2009年 05月 29日
日本のタブー |
ミリオン出版発行のコンビニ本「日本のタブー」を読んだ。
この本は主に「実話ナックルズ」と「怖い噂」の記事から日本の「タブー」をテーマに選りすぐって編集した感じのものであるが、内容としては最近あった北野誠が芸能界から消された本当の理由、江東区バラバラ殺人の犯人とダルマ女の関連性、在日議員リスト、同和利権問題などといった冒頭のスペシャルトピックスをはじめ、様々な宗教団体とマルチの裏側を追った第1章、麻薬汚染や整形、脱税など芸能界の闇と裏を追った第2章、ストーカー判事や勤務中にゴルフする役人などといった国家権力の不正を追った第3章、赤報隊事件やグリコ森永事件など未解決事件を追った第4章、ウトロや小人プロレス、障害者強制労働事件などマイノリティーな人々の実態を追った第5章、北朝鮮拉致問題をとりあげた最終章といった構成。
スペシャルトピックスでは江東区バラバラ殺人の犯人である星島が以前mixiにもいて日記などでダルマ女への執着を自らのイラストと共に語っていたという事実は不気味だったし、第1章の宗教ネタはこういう系の雑誌ではよく見る感じのネタが多かったながら統一教会のモノ売りの手口のレポートとかマルチ商法の洗脳手口などの具体例は被害を避けるためにも知っておいて有効だと思う。
また第2章では元グラビアアイドルである小向美奈子の殺害計画が進行中などという物騒な話まで載ってたりでビックリだが、スペシャルトピックス内の芸能人流出写真話でイニシャルトークされてた人物がそのままこっちの別ネタ記事で実名で載ってたりする構成はライターが違うからにせよ何か滑稽(笑)
第3章ではストーカー判事として捕まった裁判官が実はストーカー規正法制定のきっかけとなった「桶川ストーカー事件」の裁判官の1人でその裁判当時も法廷で居眠りしたりと酷い事実が出てきたり司法の現場はどうなってるのか?と逆に怖い。
第4章の未解決事件ではグリコ森永事件の真犯人といわれる男についての記事が特に興味深かったし、英国人講師殺害事件の犯人・市橋がどこにいるのかという検証と西成の公衆電話から市橋の実家にかかってきた無言電話の関連性など今後の展開も気になる記事だった。
第5章では「ウトロ」というキーワードは聞いた事があったがこれまでそれが何なのか全く知らなかったながら、この記事でどういう事なのか初めて知ったし、途中経過で様々な連中の思惑が交錯した結果問題が複雑化して本来の住人が苦境に陥る事になった状況など色々考えさせられる。
他にはメディアが勝手にタブー視して消してしまった「小人プロレス」とか札幌で障害者を奴隷のように働かせていた事件など世間の障害者に対する関わり方の問題点が見えてきたり、最終章の北朝鮮拉致についての記事では拉致が現在でも行なわれている可能性もあって一番最近で疑わしい事例として確認されているのが2004年というのが驚きだったし、今後北朝鮮が体制を変えない限りは誰でもそういう危険に遭う可能性が否定出来ない状況だというのが恐ろしい。
というように様々な角度からタブーに切り込んだ内容で芸能人のどうでもいいような話から結構ショッキングな記事もあったが、なかなか濃い中身だったしそれなりに面白かったと思う。
この本は主に「実話ナックルズ」と「怖い噂」の記事から日本の「タブー」をテーマに選りすぐって編集した感じのものであるが、内容としては最近あった北野誠が芸能界から消された本当の理由、江東区バラバラ殺人の犯人とダルマ女の関連性、在日議員リスト、同和利権問題などといった冒頭のスペシャルトピックスをはじめ、様々な宗教団体とマルチの裏側を追った第1章、麻薬汚染や整形、脱税など芸能界の闇と裏を追った第2章、ストーカー判事や勤務中にゴルフする役人などといった国家権力の不正を追った第3章、赤報隊事件やグリコ森永事件など未解決事件を追った第4章、ウトロや小人プロレス、障害者強制労働事件などマイノリティーな人々の実態を追った第5章、北朝鮮拉致問題をとりあげた最終章といった構成。
スペシャルトピックスでは江東区バラバラ殺人の犯人である星島が以前mixiにもいて日記などでダルマ女への執着を自らのイラストと共に語っていたという事実は不気味だったし、第1章の宗教ネタはこういう系の雑誌ではよく見る感じのネタが多かったながら統一教会のモノ売りの手口のレポートとかマルチ商法の洗脳手口などの具体例は被害を避けるためにも知っておいて有効だと思う。
また第2章では元グラビアアイドルである小向美奈子の殺害計画が進行中などという物騒な話まで載ってたりでビックリだが、スペシャルトピックス内の芸能人流出写真話でイニシャルトークされてた人物がそのままこっちの別ネタ記事で実名で載ってたりする構成はライターが違うからにせよ何か滑稽(笑)
第3章ではストーカー判事として捕まった裁判官が実はストーカー規正法制定のきっかけとなった「桶川ストーカー事件」の裁判官の1人でその裁判当時も法廷で居眠りしたりと酷い事実が出てきたり司法の現場はどうなってるのか?と逆に怖い。
第4章の未解決事件ではグリコ森永事件の真犯人といわれる男についての記事が特に興味深かったし、英国人講師殺害事件の犯人・市橋がどこにいるのかという検証と西成の公衆電話から市橋の実家にかかってきた無言電話の関連性など今後の展開も気になる記事だった。
第5章では「ウトロ」というキーワードは聞いた事があったがこれまでそれが何なのか全く知らなかったながら、この記事でどういう事なのか初めて知ったし、途中経過で様々な連中の思惑が交錯した結果問題が複雑化して本来の住人が苦境に陥る事になった状況など色々考えさせられる。
他にはメディアが勝手にタブー視して消してしまった「小人プロレス」とか札幌で障害者を奴隷のように働かせていた事件など世間の障害者に対する関わり方の問題点が見えてきたり、最終章の北朝鮮拉致についての記事では拉致が現在でも行なわれている可能性もあって一番最近で疑わしい事例として確認されているのが2004年というのが驚きだったし、今後北朝鮮が体制を変えない限りは誰でもそういう危険に遭う可能性が否定出来ない状況だというのが恐ろしい。
というように様々な角度からタブーに切り込んだ内容で芸能人のどうでもいいような話から結構ショッキングな記事もあったが、なかなか濃い中身だったしそれなりに面白かったと思う。

by lucifuge
| 2009-05-29 22:02
| 本/コンビニ本