2009年 06月 01日
ダイアナの選択 |
ユマ・サーマン主演の映画「ダイアナの選択」を観た。
多少問題行動があるがどこにでもいそうな普通の女子高生であるダイアナは親友のモーリーンといつもと変わらない日常を過ごしていたが、ある日女子トイレ内で他愛ない会話中外で銃声が聞こえる・・・それはダイアナと同じクラスの男子生徒マイケルが学校内で無差別銃撃の殺戮をはじめ、やがてマイケルはダイアナたちのいる女子トイレ内に入ってくる・・・・そして彼はダイアナとモーリーンどちらか一人だけを殺すと告げる。
それから15年後、大学教授の夫ポールと娘のエマとともに日常を送るダイアナだったが銃乱射事件は今も彼女の心に深い影を残し、死んだはずの人物を目撃したり娘の不可解な行動などが彼女を悩ませており、その過去と交錯するような幻影の影には実はある真相が隠されていた・・・・といったストーリー。
この映画の事は事前情報としてあんまり知らなかったのだが「衝撃的ラスト」がある作品というふれこみからそういうのに弱い私としては興味を持ってしまった。
ただ、実際に観てみた所あのラストはこれまで多くのこれ系映画がやってきたのとほぼ「同じ」だったし「またか~」とネタ的にはちょっと残念だったが、この映画はどちらかというとそのラストの衝撃部分を売りにしているというよりかは不安定に暴走する女子高生のダイアナの心の成長ドラマであり、銃乱射事件を軸に運命を変えられ、そこで彼女がどういう選択をしたのか?という点については人間ドラマとしてなかなか良かったと思うし、昔観た「ドニー・ダーコ」や「バニラスカイ」を連想させるような相互的に関わる過去と現在の様々な要素が交錯する真相につながるヒントの見せ方など実にうまくて、そういう面では他の似た映画との差別化は十分出来ていた気がする。
ただ私的にはあのラストではちょっと綺麗事で終わってる感もあるし、もっと「選択」の部分で人間のダークサイドをえぐり出すような、はたまた誰も救われない絶望感に満ちた展開にしても良かったんではないかとも思ったり、全体的にはそこそこな出来ながら多少物足りなさも残った作品だった。
多少問題行動があるがどこにでもいそうな普通の女子高生であるダイアナは親友のモーリーンといつもと変わらない日常を過ごしていたが、ある日女子トイレ内で他愛ない会話中外で銃声が聞こえる・・・それはダイアナと同じクラスの男子生徒マイケルが学校内で無差別銃撃の殺戮をはじめ、やがてマイケルはダイアナたちのいる女子トイレ内に入ってくる・・・・そして彼はダイアナとモーリーンどちらか一人だけを殺すと告げる。
それから15年後、大学教授の夫ポールと娘のエマとともに日常を送るダイアナだったが銃乱射事件は今も彼女の心に深い影を残し、死んだはずの人物を目撃したり娘の不可解な行動などが彼女を悩ませており、その過去と交錯するような幻影の影には実はある真相が隠されていた・・・・といったストーリー。
この映画の事は事前情報としてあんまり知らなかったのだが「衝撃的ラスト」がある作品というふれこみからそういうのに弱い私としては興味を持ってしまった。
ただ、実際に観てみた所あのラストはこれまで多くのこれ系映画がやってきたのとほぼ「同じ」だったし「またか~」とネタ的にはちょっと残念だったが、この映画はどちらかというとそのラストの衝撃部分を売りにしているというよりかは不安定に暴走する女子高生のダイアナの心の成長ドラマであり、銃乱射事件を軸に運命を変えられ、そこで彼女がどういう選択をしたのか?という点については人間ドラマとしてなかなか良かったと思うし、昔観た「ドニー・ダーコ」や「バニラスカイ」を連想させるような相互的に関わる過去と現在の様々な要素が交錯する真相につながるヒントの見せ方など実にうまくて、そういう面では他の似た映画との差別化は十分出来ていた気がする。
ただ私的にはあのラストではちょっと綺麗事で終わってる感もあるし、もっと「選択」の部分で人間のダークサイドをえぐり出すような、はたまた誰も救われない絶望感に満ちた展開にしても良かったんではないかとも思ったり、全体的にはそこそこな出来ながら多少物足りなさも残った作品だった。

by lucifuge
| 2009-06-01 21:46
| 映画/洋画