2009年 11月 25日
怖い噂の真相 |
昨日発売になったミリオン出版発行の「怖い噂の真相」を読んだ。
この本は世の中のオカルト現象やや未解決事件などを独自の視点で考察、追及した雑誌「不思議ナックルズ」やその後継誌である「怖い噂」の記事の再録・再編集版であるが、構成としては「モルモットとして育てられる子供たち」、「人体実験と731部隊」、「富士見産婦人科病院事件」といった記事がある第1章「病院の怖い話」、「凶悪事件はなぜ国道17号線で頻発するのか?」、「六本木ヒルズの呪い」、「人が次々と死んでゆく町」、「心霊写真殺人事件」といった記事がある第2章「日本怪奇事件簿」、「禁断の秘祭~アカマタ・クロマタ」、「実録エクソシスト」、「呪われた隔離病棟」、「消えたゲームディレクターとMIB」などといった記事がある第3章「都市伝説・恐怖の真相」、「飯島愛・怪死と芸能人秘密クラブの黒い霧」、「テレサ・テンは生きている」、「尾崎豊 覚醒剤偽装殺人疑惑」などの記事がある第4章「怪死の真相」、「人肉鍋事件の悲劇」、「封印された猟奇事件の真相」、「スナッフフィルムを入手せよ!」など漫画で様々な怪奇話を見せる第5章「恐怖漫画」、「八王子スーパーナンペイ事件」、「世田谷一家四人殺害事件」の記事がある第6章「未解決事件」、「TDLと創価学会」、「空手バカ一代と仮面ライダーに隠された陰謀」、「日本に実在した暗殺部隊」といった記事が並ぶ第7章「タブーの真相」、「悲劇の生き人形」、「14人目の名前」、「小屋に隠された禁忌」など本当にあった恐ろしい話を集めた第8章「実録怪談」といった内容。
「不思議ナックルズ」から読んでいるファンとしてはほとんどの記事は読んだ事があったが、改めてまた読んでみるとゾッとしたりさらに謎が深まったりする面白さもあるし、第1章で読んだ「モルモットとして育てられる子供たち」は以前「漫画実話ナックルズ増刊」で漫画化されたのを読んだ事があるが、テキスト版だとさらに詳細な内容が書かれており、その悲惨な病院の現状には酷いを通り越して異常としか思えない恐ろしさがある。
また「富士見産婦人科病院事件」、「美容整形の恐怖」、「死体を玩ぶ異常者たち」といった記事は医療業界の狂った内情を垣間見るような話で、本来人間の病を治すという良き場であるはずの病院が実は異常性癖者と金にまみれた守銭奴が跋扈する地獄のような場所だったと思うと病気になってもあんまり近寄りたくない・・・・。
第2章では全部読んだ事がある記事だったが、「六本木ヒルズの呪い」の話は改めて読んでも不可解で不気味。
第3章で特に気になったものは「実録エクソシスト~悪魔の生贄にされた少女」でその残酷で衝撃的な内容には驚かされし、一見普段普通の生活を過ごしているような人が実は裏でそういうカルトに所属していてとんでもない事をやってるかもしれないと考えたらかなり怖い!
また「関東某所に今も存在する呪い村」の記事は21世紀になっても変わらず昔ながらの呪い行事を密かに続ける村の存在というのが何ともミステリアスで興味を惹かれたし、「呪詛人形に込められた怨念」はいくら平安時代の考古学的貴重な遺物だからといって本来危険な呪いの人形を博物館で普通に展示しているというのが何かちょっと滑稽だったし、地元なのでちょっと見に行こうかな~とも思わせる好奇心をそそる記事だった。
第4章ではやはり飯島愛の怪死が今だにひっかかるし、記事で言われているような事も実際にありそうと思うが、話的には「可愛かずみ自殺事件の不都合な真実」が全く別視点のオカルト的解釈から事件を捉えていた点が面白い。
第5章の漫画もほとんど読んだ事があったが「スナッフフィルムを入手せよ!」はかなり興味深かったし、日本のAVメーカーが一時「本物」を作ろうとしていたなんて話が出てきたのにはかなり驚いた!
第6章ではやはり「世田谷一家四人殺害事件」が気になる所だが、こういう国益との関係性から「解決不能事件」にされてしまうものは日本という国家が世界に対してもっと変革しない限り今後も増えていくかもしれない。
第6章では「日本に実在した暗殺部隊」という話が特に興味を惹かれたが、記事からすると非合法ながら国にとってはこういう組織は必要なように思うし、アメリカとの関係性から行革の名の下に解体されてしまった組織の最後は何とも無念な感じ。
第8章も読んだ事があるのがほとんどだったが、「小屋に隠された禁忌」はその地域ならではの特殊な風習と怪奇現象が交錯して非常に不気味だったし、結局何でそんな事が起こるのか全くわからないという不可解さも怖い!
「不思議ナックルズ」と「怖い噂」のピックアップ総集編的内容ながらそれぞれの記事はかなりな高濃度で迫ってくる感じで読んでいてゾクゾクさせたし、結局原因がわからなかったり解決しない事というのは想像力を膨らませてちょっと作品に活かせそうなイメージも浮かんだりとかなり充実した1冊だった☆
この本は世の中のオカルト現象やや未解決事件などを独自の視点で考察、追及した雑誌「不思議ナックルズ」やその後継誌である「怖い噂」の記事の再録・再編集版であるが、構成としては「モルモットとして育てられる子供たち」、「人体実験と731部隊」、「富士見産婦人科病院事件」といった記事がある第1章「病院の怖い話」、「凶悪事件はなぜ国道17号線で頻発するのか?」、「六本木ヒルズの呪い」、「人が次々と死んでゆく町」、「心霊写真殺人事件」といった記事がある第2章「日本怪奇事件簿」、「禁断の秘祭~アカマタ・クロマタ」、「実録エクソシスト」、「呪われた隔離病棟」、「消えたゲームディレクターとMIB」などといった記事がある第3章「都市伝説・恐怖の真相」、「飯島愛・怪死と芸能人秘密クラブの黒い霧」、「テレサ・テンは生きている」、「尾崎豊 覚醒剤偽装殺人疑惑」などの記事がある第4章「怪死の真相」、「人肉鍋事件の悲劇」、「封印された猟奇事件の真相」、「スナッフフィルムを入手せよ!」など漫画で様々な怪奇話を見せる第5章「恐怖漫画」、「八王子スーパーナンペイ事件」、「世田谷一家四人殺害事件」の記事がある第6章「未解決事件」、「TDLと創価学会」、「空手バカ一代と仮面ライダーに隠された陰謀」、「日本に実在した暗殺部隊」といった記事が並ぶ第7章「タブーの真相」、「悲劇の生き人形」、「14人目の名前」、「小屋に隠された禁忌」など本当にあった恐ろしい話を集めた第8章「実録怪談」といった内容。
「不思議ナックルズ」から読んでいるファンとしてはほとんどの記事は読んだ事があったが、改めてまた読んでみるとゾッとしたりさらに謎が深まったりする面白さもあるし、第1章で読んだ「モルモットとして育てられる子供たち」は以前「漫画実話ナックルズ増刊」で漫画化されたのを読んだ事があるが、テキスト版だとさらに詳細な内容が書かれており、その悲惨な病院の現状には酷いを通り越して異常としか思えない恐ろしさがある。
また「富士見産婦人科病院事件」、「美容整形の恐怖」、「死体を玩ぶ異常者たち」といった記事は医療業界の狂った内情を垣間見るような話で、本来人間の病を治すという良き場であるはずの病院が実は異常性癖者と金にまみれた守銭奴が跋扈する地獄のような場所だったと思うと病気になってもあんまり近寄りたくない・・・・。
第2章では全部読んだ事がある記事だったが、「六本木ヒルズの呪い」の話は改めて読んでも不可解で不気味。
第3章で特に気になったものは「実録エクソシスト~悪魔の生贄にされた少女」でその残酷で衝撃的な内容には驚かされし、一見普段普通の生活を過ごしているような人が実は裏でそういうカルトに所属していてとんでもない事をやってるかもしれないと考えたらかなり怖い!
また「関東某所に今も存在する呪い村」の記事は21世紀になっても変わらず昔ながらの呪い行事を密かに続ける村の存在というのが何ともミステリアスで興味を惹かれたし、「呪詛人形に込められた怨念」はいくら平安時代の考古学的貴重な遺物だからといって本来危険な呪いの人形を博物館で普通に展示しているというのが何かちょっと滑稽だったし、地元なのでちょっと見に行こうかな~とも思わせる好奇心をそそる記事だった。
第4章ではやはり飯島愛の怪死が今だにひっかかるし、記事で言われているような事も実際にありそうと思うが、話的には「可愛かずみ自殺事件の不都合な真実」が全く別視点のオカルト的解釈から事件を捉えていた点が面白い。
第5章の漫画もほとんど読んだ事があったが「スナッフフィルムを入手せよ!」はかなり興味深かったし、日本のAVメーカーが一時「本物」を作ろうとしていたなんて話が出てきたのにはかなり驚いた!
第6章ではやはり「世田谷一家四人殺害事件」が気になる所だが、こういう国益との関係性から「解決不能事件」にされてしまうものは日本という国家が世界に対してもっと変革しない限り今後も増えていくかもしれない。
第6章では「日本に実在した暗殺部隊」という話が特に興味を惹かれたが、記事からすると非合法ながら国にとってはこういう組織は必要なように思うし、アメリカとの関係性から行革の名の下に解体されてしまった組織の最後は何とも無念な感じ。
第8章も読んだ事があるのがほとんどだったが、「小屋に隠された禁忌」はその地域ならではの特殊な風習と怪奇現象が交錯して非常に不気味だったし、結局何でそんな事が起こるのか全くわからないという不可解さも怖い!
「不思議ナックルズ」と「怖い噂」のピックアップ総集編的内容ながらそれぞれの記事はかなりな高濃度で迫ってくる感じで読んでいてゾクゾクさせたし、結局原因がわからなかったり解決しない事というのは想像力を膨らませてちょっと作品に活かせそうなイメージも浮かんだりとかなり充実した1冊だった☆
by lucifuge
| 2009-11-25 21:21
| 本/コンビニ本