Alice in The Reckless World |
先日終了した大阪でのグループ展「IFAAミニアチュール展」では出品作品の1つに童話「赤ずきん」を題材にした「赤ずきんの危険な誘惑」という作品を展示したのだが、見てくれた人からはわりあいに反応が良かったのでこういう「童話」をテーマに私なりの毒々しく邪悪な解釈で描くシリーズというのも面白いと思い、今度は「不思議の国のアリス」のイメージを私なりにダークに描いてみようと始めた。
イメージ的にはゴシック風装飾で彩られたチョッパーバイクに跨る魔性のアリスを中心にウサギのバイカーやトランプの怪物など所々アリス的キャラクターを感じさせる要素で埋める感じ。
本来この作品は9月に大阪のギャラリー・ベルンアートで行なわれる「新しい光展」に出品予定でDM掲載用として画像提出期限の先週土曜までに完成させる予定だったのだが、大き目の画面で調子に乗って色々細かく凝った描き込みをしてしまったため、ペース的に全く間に合わなくなって、結局木曜夜に一旦中止、そこから新たに小さいサイズでもう1枚描き始める事にした。
それが上画像のタイトル「真夜中のシンデレラ」であるが、シンデレラで描く場合のイメージは既に頭にあったのですぐに下描きを始め金曜の夜徹夜で何とか完成!
イメージ的には本来12時で魔法が解けてしまったシンデレラは元のみすぼらしい姿に戻ってしまうが、私的には魔法が解けて邪悪なシンデレラになってしまい、継母と姉たちを血祭りにあげ・・・みたいな毒々しいイメージで描いてみた。
最近こういった暗黒風童話シリーズを気に入っているので9月の展示では5点出品のうち主に童話テーマのものが多くなるかも?