いだりしてアニメが放送中止になったり(勿論作品が原因という根拠は何もないし劇中レナが使うのは斧ではなくナタ)、世間ではイメージ的に青少年に悪影響といったものがついてしまってる作品ではあるので制作側が気にしすぎたんだろうか?
本来ホラー的、サイコ的な物語ながらその中に友情や仲間の大切さをちゃんと描いてる作品だし、アニメ版ではわざとらしくそのテーマを見せずにホラーとしても斬新に描いているのが良かったのにこの実写版ではちょっとその部分を出し過ぎてせっかくのショッキングさも白けてしまった感じもする。
出来としてはそんなに酷すぎる出来ではないが物足りないのは確かだし、まあまあ楽しめるくらいの作品だったと思う。
「ひぐらしのなく頃に」は昭和58年初夏の某県鹿骨市雛見沢村を舞台に分校に都会から引っ越してきた前原圭一と竜宮レナや園崎魅音、古手梨花、北条沙都子など分校の少女たちとの交流を描きながら村にまつわるおぞましき因習や「おやしろさま」とよばれる存在の祟りの噂、過去にあったバラバラ殺人などが絡んでいく・・・というようなホラー風ストーリーであるが、前回の映画版は圭一がメインに描かれたストーリーだったのに対し、今回はレナがメインといったところで、圭一より前に村に越してきたレナが都会で暮らしていた頃に起こしたある事件や父親が悪い女に騙されている状況など彼女が直面する様々な問題が「おやしろさま」と関わり、惨劇につながっていくが、その影で動く村の医師入江京介や看護士の鷹野三四、カメラマンの宮竹ジロウといった連中のの怪しさなど原作における「鬼隠し編」と「罪滅ぼし編」を構成したような内容となっている。
観る前に流れていたネットの情報では結構なエグさで驚かされるような事が書かれていたりでどんなにショッキングな映画なのかとちょっと期待していたのだが、確かにレナの狂気の表現は漫画に劣らず映画なりの怖さと見せ方で真に迫っていた感じだし首から血とともに出る蛆虫の画像などは結構気持ち悪かったものの、話の展開的には多少リアリティに欠ける部分と何かやたらと台詞で「仲間」や「友情」を強調していてくどい感じでまるで「ジャンプの漫画か!」とツッコミたくなる部分(クライマックスの屋根の上での決闘とか冷静に見たらシチュエーション的に結構変だし:笑)もあった。
まあこれのアニメ化作品が原因で少女がオノで父親を殺害などマスコミが騒いだりしてアニメが放送中止になったり(勿論作品が原因という根拠は何もないし劇中レナが使うのは斧ではなくナタ)、世間ではイメージ的に青少年に悪影響といったものがついてしまってる作品ではあるので制作側が気にしすぎたんだろうか?
本来ホラー的、サイコ的な物語ながらその中に友情や仲間の大切さをちゃんと描いてる作品だし、アニメ版ではわざとらしくそのテーマを見せずにホラーとしても斬新に描いているのが良かったのにこの実写版ではちょっとその部分を出し過ぎてせっかくのショッキングさも白けてしまった感じもする。
出来としてはそんなに酷すぎる出来ではないが物足りないのは確かだし、まあまあ楽しめるくらいの作品だったと思う。
by lucifuge
| 2009-04-29 21:45
| 映画/邦画