2010年 02月 02日
オーシャンズ |
飛行する鳥に併走し撮影したドキュメンタリー映画「WATARIDORI」のジャック・ペラン監督が今度は「ディープブルー」のように海の世界をテーマに撮った自然ドキュメンタリー映画「オーシャンズ」を観た。
この映画は「海とは?」と問う少年に対して海洋学者が答えるという導入で様々な海に関わる生物の姿を見せていく構成で展開していくが、イワシの群れを狙うイルカやサメ、クジラ、海上からはカツオドリがこれでもかと喰いまくる様子はまさに「喰うか喰われるか」の壮絶な世界だったり、陸近くの浅瀬までアザラシを襲撃しにくるシャチの執念や卵からかえったばかりのウミガメを幼子といえ容赦なくついばむウミドリの姿も自然の非情さを見せてくれてなかなか面白い☆
一見美しい自然は実はハードな殺し合いの世界というのを感じさせる映像は素晴らしい☆
またまるで怪獣のようなウミイグアナやザトウクジラ、イトマキエイ、ウバザメ、奇怪な姿をしたムラサキダコやエチゼンクラゲ、ウミウシなどが大画面を動く姿は大自然が生み出したクリーチャーが暴れ回る「リアル怪獣映画」とも思える映像で迫力満点!
それからあまりにも巨大なシロナガスクジラの映像から大型原子力潜水艦を連想させたり、イトマキエイが泳ぐ姿はまるでステルス機で人間の発想する機会の形のベースにこういう自然がつながってきてるのかも?とも思ったりした。
他には大型のカニであるオオカイカムリが歩く姿は「ロボコップ」のED-209に似た印象を受けたり、クモガニの大群は「スターシップトゥルーパーズ」のバグ軍団そのままといった感じでSFやモンスター映画好きにはちょっと気になる嬉しいシーンもある。
私が特に印象に残ったのはシャコとカニの戦いシーンでガシャガシャ動きながら格闘しシャコのパンチが炸裂する瞬間はなかなか興奮した☆
数多くの不可思議な海の生物の貴重な映像がここまで揃うとかなり見ごたえがある♪
しかしながら途中に挿入されていたアジア系っぽい漁師がサメのヒレだけとって海に捨てたり、クジラを狩ったりするシーンは自然保護の名の元にアジア系人種に対する攻撃的プロパガンダの意図が隠されているようで嫌な感じだったし、しかもラストに「劇中傷つけられた生物は特殊映像処理によるもので実際は傷つけていません」って・・・本物の映像を売りにしてるはずの自然ドキュメンタリーでわざわざそういうシーンにそういう加工が施されているのが何か変だし違和感がある。
以前温暖化問題を追及した「不都合な真実」を観た時は何の予備知識もないまま観たので鵜呑みにしていたが、あれを推進していたゴア含めて後で色々胡散臭い情報も知ったり怪しい感じだし、何かそういう強引なメッセージ部分に関してはこの映画も疑問が残るが、通常は見られないような生物の奇想天外な姿の数々を見る分には申し分なく楽しめるのでそういう部分ではお薦めな作品だと思う。
この映画は「海とは?」と問う少年に対して海洋学者が答えるという導入で様々な海に関わる生物の姿を見せていく構成で展開していくが、イワシの群れを狙うイルカやサメ、クジラ、海上からはカツオドリがこれでもかと喰いまくる様子はまさに「喰うか喰われるか」の壮絶な世界だったり、陸近くの浅瀬までアザラシを襲撃しにくるシャチの執念や卵からかえったばかりのウミガメを幼子といえ容赦なくついばむウミドリの姿も自然の非情さを見せてくれてなかなか面白い☆
一見美しい自然は実はハードな殺し合いの世界というのを感じさせる映像は素晴らしい☆
またまるで怪獣のようなウミイグアナやザトウクジラ、イトマキエイ、ウバザメ、奇怪な姿をしたムラサキダコやエチゼンクラゲ、ウミウシなどが大画面を動く姿は大自然が生み出したクリーチャーが暴れ回る「リアル怪獣映画」とも思える映像で迫力満点!
それからあまりにも巨大なシロナガスクジラの映像から大型原子力潜水艦を連想させたり、イトマキエイが泳ぐ姿はまるでステルス機で人間の発想する機会の形のベースにこういう自然がつながってきてるのかも?とも思ったりした。
他には大型のカニであるオオカイカムリが歩く姿は「ロボコップ」のED-209に似た印象を受けたり、クモガニの大群は「スターシップトゥルーパーズ」のバグ軍団そのままといった感じでSFやモンスター映画好きにはちょっと気になる嬉しいシーンもある。
私が特に印象に残ったのはシャコとカニの戦いシーンでガシャガシャ動きながら格闘しシャコのパンチが炸裂する瞬間はなかなか興奮した☆
数多くの不可思議な海の生物の貴重な映像がここまで揃うとかなり見ごたえがある♪
しかしながら途中に挿入されていたアジア系っぽい漁師がサメのヒレだけとって海に捨てたり、クジラを狩ったりするシーンは自然保護の名の元にアジア系人種に対する攻撃的プロパガンダの意図が隠されているようで嫌な感じだったし、しかもラストに「劇中傷つけられた生物は特殊映像処理によるもので実際は傷つけていません」って・・・本物の映像を売りにしてるはずの自然ドキュメンタリーでわざわざそういうシーンにそういう加工が施されているのが何か変だし違和感がある。
以前温暖化問題を追及した「不都合な真実」を観た時は何の予備知識もないまま観たので鵜呑みにしていたが、あれを推進していたゴア含めて後で色々胡散臭い情報も知ったり怪しい感じだし、何かそういう強引なメッセージ部分に関してはこの映画も疑問が残るが、通常は見られないような生物の奇想天外な姿の数々を見る分には申し分なく楽しめるのでそういう部分ではお薦めな作品だと思う。
by lucifuge
| 2010-02-02 23:34
| 映画/洋画