2009年 08月 17日
ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:破 |
90年代中期に放送された社会現象化する程の人気を博したテレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」を新たに4部作構想の劇場版として作った「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版」シリーズ。
2007年に公開された第1作「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序」に続く第2作「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:破」を観た。
「エヴァンゲリオン」とは謎の生命体「使徒」に襲撃され危機に陥っている世界で汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオンのパイロットとして戦う少年少女たちの姿を描くストーリーであるが、「序」で元々のテレビシリーズとの違う展開を見せた後、ラストクレジット後の予告編ではさらなる新展開を期待させていたのでどうなるのかと凄く楽しみにしていた。
で、何気なく上映前の色んな予告編を観ていてウルトラマンが変身する時の音みたいなのが鳴ったと思って「新しいウルトラマン映画の予告?」とか一瞬思ったら実はそれが本編の始まり!
いきなり新キャラのメガネッ子キャラであるマリがエヴァンゲリオン5号機で激しい戦いをするシーンで度肝を抜かれた!
その後も式波と名前を変更された弐号機パイロットであるアスカの派手な戦いシーンとか飽きさせず見せるし、人間ドラマ面も初号機パイロットである主人公シンジと司令官である父親ゲンドウ、弐号機パイロットのレイや戦闘指揮官ミサトとの関係性の変化などもしっかり描かれていて良かったし、特に料理wめぐるレイやアスカの感情の変化などの描写が印象的だった。
それから新キャラであるマリのちょっと無茶苦茶なテンションもシンジたちとは対照的で物語に変化を与えていたし、この映画の見所である使徒との戦いシーンも迫力さだけでなく残虐なグロテスクさも持ち合わせた何か突き抜けるような異常な部分も他の似たジャンルのアニメとは一線を画した存在感を放っていたように思う。
そもそもエヴァンゲリオンというのは一見外見は巨大ロボットっぽいが中身は全く別物なバケモノ同然の存在で本当に異様だし、今回登場した使徒たちのデザインもいかにもモンスターといった風貌ではなく、まるで現代美術のオブジェかインスタレーションのような不可解な法則で作り上げられたイメージでそのミスマッチ感がヴィジュアル的にも面白かった。
またゼーレの本当の目的やゲンドウたちが何をしようとしているか、マリの謎の目的、そして初号機の「覚醒」というキーワードなど謎めいた部分も劇中多くあったり、テレビ版でも大きな役割を持っていたキャラクター「渚カヲル」が月にいる描写など今後これらがどう関わってくるのかというミステリー部分も観ていてワクワクさせる☆
それからテレビとは設定で大きな変更がなされた「参号機事件」ではその変更がさらなる衝撃を見せつけたり、クライマックスの「第10使徒」との戦いの描写ではとんでもない事になって終わるし、2作目にしてこの展開は一体どうなるんだ・・・?とまたまた次が気になってしようがない!
シリーズものだと続編になるほどダレていく感はあるが、この「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」はそんな事はなく益々テンションが上がっていくようで今回も十分文句無しの出来だった。
2007年に公開された第1作「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序」に続く第2作「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:破」を観た。
「エヴァンゲリオン」とは謎の生命体「使徒」に襲撃され危機に陥っている世界で汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオンのパイロットとして戦う少年少女たちの姿を描くストーリーであるが、「序」で元々のテレビシリーズとの違う展開を見せた後、ラストクレジット後の予告編ではさらなる新展開を期待させていたのでどうなるのかと凄く楽しみにしていた。
で、何気なく上映前の色んな予告編を観ていてウルトラマンが変身する時の音みたいなのが鳴ったと思って「新しいウルトラマン映画の予告?」とか一瞬思ったら実はそれが本編の始まり!
いきなり新キャラのメガネッ子キャラであるマリがエヴァンゲリオン5号機で激しい戦いをするシーンで度肝を抜かれた!
その後も式波と名前を変更された弐号機パイロットであるアスカの派手な戦いシーンとか飽きさせず見せるし、人間ドラマ面も初号機パイロットである主人公シンジと司令官である父親ゲンドウ、弐号機パイロットのレイや戦闘指揮官ミサトとの関係性の変化などもしっかり描かれていて良かったし、特に料理wめぐるレイやアスカの感情の変化などの描写が印象的だった。
それから新キャラであるマリのちょっと無茶苦茶なテンションもシンジたちとは対照的で物語に変化を与えていたし、この映画の見所である使徒との戦いシーンも迫力さだけでなく残虐なグロテスクさも持ち合わせた何か突き抜けるような異常な部分も他の似たジャンルのアニメとは一線を画した存在感を放っていたように思う。
そもそもエヴァンゲリオンというのは一見外見は巨大ロボットっぽいが中身は全く別物なバケモノ同然の存在で本当に異様だし、今回登場した使徒たちのデザインもいかにもモンスターといった風貌ではなく、まるで現代美術のオブジェかインスタレーションのような不可解な法則で作り上げられたイメージでそのミスマッチ感がヴィジュアル的にも面白かった。
またゼーレの本当の目的やゲンドウたちが何をしようとしているか、マリの謎の目的、そして初号機の「覚醒」というキーワードなど謎めいた部分も劇中多くあったり、テレビ版でも大きな役割を持っていたキャラクター「渚カヲル」が月にいる描写など今後これらがどう関わってくるのかというミステリー部分も観ていてワクワクさせる☆
それからテレビとは設定で大きな変更がなされた「参号機事件」ではその変更がさらなる衝撃を見せつけたり、クライマックスの「第10使徒」との戦いの描写ではとんでもない事になって終わるし、2作目にしてこの展開は一体どうなるんだ・・・?とまたまた次が気になってしようがない!
シリーズものだと続編になるほどダレていく感はあるが、この「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」はそんな事はなく益々テンションが上がっていくようで今回も十分文句無しの出来だった。

by lucifuge
| 2009-08-17 22:31
| アニメ/邦画