REC[レック] |
消防署の密着取材を行なっていた女性レポーターとカメラマンは「人が建物に閉じ込められている」という通報で消防士たちとともに現場に向かう・・・しかしそこでは異常な事態が起こりはじめ・・・といったストーリー。
最初は何気ない感じで始まり、一体どういう恐怖を見せてくれるのかと思っていたら、突如起こる異常な状況にパニック化する登場人物たち、しかも外部からは封鎖され「一体何が起こっているのか?」理解できない上、危険な空間に閉じ込められるというまさに「ホラー」な展開はスリリングだったし、異常事態の元となった凶暴化し襲いかかってくる住民と噛まれた人間も同じようになってしまうというまるでゾンビのような謎の症状、飼い犬が病気にかかった話、この建物が元は冷戦時の核避難施設だったという話などから事態のカラクリを想像させるかと思えばさらにその先にオカルト的要素を含む真相が用意されていたりと1時間15分の作品ながら実に充実した内容と怖さでかなりな満足度だった★
映画の見せ方としては「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」や「クローバー・フィールド」、日本でいえば「ノロイ」のような<フェイク・ドキュメンタリー>の手法を取っているが、こういう系の作品はリアル感を求めるがゆえに情報をハッキリ表示させなかったり結構うやむや感が残るのが多い中、この「REC」はドキュメンタリー手法を活かしたリアルなパニック描写だけでなく謎に絡むミステリー部分もしっかり作られているのが好きな感じ☆
1がこんなに面白いならこちらでも今月末やっと公開が決まった続編「REC2」も凄く期待出来そう♪