鵜飼 容子×永吉 友紀 joint exhibition～此岸/彼岸

今日は京都・寺町にある画廊「BAMI Gallery」まで展覧会「鵜飼 容子×永吉 友紀　joint exhibition～此岸/彼岸」を見に行ってきた。
永吉さんの作品は春にもこの画廊で見た事があるが、戦前的な雰囲気と少女を幻想的に描いた作品世界は独特で、今回はどちらかというとその中のエロティックな要素を前面に出したイメージの作品が展開されている感じ。
同時に展示されていた鵜飼さんの作品を見るのは今回が初めて。
DMを見た感じは立体作品を作っている人なのかな～と思っていたが実際見てみるとどちらかといえば平面作品がメインで描かれている内容も頭がつながったような胎児や無頭児など奇形的イメージを題材にしていたり「赤ちゃん」というかわいいイメージと何気にグロい要素を組み合わせているアンバランスな点は結構好きな感じ。
また立体作品は結構生々しい感じで置いてあったら一瞬ギョッとする感じだが人面犬作品はなかなかユーモラスで面白いし、永吉さんの作品みたいな「美」や「装飾」的魅力は皆無だが生物的な不思議イメージの面白さや毒気があってそれぞれ違う個性が楽しめる展覧会だった。