2009年 07月 12日
怖い噂 vol.2 |
ミリオン出版発行のオカルトやタブーに独自の視点で挑んだ雑誌「不思議ナックルズ」がリニューアルされた「怖い噂」のvol.2が先日発売になっていたのを買ってあったので読んでみた。
今回の内容としてはグラビアページとして「日本魔界紀行、「ザ・ビートルズという世紀のトリック」、「ケンタッキーフライドチキン 美味さの秘密」という感じに始まり、」、「あぶない噂の真相」FILE特集では芸能界の黒い都市伝説「あの有名タレントの裏ビデオは実在した」、ある秘密結社との関係を思わせる「民主党・鳩山代表が見せた謎のサイン」、カリスマ霊能者に纏わる怪伝説「呪われたダイヤに魅入られた宜保愛子」、野生児伝説の真実「オオカミ少女は存在しなかった」、80年代を代表するアイドルの死をめぐる奇怪な話「岡田有希子・怪伝説最終章」、「アニメ・マンガの怖い話」特集では恐るべき地震との関連が浮かび上がる「ミンキーモモ 悪魔の最終回」、鳥山明のモンスターヒット作をめぐる黒い話「ドラゴンボール封印と実写版映画の知られざる舞台裏」、あるキャラクターと実在の人物をめぐる意外な符合「涼宮ハルヒのモデルは角川春樹だった?」、裏話ではなく実際にオカルト的な怖さが感じられる「映画版デビルマン 祟りの深遠」、作品からは想像がつかない病的な裏の顔が怖い「某有名マンガ家の猫殺しの纏わる怖い噂」、実録ホラーコレクション「血塗られた恐怖の記録」特集では刀に纏わる怖い話「実録・呪われた刀」、現役鉄道員が語る裏業務報告書「鉄道の怖い話」、ある田舎町で起きた奇妙な因縁話「すけくら」、精神病院怪奇譚「蜘蛛女」、山中で遭遇した恐怖「三脚」、有名心霊スポットと少女失踪未解決事件にまつわる話を突撃レポートした「大阪Iトンネルの幽霊」、ホラー作家・黒史郎氏自身に怪奇体験談「形見」、ある家に纏わる奇妙な話「一角」、特集以外の記事では歴史ミステリールポとして「フルベッキ写真に幕末の英傑たちは写っていなかった」、実話怪談集「超-1コレクションvol.3」に収録されていた衝撃エピソードを漫画化した「直腸内異物」、ホストに1000万貢いだ女性へのインタビューを収録した平山夢明の「カルマの国のアリスたち」、孤高のホラー漫画家「日野日出志」インタビュー、各界著名人が推薦する「この恐怖映画がすごい!」変な絵馬を紹介した「日本珍奇絵馬見聞録」、ショートショートリアルホラーコレクション「奇っ怪通信」、殺人事件における血抜きや特殊な紐の結び方に着目した中から導き出された恐るべき真相「奇妙なキーワードから浮上する恐るべきシナリオ」、事件と自衛隊施設とのつながりに着目した「怪奇事件がなぜ自衛隊基地周辺で起こるのか?」、昭和初期に起こった猟奇事件のルポ「増淵倉吉事件」、後半のグラビアページでは様々なお札を紹介した「魅惑なるおふだの世界」、遺品整理業者を取材した「死に触れる人々」、突然変異の超稀少種猫のレポート「神の化身と呼ばれた猫」、心霊写真の検証「恐怖写真」、かっての有名超能力者のセミナーを取材した「ユリ・ゲラーに会ってきた!」、昭和初期を騒がせた死のう団事件にまつわる話「日本怪人列伝 江川桜堂」といった感じの構成。
記事全体の印象でいうとネタの選択的にはビートルズやミンキーモモ、フルベッキ写真、オオカミ少女、岡田有希子、増淵倉吉事件など以前他のミリオン系雑誌や他社のオカルト系雑誌で読んだ事があるような記事も結構あったが、同じネタを扱っていてもさらに突っ込んだ調査で詳しく書かれていたり、フルベッキ写真にいたっては以前「不思議ナックルズ」で明治天皇替玉説と関わった話などを載せていながらも、今度はそこに写っている人物たちが実は言われているような幕末の英傑ではなく何でそういう話が広まったのか?というさらに違う視点で追求しているのが面白い。
また裏ビデオや岡田有希子の話はテレビで見えているものとは全く違う芸能界という闇の世界の恐ろしさを垣間見るような記事だし、同じく漫画家の猫殺しの話も栄光の裏側にある狂気を感じさせるような恐ろしさがある。
涼宮ハルヒと角川春樹の共通点の話はちょっとブラックながらなかなか笑えて面白かったが★
それにしても駄作と周囲から聞いていて未だ観てなかった映画版「デビルマン」の背後にそんな恐ろしい話があったとは驚かされたし、逆にどんな酷い作品かちょっと観てみたい(笑)
「この恐怖映画がすごい!」では松江哲明が紹介していた「ビデオ版あなたの知らない世界」が気になったが、「あなたの知らない世界」といえば初期のものに関して言うと私も小学校時代昼間放送ながらそのやり過ぎな恐怖演出にかなり怖かった覚えがあるが、後になるほど大して怖くなくなってイマイチになってしまって残念に思った・・・今となってはあの初期のかなり強烈な再現VTRをどこかで是非DVD化して欲しいとも思うが・・・。
他には三宅隆太推薦の「トワイライトゾーン 幻の宇宙船」や安里真里推薦の「インパルス!暴走する脳」も気になったりで映画好きにはこういう記事は嬉しい♪
「奇っ怪通信」は凄く短い話ながら結構ゾッとするものがあって、どちらかというと幽霊が出てくる話というよりは「ホクロ」や「尾頭付き」、「友情」みたいに現実の人間の悪意を感じさせる話が怖かったし、「THEアクシデント」みたいな宇宙人ネタも話中に出てきたその瓶が今も存在するなら見てみたい好奇心にかられる・・・・。
「奇妙なキーワード」は一見バラバラな事件に意外な共通点があるという部分から独特の説が展開していくのが面白いが実際こういう真相が隠されているとすると本当に恐ろしい話だし、今後起こるであろう大事件の被害者やその関係者に医療関係者が含まれているとすれば何らかの意図が隠されているのかも?とも思ってしまう。
それから今回最も印象に残った記事特集としては「血塗られた恐怖の記録」であるが、特に「三脚」は東京伝説的なリアルな怖さと意味不明な人間狂気を感じさせる強烈な怖さがあったし、「蜘蛛女」も精神病院という特殊状況や登場する怪異な物体の独特な形状や壮絶な患者の過去などがなかなかショッキングで驚かされた。
また「Iトンネルレポート」もさらにこの時どういう怪奇な状況だったのかが気になってこの状況が映っているというDVD「怪談新耳袋殴り込み!2」が早く観たくなったし、黒史郎氏の「形見」の話は内容的には以前「スタジオボイス」の記事で読んだ気がするが改めて読んでもやはりかなりな不気味さ。
今回も私好みなオカルトとタブーいっぱいな怪奇とミステリーな記事満載で満足だったし、今から10月発売の次号にも期待が膨らむ♪
今回の内容としてはグラビアページとして「日本魔界紀行、「ザ・ビートルズという世紀のトリック」、「ケンタッキーフライドチキン 美味さの秘密」という感じに始まり、」、「あぶない噂の真相」FILE特集では芸能界の黒い都市伝説「あの有名タレントの裏ビデオは実在した」、ある秘密結社との関係を思わせる「民主党・鳩山代表が見せた謎のサイン」、カリスマ霊能者に纏わる怪伝説「呪われたダイヤに魅入られた宜保愛子」、野生児伝説の真実「オオカミ少女は存在しなかった」、80年代を代表するアイドルの死をめぐる奇怪な話「岡田有希子・怪伝説最終章」、「アニメ・マンガの怖い話」特集では恐るべき地震との関連が浮かび上がる「ミンキーモモ 悪魔の最終回」、鳥山明のモンスターヒット作をめぐる黒い話「ドラゴンボール封印と実写版映画の知られざる舞台裏」、あるキャラクターと実在の人物をめぐる意外な符合「涼宮ハルヒのモデルは角川春樹だった?」、裏話ではなく実際にオカルト的な怖さが感じられる「映画版デビルマン 祟りの深遠」、作品からは想像がつかない病的な裏の顔が怖い「某有名マンガ家の猫殺しの纏わる怖い噂」、実録ホラーコレクション「血塗られた恐怖の記録」特集では刀に纏わる怖い話「実録・呪われた刀」、現役鉄道員が語る裏業務報告書「鉄道の怖い話」、ある田舎町で起きた奇妙な因縁話「すけくら」、精神病院怪奇譚「蜘蛛女」、山中で遭遇した恐怖「三脚」、有名心霊スポットと少女失踪未解決事件にまつわる話を突撃レポートした「大阪Iトンネルの幽霊」、ホラー作家・黒史郎氏自身に怪奇体験談「形見」、ある家に纏わる奇妙な話「一角」、特集以外の記事では歴史ミステリールポとして「フルベッキ写真に幕末の英傑たちは写っていなかった」、実話怪談集「超-1コレクションvol.3」に収録されていた衝撃エピソードを漫画化した「直腸内異物」、ホストに1000万貢いだ女性へのインタビューを収録した平山夢明の「カルマの国のアリスたち」、孤高のホラー漫画家「日野日出志」インタビュー、各界著名人が推薦する「この恐怖映画がすごい!」変な絵馬を紹介した「日本珍奇絵馬見聞録」、ショートショートリアルホラーコレクション「奇っ怪通信」、殺人事件における血抜きや特殊な紐の結び方に着目した中から導き出された恐るべき真相「奇妙なキーワードから浮上する恐るべきシナリオ」、事件と自衛隊施設とのつながりに着目した「怪奇事件がなぜ自衛隊基地周辺で起こるのか?」、昭和初期に起こった猟奇事件のルポ「増淵倉吉事件」、後半のグラビアページでは様々なお札を紹介した「魅惑なるおふだの世界」、遺品整理業者を取材した「死に触れる人々」、突然変異の超稀少種猫のレポート「神の化身と呼ばれた猫」、心霊写真の検証「恐怖写真」、かっての有名超能力者のセミナーを取材した「ユリ・ゲラーに会ってきた!」、昭和初期を騒がせた死のう団事件にまつわる話「日本怪人列伝 江川桜堂」といった感じの構成。
記事全体の印象でいうとネタの選択的にはビートルズやミンキーモモ、フルベッキ写真、オオカミ少女、岡田有希子、増淵倉吉事件など以前他のミリオン系雑誌や他社のオカルト系雑誌で読んだ事があるような記事も結構あったが、同じネタを扱っていてもさらに突っ込んだ調査で詳しく書かれていたり、フルベッキ写真にいたっては以前「不思議ナックルズ」で明治天皇替玉説と関わった話などを載せていながらも、今度はそこに写っている人物たちが実は言われているような幕末の英傑ではなく何でそういう話が広まったのか?というさらに違う視点で追求しているのが面白い。
また裏ビデオや岡田有希子の話はテレビで見えているものとは全く違う芸能界という闇の世界の恐ろしさを垣間見るような記事だし、同じく漫画家の猫殺しの話も栄光の裏側にある狂気を感じさせるような恐ろしさがある。
涼宮ハルヒと角川春樹の共通点の話はちょっとブラックながらなかなか笑えて面白かったが★
それにしても駄作と周囲から聞いていて未だ観てなかった映画版「デビルマン」の背後にそんな恐ろしい話があったとは驚かされたし、逆にどんな酷い作品かちょっと観てみたい(笑)
「この恐怖映画がすごい!」では松江哲明が紹介していた「ビデオ版あなたの知らない世界」が気になったが、「あなたの知らない世界」といえば初期のものに関して言うと私も小学校時代昼間放送ながらそのやり過ぎな恐怖演出にかなり怖かった覚えがあるが、後になるほど大して怖くなくなってイマイチになってしまって残念に思った・・・今となってはあの初期のかなり強烈な再現VTRをどこかで是非DVD化して欲しいとも思うが・・・。
他には三宅隆太推薦の「トワイライトゾーン 幻の宇宙船」や安里真里推薦の「インパルス!暴走する脳」も気になったりで映画好きにはこういう記事は嬉しい♪
「奇っ怪通信」は凄く短い話ながら結構ゾッとするものがあって、どちらかというと幽霊が出てくる話というよりは「ホクロ」や「尾頭付き」、「友情」みたいに現実の人間の悪意を感じさせる話が怖かったし、「THEアクシデント」みたいな宇宙人ネタも話中に出てきたその瓶が今も存在するなら見てみたい好奇心にかられる・・・・。
「奇妙なキーワード」は一見バラバラな事件に意外な共通点があるという部分から独特の説が展開していくのが面白いが実際こういう真相が隠されているとすると本当に恐ろしい話だし、今後起こるであろう大事件の被害者やその関係者に医療関係者が含まれているとすれば何らかの意図が隠されているのかも?とも思ってしまう。
それから今回最も印象に残った記事特集としては「血塗られた恐怖の記録」であるが、特に「三脚」は東京伝説的なリアルな怖さと意味不明な人間狂気を感じさせる強烈な怖さがあったし、「蜘蛛女」も精神病院という特殊状況や登場する怪異な物体の独特な形状や壮絶な患者の過去などがなかなかショッキングで驚かされた。
また「Iトンネルレポート」もさらにこの時どういう怪奇な状況だったのかが気になってこの状況が映っているというDVD「怪談新耳袋殴り込み!2」が早く観たくなったし、黒史郎氏の「形見」の話は内容的には以前「スタジオボイス」の記事で読んだ気がするが改めて読んでもやはりかなりな不気味さ。
今回も私好みなオカルトとタブーいっぱいな怪奇とミステリーな記事満載で満足だったし、今から10月発売の次号にも期待が膨らむ♪

by lucifuge
| 2009-07-12 22:23
| 本/雑誌・増刊