2010年 02月 06日
シェラ・デ・コブレの幽霊 |
兵庫・新長田にある神戸映画資料館まで映画「シェラ・デ・コブレの幽霊」を観に行ってきた。
以前の日記にも書いたがこの映画は40年以上前に作られるも怖すぎてお蔵入りとなり、その後海外向けにフィルムが売られ日本でも1967年に初テレビ放映があったらしいがフィルムの版権問題などで未だソフト化されておらず「幻のホラー」として伝説化した存在だったのを、去年「探偵ナイトスクープ」でこの映画がとりあげられた事で私も初めて知り興味を持っていたのだが、なかなか一般には観る機会がなくモヤモヤ状態だったのを12月に行った六本木のホラーバー「TRICK OR TREAT」で店主であるD・ZOMBIE館長から「ちょうど秘密上映会があって観てきた」と聞いて羨ましいと思っていたらこの上映会に参加していた友人のNさんが不思議SNSの日記で今回の神戸での上映会情報を告知していて私もうまく観るチャンスに恵まれた。
で、いよいよ上映会に行ったのだが、会場である神戸映画資料館に行くのは初めてで入ってみるとカフェ形式の作りの中、昔の名作映画ポスターや映像機器などが色々置いてあり、その奥に小規模のシアターがある。
時間がきてシアター内に入るとこの映画の持ち主で映画評論家の方がこのフィルムを手に入れたいきさつなど解説をされ、その後いよいよ上映!
映画のあらすじとしては建築家でアマチュア心霊探偵でもあるネルソンの元に資産家マンドール家の妻ヴィヴィアが毎晩夫が不可解な無言電話に悩まされているという話を聞く・・・実は1年前に夫の母が死んでおり、その母は生前生きたまま埋葬される事を恐れて、たとえ自分が死んでも地下墓地のフタは開けたまま、手の届く所に息子の部屋への直通電話を引くよう遺言して亡くなったらしい・・・やがてネルソンは調査を開始するがヴィヴィアとともに地下の石室に入ったところ謎の亡霊に遭遇し・・・・といった感じ。
石室にあった十字架に書かれた謎のメッセージ、ネルソンが過去に関わった事件にまつわる絵の一つ「シェラ・デ・コブレの伝道協会」、怪しい老家政婦ポーリーナの存在、亡霊の正体など会場でもらった解説チラシを読むとミステリアスな要素がいっぱいでじっくり観たら面白そうなのだが、実はこの上映は字幕がついてないので観ていて大体のニュアンスしかわからずどちらかというとホラーとしては映像と音に集中して観ていたので、残念ながらそういうストーリー上本来の面白い部分はあまり味わえなかった。
映像に関しては亡霊のヴィジュアルや不気味な音の作り方など当時としては結構ショッキングな作りをしていたとは思うが、今の感覚で観たらハッキリ言ってそんなに大した事ない印象。
ただこういう映画がこの時代にあった事実はホラー映画の歴史の中では大きいと思うし、そういう意味ではなかなか観られない伝説的作品を目に出来た機会は凄く貴重だったと思う。
現在DVD化実現に向けても色々動きがあるらしく、その際には改めてちゃんと台詞の意味をわかって観てみて本来の作品の面白さが実感出来たらと思うし、是非とも実現してほしい!
こういう小規模の上映会は何年か前に観に行ったカルト邦画「少女椿」や「追悼のざわめき」の上映会以来だったが、集まる人も企画側も普段行く映画館とはまた違うマニアックな雰囲気があったり面白いし、また何か興味をそそるような幻の作品が上映されるような機会に出会えるなら足を運んでみたいと思う。
そういえば映画資料館から駅への帰り道、公園に巨大な「鉄人28号」があったのを見たがテレビで話題になってた実物大鉄人28号がある場所ってここだったのか!というサプライズもあった。
以前の日記にも書いたがこの映画は40年以上前に作られるも怖すぎてお蔵入りとなり、その後海外向けにフィルムが売られ日本でも1967年に初テレビ放映があったらしいがフィルムの版権問題などで未だソフト化されておらず「幻のホラー」として伝説化した存在だったのを、去年「探偵ナイトスクープ」でこの映画がとりあげられた事で私も初めて知り興味を持っていたのだが、なかなか一般には観る機会がなくモヤモヤ状態だったのを12月に行った六本木のホラーバー「TRICK OR TREAT」で店主であるD・ZOMBIE館長から「ちょうど秘密上映会があって観てきた」と聞いて羨ましいと思っていたらこの上映会に参加していた友人のNさんが不思議SNSの日記で今回の神戸での上映会情報を告知していて私もうまく観るチャンスに恵まれた。
で、いよいよ上映会に行ったのだが、会場である神戸映画資料館に行くのは初めてで入ってみるとカフェ形式の作りの中、昔の名作映画ポスターや映像機器などが色々置いてあり、その奥に小規模のシアターがある。
時間がきてシアター内に入るとこの映画の持ち主で映画評論家の方がこのフィルムを手に入れたいきさつなど解説をされ、その後いよいよ上映!
映画のあらすじとしては建築家でアマチュア心霊探偵でもあるネルソンの元に資産家マンドール家の妻ヴィヴィアが毎晩夫が不可解な無言電話に悩まされているという話を聞く・・・実は1年前に夫の母が死んでおり、その母は生前生きたまま埋葬される事を恐れて、たとえ自分が死んでも地下墓地のフタは開けたまま、手の届く所に息子の部屋への直通電話を引くよう遺言して亡くなったらしい・・・やがてネルソンは調査を開始するがヴィヴィアとともに地下の石室に入ったところ謎の亡霊に遭遇し・・・・といった感じ。
石室にあった十字架に書かれた謎のメッセージ、ネルソンが過去に関わった事件にまつわる絵の一つ「シェラ・デ・コブレの伝道協会」、怪しい老家政婦ポーリーナの存在、亡霊の正体など会場でもらった解説チラシを読むとミステリアスな要素がいっぱいでじっくり観たら面白そうなのだが、実はこの上映は字幕がついてないので観ていて大体のニュアンスしかわからずどちらかというとホラーとしては映像と音に集中して観ていたので、残念ながらそういうストーリー上本来の面白い部分はあまり味わえなかった。
映像に関しては亡霊のヴィジュアルや不気味な音の作り方など当時としては結構ショッキングな作りをしていたとは思うが、今の感覚で観たらハッキリ言ってそんなに大した事ない印象。
ただこういう映画がこの時代にあった事実はホラー映画の歴史の中では大きいと思うし、そういう意味ではなかなか観られない伝説的作品を目に出来た機会は凄く貴重だったと思う。
現在DVD化実現に向けても色々動きがあるらしく、その際には改めてちゃんと台詞の意味をわかって観てみて本来の作品の面白さが実感出来たらと思うし、是非とも実現してほしい!
こういう小規模の上映会は何年か前に観に行ったカルト邦画「少女椿」や「追悼のざわめき」の上映会以来だったが、集まる人も企画側も普段行く映画館とはまた違うマニアックな雰囲気があったり面白いし、また何か興味をそそるような幻の作品が上映されるような機会に出会えるなら足を運んでみたいと思う。
そういえば映画資料館から駅への帰り道、公園に巨大な「鉄人28号」があったのを見たがテレビで話題になってた実物大鉄人28号がある場所ってここだったのか!というサプライズもあった。
by lucifuge
| 2010-02-06 23:34
| 映画/洋画