おバカ炸裂 全国三ツ星珍スポットガイド

先日ブックオフで見つけた大洋図書発行の「おバカ炸裂　全国三ツ星珍スポットガイド」を読んでみた。
この本は主に日本全国に存在する奇妙で不可思議な珍スポットをはじめ、行過ぎた店のサービスやデコレーション、理解不能な珍景など様々なオカしいスポットを取り上げたものである。
近畿カテゴリーでは特に大阪の珍スポットが取り上げられているが、妙な色彩の建造物をはじめツッコミところ満載な変な看板などまさに珍スポットの宝庫！
また西成地区を「アブゾーン西成」などと住民が怒りそうな紹介の仕方をしているが、壁に書かれた「ゴミをおいた人は半殺しにします」の落書きなど怖くてまさにアブゾーンだし・・・・。
怖いといえば近畿の有名心霊スポットまで紹介されていたり、山盛りすぎな異常な量のグルメ特集や奇怪な料理を出す店など近畿だけでもこんなに度を超えた店があるのには驚かされるし面白い！
北関東地区ではどちらかというと個人が作った変なテーマパーク系の場所や秘宝館などを特集していてこちらも強烈だがこちらも山盛りグルメは負けておらず漫画みたいな山盛り御飯のカツ丼や麺5玉入りの焼きソバなど見ているだけでお腹いっぱいになる。
愛知カテゴリーでは変な地名をはじめ変なビジュアルの派出所や電話ボックス、巨大大仏やおっぱい神社など濃い内容。
勿論グルメも強烈でラーメンの上に天ぷらとアイスをのせた「ゆき味ラーメン」など味覚を疑いそうな組み合わせはビックリ！
北海道カテゴリーでは「網走監獄」や「ナウマン象記念館」など興味をそそられるコアそうなスポットをはじめ何故かモアイが立ち並ぶ「真駒内滝野霊園」など意味不明だし、グルメではジンギスカンキャラメルとかラーメンクッキーとか「何でそれを組み合わせる？」というような奇食商品など個性的！
東京カテゴリーでは「都会」というイメージからしてあまりそういう変な場所はなさそうながら実はこういうものはどこにでもあると思わせる強烈な場所が結構あったりで「合羽橋道具街」や「八王子雲龍寺」、秋葉原の一部異様な光景などかなりなインパクトだし、グルメコーナーではモヤシ盛り過ぎなラーメンや御飯4合入った肉丼などバカ盛り料理は東京も凄い！
東海地区では生首オブジェがある関が原ウォーランドや鳥羽湾めぐりの異様な船、珍公衆便所など地域性溢れる珍さが楽しいし、日本最古の秘宝館らしい「元祖国際秘宝館」の露骨過ぎる展示も怪し過ぎる！
九州カテゴリーではイッシーと大ウナギを客寄せにしている池田湖や蛙だらけなテーマパーク「のじりこぴあ」などUMAや生き物好きには興味深い場所をはじめグルメコーナーでは1mの高さに盛られたパフェとかここにもやり過ぎグルメが存在！
他には番外編として中国の珍スポットや日本全国の奇妙な看板や絵馬、温泉やお寺の怖すぎる地獄説法アトラクション、奇祭、珍商品。ゆるキャラ、御当地メダルなど変なモノのオンパレードで見ていて面白そうなものも多かったながら意味不明で近寄りがたいものも多かったり世の中というのは奇想と混沌に満ちた不思議な世界だという事を感じさせてくれる1冊であったと思う。