エロス&タナトス CAVE collection |
この展覧会を企画されたCAVE氏は澁澤龍彦や金子國義、山本六三ともゆかりが深い方で以前こだま美瑠兎さんの個展に行った際にたまたま知り合ったのだが、今回の展覧会は彼と関わりがある様々な作家の作品の貴重なコレクションを展示したものとなっている。
まず金子國義の初期の作品をはじめ、山本六三の版画、レオノール・フィニの版画、澁澤龍彦の生原稿やサイン本、アルフォンス井上の版画、谷敦志の写真などに加え、直接知り合いの作家ではこだま美瑠兎さんの作品も展示されていた。
金子氏の作品は手足が切断されて何か頭部に刺さってるようなグロい絵もあり意外だったし(以前会った時に私の絵を見せたら金子氏は「こういう怖いのは僕は描かないな~。もっとカワイイのが好き」って言ってたのに)、フィニの作品の持つ独特の魅力的なフォルムに目を奪われたり、それぞれ貴重な実物が展示されていたのは本当に良いものを見せてもらえたと思う。
展示品は販売されているのだが、その中に金子氏の1967年に行なわれた青木画廊での初個展のサイン入りパンフがあって本や画集よりむしろこういうものの方が残っていなくてレアそうだったし、私でも買える値だったので買っておいた☆
その後CAVE氏たちと二次会に言ったのだがとても言えないような澁澤、金子、三島由紀夫などに関するディープな話や(会場ではGUNS'N ROSESのアクセルの危ない話も聞いたが)CAVE氏がコロンビアにいた時のヤバイ話を聞かせてもらったり、CAVE氏だけでなく他の方々も物凄く濃い話題で盛り上がっていて飲み会としてはちょっと今まで経験した事ないような驚きの連続の席だった。
でもこういう特異な体験をされた方本人からそういう話を聞かせてもらうのは実体験なりのリアルさとか面白さが感じられるし、良い刺激にもなって楽しかった。