PECHU作品展~あるふぁべっと |
そもそもこの展覧会を知ったきっかけは、たまたまつけていた朝のテレビ番組でこの展覧会をされているPECHUさんが紹介されていて、その作品の装飾性や細密さに加え、何と使っている画材がペン画に関しては私と同じハイテックのボールペンというので興味が湧いて、これは是非とも実物が見たいのと同じ画材でここまで本格的にやってる画家さんはこれまで会った事がないのでもし会場におられるなら話してみたいと思った。
今回の展示作品はアルファベットをテーマにという事なのだが、通常の黒のみの表現と違って実に様々な色のハイテックボールペンを使って(基本画面構成的には1作品につき2色)描かれており、色のペンを使った事がない私にはかなり新鮮で刺激になったし、装飾表現に関しても凄く様々な紋様が複雑に組み合わされていて見ていて白抜きのセンスの良さなど見ていて飽きないし、アルファベットテーマ作品に関しては複雑な紋様の羅列ながら実に個性的で、不思議で幻想的な世界だった。
色のハイテックは本当に面白そうだったので近いうちに試しで描いてみたい!
後で聞くとアルファベットの文字それぞれに何らかの英語をイメージして描いたというのもあったらしく、それを想像して改めて見てみると違う印象で見えたり、自分ならこのアルファベットでどんな言葉をイメージするか?とか(大体ダークで悪趣味なものばかりが浮かんだが:笑)、そういう楽しみ方も出来る作品だった。
私の好みで言えばモチーフ的に同時展示されていた以前の「金魚」テーマの作品や「宇宙」テーマの作品が何かモチーフ的なものを象りながら内部は複雑な装飾構成が成されていてかなり気に入ったし、展示作品ではないがPECHUさんのスケッチブックに描かれた過去作品や現在進行形の作品、意外に人物や唐獅子モチーフの作品もあったりとどんどん世界の広がりを感じさせて面白かった☆
他にもPECHUさんと色々お話させていただいたが、テレビ出演や取材の際の話も興味深かったし、展示作品の洗練された美しさとは違って実はホラーとかグロテスクなものも好きというので意外に私と趣味が合って話が盛り上がって楽しかったし、PECHUさん制作の今回のイ展示作品とは全くイメージの違う油彩とかグロイ立体作品の写メも見せていただいたり、この人がもしダーク要素でこういう装飾的作品をやったらどうなるのか?とかも思ってしまった。
いつかそういうのも見てみたい!
次回は2月にキューピー人形に装飾画を施したある意味異様な作品の展示もされるそうなのでこちらも期待できそう♪