2009年 06月 17日
ターミネーター4 |
マック・G監督、クリスチャン・ベイル主演で作られた大ヒットSF映画シリーズの第4弾「ターミネーター4」を観た。
2018年、核戦争で荒廃した世界では人類と機械との戦闘が続いており、いよいよスカイネット率いる機械たちが人類に最終攻撃を仕掛けようと企んでいた時、人類抵抗軍のメンバーであるジョン・コナーはこの時代のことを知らない謎の男マーカスに出会うがマーカスにはある秘密が隠されていた・・・・といったストーリー。
「ターミネーター」といえば近未来、意志を持った軍事用スーパーコンピューター「スカイネット」が人類に宣戦布告、核攻撃を起こし生き残った人類をも自らの機械軍によって殲滅を企む中で人類側の指導者であるジョン・コナーの存在が機械軍を窮地に追い込んだ・・・そこでスカイネットは過去に人間の姿をした殺人サイボーグ「ターミネーター」を送り込み生まれる前のジョンを消そうとジョンの母であるサラを殺そうとするが同時にジョンもサラを守るため戦士カイルを過去に送っていた・・・・という物語と世界観をベースにしたこのシリーズはこれまで3作作られ、それぞれ84年、94年、2004年という「過去」の時代で戦いが行なわれてきたが今回の舞台はまさに人類と機械が戦争の最中にある近未来という点がシリーズとして新しい。
また登場人物としてジョン・コナーをはじめ、若き日のカイル・リースや3で登場したジョンのパートナーのケイトといったシリーズを通しての主要キャラクターをはじめ、抵抗軍の女性パイロットであるブレアや謎の鍵でもあるサイバーダイン社の医師セレーナといった新キャラクター、そして今回どのキャラクターよりも重要ともいえる謎の男マーカスの存在が物語をよりドラマティックで深いものに仕上げていると思う。
仲間を失っていく過酷な戦いの中で人命を無視した非情な作戦を遂行しようとする抵抗軍の上層部とジョンの対立、ジョンのリーダーとして成長していく戦いの姿やまだ若いカイルがマーカスとの出会いによって様々に学んでいく姿、マーカス自身の正体につながる「機械とは?人間とは?」という深いテーマ性など単なる機械vs人間の戦いを描いたSFアクション映画では終わらない内容になってるし、かといってアクション面や映像面がショボいわけではなくこれまでで最も激しく見せ場のあるターミネーター的世界を見せてくれている。
特にT-600やT-700といったこれまで登場したメイン役のターミネーターであるT-800の初期モデルをはじめ、ハンターキラーやT-1、トランスポート、ハイドロボット、モトターミネーターやハーヴェスターなど様々に登場する機械軍の戦闘ロボットたちのキャラクターたちが面白いし、特に巨大なボディを持つ大迫力なハーヴェスターやドゥカティをベースにしたというモトターミネーターはバイク好きには嬉しい♪
それにクライマックスシーンではT-800が登場し、かって「ターミネーター2」の予告編だけに登場したT-800製造工場のシーンが再現されていたり、今回は登場しないと思っていたあの俳優がまさかの登場には驚き!
他には「ターミネーター2」に主題歌にもなったGUNS'N ROSESの「YOU COULD BE MINE」が使われるシーンがあって懐かしかったり、かってのシリーズの名シーンや名台詞をなぞるシーンが作られていたりしたのもこのシリーズではある意味定番ながらちょっとマニアックな楽しさがあってイイ!
一応物語としてはジョンが主役ながらどちらかというとマーカスの物語でもあるし、これまでとは違ったアプローチの「ターミネーター」を見事に描いていたと思うし、ジョンがターミネーターにこれまでとは違うかたちで再びで救われるという展開など色んな部分で新たな「ターミネーター」を作り出すのに成功したと思う。
キャスティング的にはジョン役を3のニック・スタールに代わって「ダークナイト」のクリスチャン・ベイルが演じていたが荒廃した世界で戦う男のイメージはピッタリだったし、対するサム・ワーシントン演じるマーカスは知らない俳優だったながらこの作品でかなり強烈な印象を受けた。
他にカイル役に最近「スタートレック」でチェコフを演じたアントン・イェルチンやセレーナ医師役にヘレナ・ボナム・カーター、それから司令部の指導者役にクセ者俳優マイケル・アイアンサイドが出ていたりと大スターではないが個性的な演技派を集めた感じのキャスティングはストーリーに集中できる感じだったし、あのラストからするとまだまだ続編も作られそうなのでこのクオリティで作ってくれるならもっと観てみたい!
2018年、核戦争で荒廃した世界では人類と機械との戦闘が続いており、いよいよスカイネット率いる機械たちが人類に最終攻撃を仕掛けようと企んでいた時、人類抵抗軍のメンバーであるジョン・コナーはこの時代のことを知らない謎の男マーカスに出会うがマーカスにはある秘密が隠されていた・・・・といったストーリー。
「ターミネーター」といえば近未来、意志を持った軍事用スーパーコンピューター「スカイネット」が人類に宣戦布告、核攻撃を起こし生き残った人類をも自らの機械軍によって殲滅を企む中で人類側の指導者であるジョン・コナーの存在が機械軍を窮地に追い込んだ・・・そこでスカイネットは過去に人間の姿をした殺人サイボーグ「ターミネーター」を送り込み生まれる前のジョンを消そうとジョンの母であるサラを殺そうとするが同時にジョンもサラを守るため戦士カイルを過去に送っていた・・・・という物語と世界観をベースにしたこのシリーズはこれまで3作作られ、それぞれ84年、94年、2004年という「過去」の時代で戦いが行なわれてきたが今回の舞台はまさに人類と機械が戦争の最中にある近未来という点がシリーズとして新しい。
また登場人物としてジョン・コナーをはじめ、若き日のカイル・リースや3で登場したジョンのパートナーのケイトといったシリーズを通しての主要キャラクターをはじめ、抵抗軍の女性パイロットであるブレアや謎の鍵でもあるサイバーダイン社の医師セレーナといった新キャラクター、そして今回どのキャラクターよりも重要ともいえる謎の男マーカスの存在が物語をよりドラマティックで深いものに仕上げていると思う。
仲間を失っていく過酷な戦いの中で人命を無視した非情な作戦を遂行しようとする抵抗軍の上層部とジョンの対立、ジョンのリーダーとして成長していく戦いの姿やまだ若いカイルがマーカスとの出会いによって様々に学んでいく姿、マーカス自身の正体につながる「機械とは?人間とは?」という深いテーマ性など単なる機械vs人間の戦いを描いたSFアクション映画では終わらない内容になってるし、かといってアクション面や映像面がショボいわけではなくこれまでで最も激しく見せ場のあるターミネーター的世界を見せてくれている。
特にT-600やT-700といったこれまで登場したメイン役のターミネーターであるT-800の初期モデルをはじめ、ハンターキラーやT-1、トランスポート、ハイドロボット、モトターミネーターやハーヴェスターなど様々に登場する機械軍の戦闘ロボットたちのキャラクターたちが面白いし、特に巨大なボディを持つ大迫力なハーヴェスターやドゥカティをベースにしたというモトターミネーターはバイク好きには嬉しい♪
それにクライマックスシーンではT-800が登場し、かって「ターミネーター2」の予告編だけに登場したT-800製造工場のシーンが再現されていたり、今回は登場しないと思っていたあの俳優がまさかの登場には驚き!
他には「ターミネーター2」に主題歌にもなったGUNS'N ROSESの「YOU COULD BE MINE」が使われるシーンがあって懐かしかったり、かってのシリーズの名シーンや名台詞をなぞるシーンが作られていたりしたのもこのシリーズではある意味定番ながらちょっとマニアックな楽しさがあってイイ!
一応物語としてはジョンが主役ながらどちらかというとマーカスの物語でもあるし、これまでとは違ったアプローチの「ターミネーター」を見事に描いていたと思うし、ジョンがターミネーターにこれまでとは違うかたちで再びで救われるという展開など色んな部分で新たな「ターミネーター」を作り出すのに成功したと思う。
キャスティング的にはジョン役を3のニック・スタールに代わって「ダークナイト」のクリスチャン・ベイルが演じていたが荒廃した世界で戦う男のイメージはピッタリだったし、対するサム・ワーシントン演じるマーカスは知らない俳優だったながらこの作品でかなり強烈な印象を受けた。
他にカイル役に最近「スタートレック」でチェコフを演じたアントン・イェルチンやセレーナ医師役にヘレナ・ボナム・カーター、それから司令部の指導者役にクセ者俳優マイケル・アイアンサイドが出ていたりと大スターではないが個性的な演技派を集めた感じのキャスティングはストーリーに集中できる感じだったし、あのラストからするとまだまだ続編も作られそうなのでこのクオリティで作ってくれるならもっと観てみたい!
by lucifuge
| 2009-06-17 21:18
| 映画/洋画