2009年 06月 11日
未確認噂話 首都神話 |
お笑い芸人である島田秀平が世間に流れる未確認の噂話や奇妙な話を実話&フィクションで紹介した本「未確認噂話 首都神話」を読んだ。
内容としては本当だったら怖い、よく出来たゾクッとする話を取り上げた項目「トリハーダ」、あの商品、企業、作品に隠された謎のメッセージを取り上げた項目「メッセージ」、嘘かもしれないが知ってたら得する雑学の項目「ソーラッシ」、ちょっとエロティックな大人の噂話の項目「アダルティ」、もしかしたら自分の身近にいるかもしれない異質な人間についての項目「潜伏人間」、あまりにも出来すぎた感動話についての項目「ティアーズ」、芸能人・著名人にまつわる面白話「レジェンド」の7項目に加え、グラビアページでは島田秀平と仲間の芸人たちが挑む「首都神話ツアーズ」などといった構成。
「トリハーダ」では「未来人ジョン・タイター」や「ゆかりちゃん」など他の本でも読んだ事があるようなネタや「お婆ちゃんの荷物」にいたっては平山夢明の「東京伝説」に載ってたエピソードの変形ヴァージョンだったり、既に知ってるネタもいくつかあったが、「荷揚げやさん」や「13階段」の話はわりと怖かった。
そもそもこの本の著者である島田秀平を知ったのはたまたま観た「99サイズ」で怖い話をしていたのがきっかけだが、それがかなりな怖さで興味を持った。
ちなみにその時していた話はこの本にも載っていた「13階段」なのだが正直テレビで聞いた時の方がエピソードの内容的にもかなり怖くて本でのヴァージョンは何故かだいぶ怖い部分をはしょってしまった感じ。
「メッセージ」では「名探偵コナン」の黒幕が実はあの人物だとか「アンパンマン」に隠されたキリスト教的メッセージ、ガンダムの「赤い彗星」の秘密などネタ的になかなか面白かった。
「ソーラッシ」では木や森、花など植物にちなんだ名前が運気がアップする地名だとか逆に水に関係する名前の地名は運気を下げるなんて話は興味深いし、桃太郎が犬・猿・キジを連れて行った理由やトランプのルーツなども雑学として楽しめる感じ。
「アダルティ」では実話ナックルズに載ってそうなゲスい噂話中心ながら言語の違いによって性的な意味を持ってしまうという誤解話は笑えるながら現実的に注意すべき話にも思えたりで深い気がする。
「潜伏人間」ではこれまた「東京伝説」そのままパクったような話や都市伝説でありがちなのが載っていて話的には怖いが新鮮味がない。
「ティアーズ」では「感動のアンビリバボー」でやってそうな泣けるイイ話が色々載ってるのだがネタ的にあんまり私の趣味じゃないので「ふ~ん」な感じで読み終わってしまった(笑)
「レジェンド」では「あぶさん」の作者にまつわるトンデモエピソードが一番笑えたが、その他にも「和田アキ子伝説」など有り得ない話が載ってたりでほとんど芸人のネタに近いノリな感じもする。
グラビアページでは見たら寿命がわかるという「姿見の井戸」をレポートしたり「ひとりかくれんぼ」実験などを行なっていたが、ヤバイといわれるひとりかくれんぼを島田は自分の家でやるのが嫌だからと後輩の末高斗夢の家で行ない、実際に怪奇現象があったので後日末高は引っ越す羽目になってしまったというのがタチ悪いし・・・・。
まあ読んだ感想としては以前読んだ同じく芸人であるハローバイバイ関暁夫の書いた「都市伝説」みたいな世間に流れる怪しい噂話を様々なジャンルでわかりやすく紹介したようなオカルトの「入門編」的な印象で、ヤバ過ぎる部分は省いてしまって実体験的な怖さやそんなに深く突っ込んだ話はほとんどない感じもした。
島田秀平の著書ではどちらかというと前に読んだ山口敏太郎と共著の「異界神話」の方が面白かった気もするし、読むならもっと島田がテレビで話していたような真に迫る怖さのある話を本にしてほしいと思う。
内容としては本当だったら怖い、よく出来たゾクッとする話を取り上げた項目「トリハーダ」、あの商品、企業、作品に隠された謎のメッセージを取り上げた項目「メッセージ」、嘘かもしれないが知ってたら得する雑学の項目「ソーラッシ」、ちょっとエロティックな大人の噂話の項目「アダルティ」、もしかしたら自分の身近にいるかもしれない異質な人間についての項目「潜伏人間」、あまりにも出来すぎた感動話についての項目「ティアーズ」、芸能人・著名人にまつわる面白話「レジェンド」の7項目に加え、グラビアページでは島田秀平と仲間の芸人たちが挑む「首都神話ツアーズ」などといった構成。
「トリハーダ」では「未来人ジョン・タイター」や「ゆかりちゃん」など他の本でも読んだ事があるようなネタや「お婆ちゃんの荷物」にいたっては平山夢明の「東京伝説」に載ってたエピソードの変形ヴァージョンだったり、既に知ってるネタもいくつかあったが、「荷揚げやさん」や「13階段」の話はわりと怖かった。
そもそもこの本の著者である島田秀平を知ったのはたまたま観た「99サイズ」で怖い話をしていたのがきっかけだが、それがかなりな怖さで興味を持った。
ちなみにその時していた話はこの本にも載っていた「13階段」なのだが正直テレビで聞いた時の方がエピソードの内容的にもかなり怖くて本でのヴァージョンは何故かだいぶ怖い部分をはしょってしまった感じ。
「メッセージ」では「名探偵コナン」の黒幕が実はあの人物だとか「アンパンマン」に隠されたキリスト教的メッセージ、ガンダムの「赤い彗星」の秘密などネタ的になかなか面白かった。
「ソーラッシ」では木や森、花など植物にちなんだ名前が運気がアップする地名だとか逆に水に関係する名前の地名は運気を下げるなんて話は興味深いし、桃太郎が犬・猿・キジを連れて行った理由やトランプのルーツなども雑学として楽しめる感じ。
「アダルティ」では実話ナックルズに載ってそうなゲスい噂話中心ながら言語の違いによって性的な意味を持ってしまうという誤解話は笑えるながら現実的に注意すべき話にも思えたりで深い気がする。
「潜伏人間」ではこれまた「東京伝説」そのままパクったような話や都市伝説でありがちなのが載っていて話的には怖いが新鮮味がない。
「ティアーズ」では「感動のアンビリバボー」でやってそうな泣けるイイ話が色々載ってるのだがネタ的にあんまり私の趣味じゃないので「ふ~ん」な感じで読み終わってしまった(笑)
「レジェンド」では「あぶさん」の作者にまつわるトンデモエピソードが一番笑えたが、その他にも「和田アキ子伝説」など有り得ない話が載ってたりでほとんど芸人のネタに近いノリな感じもする。
グラビアページでは見たら寿命がわかるという「姿見の井戸」をレポートしたり「ひとりかくれんぼ」実験などを行なっていたが、ヤバイといわれるひとりかくれんぼを島田は自分の家でやるのが嫌だからと後輩の末高斗夢の家で行ない、実際に怪奇現象があったので後日末高は引っ越す羽目になってしまったというのがタチ悪いし・・・・。
まあ読んだ感想としては以前読んだ同じく芸人であるハローバイバイ関暁夫の書いた「都市伝説」みたいな世間に流れる怪しい噂話を様々なジャンルでわかりやすく紹介したようなオカルトの「入門編」的な印象で、ヤバ過ぎる部分は省いてしまって実体験的な怖さやそんなに深く突っ込んだ話はほとんどない感じもした。
島田秀平の著書ではどちらかというと前に読んだ山口敏太郎と共著の「異界神話」の方が面白かった気もするし、読むならもっと島田がテレビで話していたような真に迫る怖さのある話を本にしてほしいと思う。
by lucifuge
| 2009-06-11 20:47
| 本/文学・小説