2009年 09月 01日
30デイズ・ナイト |
スティーヴ・ナイルズのグラフィックノベルを原作にジョッシュ・ハートネット主演で撮ったホラー映画「30デイズ・ナイト」を観た。
アラスカに実在する村「バロウ」は冬には氷点下30度という気候の過酷さだけでなく1ヶ月間太陽が1日中昇らなくなる「極夜」という期間があるという特殊環境・・・そのバロウで極夜に入る頃、村では犬が惨殺される事件が起き若き保安官エバンが捜査にあたる中、バーでは不審な男が絡んでいるのをエバンが逮捕、その男は不敵に笑いながらもうすぐ村に何者かがやってくると告げる・・・そして男の話は現実となり何者かの集団に村人が次々襲撃されて・・・といったストーリー。
まあネタばらししてしまうと「吸血鬼」モノのホラー映画なのだがいかにも吸血鬼のためにあるような村の設定と閉じ込められた状況がスリリングなドラマを生んでるし、吸血鬼のヴィジュアルや見せ方も非常に凶悪で恐ろしく最近の「トワイライト」みたいなキバがなく人間と恋愛するような美形でヤワなヴァンパイアなど一蹴しそうな迫力でホラー好きにとってはこれぞ求めていたまさに「モンスター」という感じのヴァンパイアで観ていて気持ち良い!
なので当然ヴァンパイアたちのヴィジュアルはキバだらけに獣っぽさのある顔と不気味だし、残虐度も過激で襲撃は血だらけだし、仲間をなるべく増やさないために首を切断するという行為は結構グロい!
しかも切った生首を棒に刺してるシーンがあってちょっと漫☆画太郎のおバカな漫画に良く出てくるグロシーンを思い出したり(笑)
それから雪で真っ白い村の地面がヴァンパイアたちのの襲撃でどんどん赤く染まっていく様子も絵的にシュールで好きな感じだった。
逆にエバン保安官たち人間たちのドラマも仲が悪くなっていたエバンとパートナーのステラが事件の中で再び愛情を取り戻すというベタな展開、噛まれてヴァンパイアになってしまった友人などを殺せるかという極限状況などこの手のホラーではありがちなパターンだったがテンポの良い演出はサスペンス面、ドラマ面うまく融合して楽しめたし、ラストのエバンの「ある決断」はダークヒーロー系の漫画にありそうなネタながら状況的にはピッタリな選択で面白かった。
それから雪上ブルトーザーを使ったヴァンパイアとの戦いもなかなか過激で巨大ノコギリで切断されたり轢き殺し、ショットガンで銃殺されるヴァンパイアの描写などスプラッター度抜群だったし、近年まれに見る激しいヴァンパイアホラーだったが、何か映画全体としてヴァンパイアというよりヴァンパイアの見せ方や人間たちの心理ドラマ面などゾンビ映画に近い印象も受けた。
まあ「噛まれると変異」というパターンはヴァンパイアもゾンビも共通だし、どちらも「死人」でそう大差はないのかもしれないが、知能や身体能力的にはヴァンパイアの方が怪物として上で脅威な存在でそれが集団で襲ってくるとなったらとんでもないし、この映画はそういう状況をリアルにホラーエンターティメントとして結構うまく見せていたように思う。
最近のホラーな存在から外れてしまってきたような大人しいヴァンパイア映画が不満な人には是非お薦めしたい作品!
アラスカに実在する村「バロウ」は冬には氷点下30度という気候の過酷さだけでなく1ヶ月間太陽が1日中昇らなくなる「極夜」という期間があるという特殊環境・・・そのバロウで極夜に入る頃、村では犬が惨殺される事件が起き若き保安官エバンが捜査にあたる中、バーでは不審な男が絡んでいるのをエバンが逮捕、その男は不敵に笑いながらもうすぐ村に何者かがやってくると告げる・・・そして男の話は現実となり何者かの集団に村人が次々襲撃されて・・・といったストーリー。
まあネタばらししてしまうと「吸血鬼」モノのホラー映画なのだがいかにも吸血鬼のためにあるような村の設定と閉じ込められた状況がスリリングなドラマを生んでるし、吸血鬼のヴィジュアルや見せ方も非常に凶悪で恐ろしく最近の「トワイライト」みたいなキバがなく人間と恋愛するような美形でヤワなヴァンパイアなど一蹴しそうな迫力でホラー好きにとってはこれぞ求めていたまさに「モンスター」という感じのヴァンパイアで観ていて気持ち良い!
なので当然ヴァンパイアたちのヴィジュアルはキバだらけに獣っぽさのある顔と不気味だし、残虐度も過激で襲撃は血だらけだし、仲間をなるべく増やさないために首を切断するという行為は結構グロい!
しかも切った生首を棒に刺してるシーンがあってちょっと漫☆画太郎のおバカな漫画に良く出てくるグロシーンを思い出したり(笑)
それから雪で真っ白い村の地面がヴァンパイアたちのの襲撃でどんどん赤く染まっていく様子も絵的にシュールで好きな感じだった。
逆にエバン保安官たち人間たちのドラマも仲が悪くなっていたエバンとパートナーのステラが事件の中で再び愛情を取り戻すというベタな展開、噛まれてヴァンパイアになってしまった友人などを殺せるかという極限状況などこの手のホラーではありがちなパターンだったがテンポの良い演出はサスペンス面、ドラマ面うまく融合して楽しめたし、ラストのエバンの「ある決断」はダークヒーロー系の漫画にありそうなネタながら状況的にはピッタリな選択で面白かった。
それから雪上ブルトーザーを使ったヴァンパイアとの戦いもなかなか過激で巨大ノコギリで切断されたり轢き殺し、ショットガンで銃殺されるヴァンパイアの描写などスプラッター度抜群だったし、近年まれに見る激しいヴァンパイアホラーだったが、何か映画全体としてヴァンパイアというよりヴァンパイアの見せ方や人間たちの心理ドラマ面などゾンビ映画に近い印象も受けた。
まあ「噛まれると変異」というパターンはヴァンパイアもゾンビも共通だし、どちらも「死人」でそう大差はないのかもしれないが、知能や身体能力的にはヴァンパイアの方が怪物として上で脅威な存在でそれが集団で襲ってくるとなったらとんでもないし、この映画はそういう状況をリアルにホラーエンターティメントとして結構うまく見せていたように思う。
最近のホラーな存在から外れてしまってきたような大人しいヴァンパイア映画が不満な人には是非お薦めしたい作品!

by lucifuge
| 2009-09-01 23:02
| 映画/洋画