2009年 06月 13日
スタートレック |
「Mi:Ⅲ」や「クローバー・フィールド」のJ.J.エイブラムス監督が60年代に放送され後に映画化もされた人気SFドラマシリーズをスクリーンで復活させた「スタートレック」を観た。
23世紀の未来、惑星連邦の宇宙船であるUSSケルヴィンは突如出現した謎の大型船に遭遇、襲撃され死亡した船長の代理となったジョージ・カークは乗組員の脱出を指揮するも命を失う・・・・その時ジョージの妻は息子を出産、名はジェームズ・タイベリアスと名付けられた。
それからジェームズ・タイベリアス・カークは地球でたくましく成長するも道を迷って周囲とトラブルばかり起こしていたが、父を知っているという宇宙艦隊のパイク大佐に出会った事から宇宙艦隊に入り医者のマッコイや通信士を目指すウフーラなどと出会い、宇宙艦隊アカデミーではバルカン星人のスポックと議論したりと、ここでもルールにとらわれないカークの姿勢は組織の中では騒ぎになるが、そんな時バルカン星から緊急救難信号が入り、艦隊も現場に向かう事になる・・・しかしバルカン星を攻撃していたのはかってカークの父を死に追いやったあの謎の大型船であった・・・・というようなストーリー。
私は「スタートレック」については小学校くらいの時に劇場版の第1作を親に観に連れて行ってもらったのが初スタートレック体験だったが、その時は物語とかキャラクター設定とか全く意味がわからず、耳の尖った吊り眉毛の妙な人とかスキンヘッドのお姉さんがいた事くらいしか印象がなかった・・・それからもうちょっと映画の事がわかるようになって今度はシリーズ3作目「スタートレックⅢ Mr.スポックを探せ!」を観に連れて行ってもらったものの、2を観ていなかったので話のきっかけのジェネシス計画とか何でスポックが死んだのとかちょっとわかりにくかったり1も3も映像世界だけで楽しんだ感じだったのでこの頃はまだまだあんまり面白さがわからなかったし、当時はSF映画としてはどっちかというと「スターウォーズ」の方が馴染み深かった。
その後高校生くらいになってたまたまテレビで深夜にテレビ版のスタートレックのオリジナルシリーズ「宇宙大作戦」が放送されたのをきっかけに毎週観始めてどういう世界観でどういうキャラクターなのか、毎回の奇想天外なSF的ストーリーなどの面白さにハマッて改めて当時よくわからなかった映画版をビデオで観てあれはこういう事だったのかと理解したりと「スターウォーズ」とはまた違った「スターとトレック」ならではの魅力を知った気がした。
それからオリジナル版からその後の世界を描いた新シリーズのドラマ「新スタートレック」が放送されたのを観たりさらにその映画版のシリーズ「ジェネレーションズ」を観たりもしていたが「ディープ・スペース・ナイン」や「ヴォイジャー」といった新シリーズが続々出て観きれなくなって「新スタートレック」以降はあんまリ知らないのだが、映画版はジェネレーションズの最終作である「ネメシス S.T.X.」まで観たもののその後しばらく新作が発表される事もなくファンとしては少し寂しい感じだったが今回7年ぶりに復活!
一体どんな話でどんな出来ななってるのか凄く気になっていた。
で、この新版「スタートレック」だが、観る前に入っていた情報ではオリジナル版の主要キャラクターであるカークやスポックの若き頃を描くという話で「ハリウッドでまた最近ありがちな<エピソード・ゼロ>的原点ストーリーか~」とちょっと気落ちしていた感もなったのだが、実際観てみると確かに若き頃のキャラクターを描いてはいるが細かい設定がある要因で本来のオリジナル版とは変わっていて、そのつじつまも合ってるしある人物の登場によって元のシリーズともうまくつながっていたりと昔ながらのオリジナルキャラクターを使いながら別の新しい世界をうまく作り上げていて驚かされた!
また変化した設定によって青年カークの成長過程やスポックの人物像の背景にも変化が出たり、ドクター・マッコイ、ウフーラ、スールー、チェコフといったオリジナルでは御馴染みのクルーたちが登場活躍していく展開も面白かったし、主要クルーであるスコットが途中まで全然登場していなくて「あれ?」と思っていたら「そこで登場か!」とファン喜ばせな見せ方をしたり宇宙を舞台にしながらも人間ドラマが魅力であるこのシリーズの良さがうまく出ていた作品だったし、「スポックつかみ」や「バルカン星の挨拶」といった独特の動作、「エンタープライズ」、「フェイザー」、「転送」、「ワープ」、「ロミュラン」、「クリンゴン」などシリーズ御馴染みのキーワードが多用される世界は観ているだけでも懐かしく楽しい☆
当然SF的設定の映画なので異様な形をした謎の大型船のデザイン、氷の星での奇怪なモンスター登場シーンや迫力の宇宙戦闘シーン、未来のメカニックなど映像的にも見所満載でまさに新しい時代にあった「スタートレック」だったし、既に続編の計画もあるようなのでこの新しい設定で今後はどんな冒険を見せてくれるのかも楽しみ♪
ただ、スタートレックの時間に対する思考って「バック・トゥ・ザ・フューチャー」とは違っていて同じ時間軸の中に同じ過去と未来の同じ人物が同じ時間にいても大丈夫なのはちょっと妙な感じだったが(笑)
またエンディングテーマにはテレビシリーズ版でのメインテーマ曲を壮大にアレンジしたものが流れていたり、この曲が流れる前に「宇宙、そこは最後の開拓地・・・」といったシリーズ定番のナレーションがあったのも嬉しかったし、次回では是非映画版スタートレックの定番であるジェリー・ゴールド・スミス作曲のテーマ曲も使ってほしい♪
23世紀の未来、惑星連邦の宇宙船であるUSSケルヴィンは突如出現した謎の大型船に遭遇、襲撃され死亡した船長の代理となったジョージ・カークは乗組員の脱出を指揮するも命を失う・・・・その時ジョージの妻は息子を出産、名はジェームズ・タイベリアスと名付けられた。
それからジェームズ・タイベリアス・カークは地球でたくましく成長するも道を迷って周囲とトラブルばかり起こしていたが、父を知っているという宇宙艦隊のパイク大佐に出会った事から宇宙艦隊に入り医者のマッコイや通信士を目指すウフーラなどと出会い、宇宙艦隊アカデミーではバルカン星人のスポックと議論したりと、ここでもルールにとらわれないカークの姿勢は組織の中では騒ぎになるが、そんな時バルカン星から緊急救難信号が入り、艦隊も現場に向かう事になる・・・しかしバルカン星を攻撃していたのはかってカークの父を死に追いやったあの謎の大型船であった・・・・というようなストーリー。
私は「スタートレック」については小学校くらいの時に劇場版の第1作を親に観に連れて行ってもらったのが初スタートレック体験だったが、その時は物語とかキャラクター設定とか全く意味がわからず、耳の尖った吊り眉毛の妙な人とかスキンヘッドのお姉さんがいた事くらいしか印象がなかった・・・それからもうちょっと映画の事がわかるようになって今度はシリーズ3作目「スタートレックⅢ Mr.スポックを探せ!」を観に連れて行ってもらったものの、2を観ていなかったので話のきっかけのジェネシス計画とか何でスポックが死んだのとかちょっとわかりにくかったり1も3も映像世界だけで楽しんだ感じだったのでこの頃はまだまだあんまり面白さがわからなかったし、当時はSF映画としてはどっちかというと「スターウォーズ」の方が馴染み深かった。
その後高校生くらいになってたまたまテレビで深夜にテレビ版のスタートレックのオリジナルシリーズ「宇宙大作戦」が放送されたのをきっかけに毎週観始めてどういう世界観でどういうキャラクターなのか、毎回の奇想天外なSF的ストーリーなどの面白さにハマッて改めて当時よくわからなかった映画版をビデオで観てあれはこういう事だったのかと理解したりと「スターウォーズ」とはまた違った「スターとトレック」ならではの魅力を知った気がした。
それからオリジナル版からその後の世界を描いた新シリーズのドラマ「新スタートレック」が放送されたのを観たりさらにその映画版のシリーズ「ジェネレーションズ」を観たりもしていたが「ディープ・スペース・ナイン」や「ヴォイジャー」といった新シリーズが続々出て観きれなくなって「新スタートレック」以降はあんまリ知らないのだが、映画版はジェネレーションズの最終作である「ネメシス S.T.X.」まで観たもののその後しばらく新作が発表される事もなくファンとしては少し寂しい感じだったが今回7年ぶりに復活!
一体どんな話でどんな出来ななってるのか凄く気になっていた。
で、この新版「スタートレック」だが、観る前に入っていた情報ではオリジナル版の主要キャラクターであるカークやスポックの若き頃を描くという話で「ハリウッドでまた最近ありがちな<エピソード・ゼロ>的原点ストーリーか~」とちょっと気落ちしていた感もなったのだが、実際観てみると確かに若き頃のキャラクターを描いてはいるが細かい設定がある要因で本来のオリジナル版とは変わっていて、そのつじつまも合ってるしある人物の登場によって元のシリーズともうまくつながっていたりと昔ながらのオリジナルキャラクターを使いながら別の新しい世界をうまく作り上げていて驚かされた!
また変化した設定によって青年カークの成長過程やスポックの人物像の背景にも変化が出たり、ドクター・マッコイ、ウフーラ、スールー、チェコフといったオリジナルでは御馴染みのクルーたちが登場活躍していく展開も面白かったし、主要クルーであるスコットが途中まで全然登場していなくて「あれ?」と思っていたら「そこで登場か!」とファン喜ばせな見せ方をしたり宇宙を舞台にしながらも人間ドラマが魅力であるこのシリーズの良さがうまく出ていた作品だったし、「スポックつかみ」や「バルカン星の挨拶」といった独特の動作、「エンタープライズ」、「フェイザー」、「転送」、「ワープ」、「ロミュラン」、「クリンゴン」などシリーズ御馴染みのキーワードが多用される世界は観ているだけでも懐かしく楽しい☆
当然SF的設定の映画なので異様な形をした謎の大型船のデザイン、氷の星での奇怪なモンスター登場シーンや迫力の宇宙戦闘シーン、未来のメカニックなど映像的にも見所満載でまさに新しい時代にあった「スタートレック」だったし、既に続編の計画もあるようなのでこの新しい設定で今後はどんな冒険を見せてくれるのかも楽しみ♪
ただ、スタートレックの時間に対する思考って「バック・トゥ・ザ・フューチャー」とは違っていて同じ時間軸の中に同じ過去と未来の同じ人物が同じ時間にいても大丈夫なのはちょっと妙な感じだったが(笑)
またエンディングテーマにはテレビシリーズ版でのメインテーマ曲を壮大にアレンジしたものが流れていたり、この曲が流れる前に「宇宙、そこは最後の開拓地・・・」といったシリーズ定番のナレーションがあったのも嬉しかったし、次回では是非映画版スタートレックの定番であるジェリー・ゴールド・スミス作曲のテーマ曲も使ってほしい♪

by lucifuge
| 2009-06-13 21:33
| 映画/洋画