2009年 12月 15日
実験室KR-13 |
「テキサスチェーンソー・ビギニング」のジョナサン・リーベスマン監督が撮ったサスペンス映画「実験室KR-13」を観た。
何かの実験施設に赴任してきた人間観察のエキスパートであるエミリーはアル実験についての観察と意見を求められる・・・それは医療治験のバイトでこの施設にやってきた3人の男性トニー、クロフォード、ポールと1人の女性ケリー・・・彼等は実験室に通されそこで簡単なペーパーテストをするが、その後実験を主導する専任のドクターが入ってきて少しの説明の後開始の合図とともに彼は突然ケリーの頭を銃で撃ちぬいた・・・といったストーリー。
「MKウルトラ」とは何なのか?次に死ぬのは誰なのか?実験はどういう人間を選ぶ為のものだったのか?という緊張感が緩まない展開の中で数々の謎が明かされていく様子は映像的には地味ながらジワジワくるサスペンス的面白さがある。
1970年代に実際にアメリカでCIAが行なっていたという「洗脳実験」を題材にそのあまりにも非人道的な研究ゆえ中止されていた実験が「9.11テロ」以降国家防衛の名のもとに秘密裏に再び行なわれていた・・・というような「事実」を背景にしたテーマの危険さはさる事ながら、この映画で描かれるその陰湿的ともいえる詳細で具体的なプロセスと計算し尽くされたある状況によって簡単に人間の精神や思考は壊れ、操られてしまうという事実、国家の名のもとに人命など何とも思わない権力側の歪んだ思考など、単にバイトに行ったつもりがこんな悲惨な目に遭うなんて想像するだけでも不幸過ぎるし、動機が不可解だったり実際納得いかないような何だかオカシイ事件が目につく今の時代に「ありそう」と思わせる怖さがあった。
また予想を覆す最後の生き残り人物の選ばれた理由や、場合によっては続編も作れそうな救いのないラストは私的には好きな感じ★
何かの実験施設に赴任してきた人間観察のエキスパートであるエミリーはアル実験についての観察と意見を求められる・・・それは医療治験のバイトでこの施設にやってきた3人の男性トニー、クロフォード、ポールと1人の女性ケリー・・・彼等は実験室に通されそこで簡単なペーパーテストをするが、その後実験を主導する専任のドクターが入ってきて少しの説明の後開始の合図とともに彼は突然ケリーの頭を銃で撃ちぬいた・・・といったストーリー。
「MKウルトラ」とは何なのか?次に死ぬのは誰なのか?実験はどういう人間を選ぶ為のものだったのか?という緊張感が緩まない展開の中で数々の謎が明かされていく様子は映像的には地味ながらジワジワくるサスペンス的面白さがある。
1970年代に実際にアメリカでCIAが行なっていたという「洗脳実験」を題材にそのあまりにも非人道的な研究ゆえ中止されていた実験が「9.11テロ」以降国家防衛の名のもとに秘密裏に再び行なわれていた・・・というような「事実」を背景にしたテーマの危険さはさる事ながら、この映画で描かれるその陰湿的ともいえる詳細で具体的なプロセスと計算し尽くされたある状況によって簡単に人間の精神や思考は壊れ、操られてしまうという事実、国家の名のもとに人命など何とも思わない権力側の歪んだ思考など、単にバイトに行ったつもりがこんな悲惨な目に遭うなんて想像するだけでも不幸過ぎるし、動機が不可解だったり実際納得いかないような何だかオカシイ事件が目につく今の時代に「ありそう」と思わせる怖さがあった。
また予想を覆す最後の生き残り人物の選ばれた理由や、場合によっては続編も作れそうな救いのないラストは私的には好きな感じ★

by lucifuge
| 2009-12-15 23:27
| 映画/洋画