物語の表現展~4人の画家による |
この展覧会は大竹茂夫さん、市川伸彦さん、水野恵理さん、生駒泰充さんの4人の幻想系画家が「物語」をイメージして描いた様々な作品を展示したものでそれぞれに独自の個性を発揮した作品全24点が見られる。
今回の大竹さんの作品は最近のとは少し雰囲気が違うような聖書的テーマを題材にした感じの作品で大竹さんなりのアレンジがされた魔女狩りの拷問具みたいなものや悪魔がいたりと面白い♪
また童話的で優しい雰囲気がある水野さんの作品や、幻想的な風景を色んな形で見せる生駒さんの作品、そして私的に一番興味を惹かれたのが超細密で異形の世界が展開される市川さんの作品でその画面に描かれた世界の中に何が潜んでいるのか、どんな意表をつく奇妙なものが存在しているのか色々と探したくなる面白さがあって、そういう画面の中に色んなものがいるというのは私の作品にも共通する部分があるし絵を楽しんだのは勿論、参考にもなった。
この日はパーティがあったので作家さんたち全員が在廊しており、大竹さんや市川さん、生駒さんともお話させていただいた他、今回初めて水野さんともお話させていただいて色々珍しい話も聞けたし、会場で売っていた今年市川さんが青木画廊から出された画集も市川さんのミニイラストとサイン入りのものを入手出来たのだが、これは帰ってからじっくり見てみて「やはり凄い!」と思わせる充実した作品集だったし、この画集が幻想絵画好きなら持っておいて決して損はないと思う。