2009年 11月 14日
スペル |
「スパイダーマン」のサム・ライミ監督の最新作「スペル」を観た。
銀行の融資係をしているクリスティンはある日ガーナッシュと名乗る不気味な老婆から不動産ローンの返済延長を頼まれるが自らの出世への野心から上司に決断力がある所を示そうと実際は可能な延長をきっぱり断る・・・だがその途端老婆は態度を豹変しクリスティンを襲撃、老婆は警備員に追い出されるも再び駐車場で彼女を襲い、その時「何かまじないのような事」を行なって姿を消す・・・その後クリスティンの周囲で奇妙な事が起こり始め・・・・といったストーリー。
老婆の逆恨みによって恐ろしいスペル(=呪い)をかけられる主人公クリスティンの状況も恐ろしいが、そこに一見順調にキャリアを重ね人生を歩んでいるように見えるも実は周囲から疎外感を持つクリスティン自身とそれを何とかして打開しようとする彼女の野心が老婆への仕打ちにつながってしまったという「後ろめたさ」を感じさせる部分が人間持つ欲や悪意をうまく表現していたり、呪いによって呼び覚まされた悪霊ラミアとの40年来の因縁を持つ霊媒師の存在や呪いを解くためにクリスティンが行なう「最後の決断」などストーリー展開的に結構みごたえがある感じ。
また監督が今でこそ「スパイダーマン」のサム・ライミであるがホラーファンにとってはホラー史に残る名作「死霊のはらわた」を作った男が久々に手掛けるホラーはかなりな期待作品だったし、さすが見せ方もかなり緊張と緩和を巧みに使ったウマさで観ていて何度もギョッとさせたし、入れ歯から糸引いてたりゲロ出したり汚らしくグロテスクな逆恨み老婆もビジュアルもかなりなインパクトで実際あんなバアさんに恨まれたらと思うと恐ろし過ぎる!
また目玉がポコッと飛び出るシーンなど「死霊のはらわた2」でのコミカルな演出を思わせるギャグシーンも含まれていたり久々にライミらしいホラー世界を堪能できた。
それにあのラストは本当にホラーらしいラストのオチというか、数々の前フリがうまく活かされて「そこにそうつながったか!」と思わせたし結構満足♪
ただちょっと昔より映像的に小綺麗になってしまった感もあるが。
銀行の融資係をしているクリスティンはある日ガーナッシュと名乗る不気味な老婆から不動産ローンの返済延長を頼まれるが自らの出世への野心から上司に決断力がある所を示そうと実際は可能な延長をきっぱり断る・・・だがその途端老婆は態度を豹変しクリスティンを襲撃、老婆は警備員に追い出されるも再び駐車場で彼女を襲い、その時「何かまじないのような事」を行なって姿を消す・・・その後クリスティンの周囲で奇妙な事が起こり始め・・・・といったストーリー。
老婆の逆恨みによって恐ろしいスペル(=呪い)をかけられる主人公クリスティンの状況も恐ろしいが、そこに一見順調にキャリアを重ね人生を歩んでいるように見えるも実は周囲から疎外感を持つクリスティン自身とそれを何とかして打開しようとする彼女の野心が老婆への仕打ちにつながってしまったという「後ろめたさ」を感じさせる部分が人間持つ欲や悪意をうまく表現していたり、呪いによって呼び覚まされた悪霊ラミアとの40年来の因縁を持つ霊媒師の存在や呪いを解くためにクリスティンが行なう「最後の決断」などストーリー展開的に結構みごたえがある感じ。
また監督が今でこそ「スパイダーマン」のサム・ライミであるがホラーファンにとってはホラー史に残る名作「死霊のはらわた」を作った男が久々に手掛けるホラーはかなりな期待作品だったし、さすが見せ方もかなり緊張と緩和を巧みに使ったウマさで観ていて何度もギョッとさせたし、入れ歯から糸引いてたりゲロ出したり汚らしくグロテスクな逆恨み老婆もビジュアルもかなりなインパクトで実際あんなバアさんに恨まれたらと思うと恐ろし過ぎる!
また目玉がポコッと飛び出るシーンなど「死霊のはらわた2」でのコミカルな演出を思わせるギャグシーンも含まれていたり久々にライミらしいホラー世界を堪能できた。
それにあのラストは本当にホラーらしいラストのオチというか、数々の前フリがうまく活かされて「そこにそうつながったか!」と思わせたし結構満足♪
ただちょっと昔より映像的に小綺麗になってしまった感もあるが。
by lucifuge
| 2009-11-14 23:13
| 映画/洋画